剪定鋏のメンテナンス|ピカピカハサミで剪定準備

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています
もふもふ農園

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「剪定鋏のメンテナンス」です。果樹の栽培をされている方は剪定作業が必須となります。剪定には剪定鋏を使いますが、メンテナンスはしっかり行っていますか?汚れたまま剪定をしているのであれば…問題かもしれませんよ。

今回の記事ではメンテナンスの必要性・剪定鋏のメンテナンス方法を中心にまとめていきます。記事内では実際に私が使用したメンテナンスグッズ愛用の剪定鋏の紹介もしていきます。メンテナンスをしっかり行うと道具に対する愛着が出たり、切れ味を保てたりしますので是非やってみてください。

メンテナンス後は写真のようにピカピカになりました。しっかり研ぎと仕上げも行ったので切れ味もばっちりです。柑橘類の剪定が今から楽しみです!

剪定鋏のメンテナンス

最初はメンテナンスの必要性から説明していきます。汚れた状態でも剪定できますが、効率が悪くなってしまいます。効率が悪い=やりにくい、切れ味が悪いから買い替える。そんな思考になると余計な出費となってしまいます。

では、最初に今回メンテナンスを行う剪定鋏の状態を見ていきましょう。

こちらが愛用の剪定鋏、ライオン印のLOWE(レーヴェ)です。柑橘類の剪定で大活躍し、冬の剪定でも枝をバッサリ切れて大満足の剪定鋏です。剪定した時に樹液などで汚れてしまって見た目も悪くなっていますね。これで1シーズンの剪定後の汚れです。ちなみにこの鋏は一般的な剪定鋏よりも少し高価ですが切れ味が良く、コスパの良い一品です。

今回は剪定鋏のメンテナンスですので剪定の話は出てきませんが、過去の投稿で剪定記事を投稿しています。私の初剪定の話であまり参考にならないかもしれませんが、柑橘の剪定に興味があればこちらの記事も読んでみてください。

インスタグラムの投稿でもこの剪定鋏を使用されている方が多い印象があり、人気も高そうです。

メンテナンスの必要性

メンテナンスの作業説明をする前に、なぜ行う必要があるのかを伝えていきます。

一つ目の必要性は「作業性」です。汚れた鋏や錆びた鋏を想像すれば分かりますが、作業性は確実に悪くなります。剪定時に大きな力を入れなければ枝を切れなかったりします。要は「切れ味」ですね。メンテナンスをせずに使い続けた剪定鋏は徐々に切れ味が悪くなっていきます。

日常的に使うハサミでも同じことが言えますね。紙を切ったりテープを切ったりしたハサミは刃の部分に汚れがたまって切りにくくなりますね。その場合、汚れを落とすと切りやすくなります。同じように剪定鋏も汚れを落とすことによって切りやすく、作業性の向上に繋がります。

切れ味の悪くなった状態で剪定を続けるのと、メンテナンスをしっかり行った鋏で剪定を行うのでは同じ時間でも作業量が変わってきますし、その差は後々大きな差となります。

二つ目の必要性は「剪定時の負担」です。先ほどの切れ味とかぶる部分がありますが、汚れや錆で切れ味の悪くなった鋏で枝を切るとどうなるか、想像できますか?切れ味の良い状態であればスパッと枝が切れますが、錆びた状態では潰して切るような切り口になってしまいます。加えて汚れや錆が切り口について植物にとって良くない状態となってしまいます。

以上の事からメンテナンスはしっかりと行った方が良いと言えますね。

メンテナンス:クリーナー

ここからは実際のメンテナンス手順を説明していきます。最初は汚れを落とす「クリーナー」です。剪定鋏に付着した樹液などの汚れは頑固な汚れのため、水で洗うだけではほとんど落ちません。専用の刃物クリーナーを使って汚れを落とすことをおすすめします。

ホームセンターやネットでは多くの刃物クリーナーが販売されています。基本的に剪定鋏のクリーナーを買って使用すれば問題ありませんが、今回は私が使っているクリーナーを紹介しておきます。

ちなみに今回使うグッズはこちらになります。

使用する順番はクリーナーを使って汚れを落とし、刃の研磨と仕上げで切れ味を向上させ、剪定鋏の稼働部分に油をさしてメンテナンス完了の流れです。どれも安価で購入でき、長く使えますので1セット揃えておいて間違いないと言えます。

今回使ったクリーナーは「アルスの刃物クリーナー」です。剪定鋏の刃にクリーナーを吹きかけて拭き取るだけでしっかり汚れが落ちます。強いアルカリ性ですので手の保護にゴム手袋などを使用することを推奨します。保護具なしでメンテナンスするとすぐに手が荒れてしまうので注意しましょう。

スプレータイプで簡単に全体に液体をかけることができます。スプレーした直後から汚れが落ちるのが分かります。それだけ汚れを落とす力が強いため取り扱い注意です。

数分したら乾いたタオルなどで拭きます。黒っぽい汚れがつきますのでメンテナンス専用のタオルを準備すると良さそうですね。

アルスの刃物クリーナーを使用した結果がこちらです。

最初の状態と比べると一目瞭然です。これだけでもメンテナンスした!汚れを落とした!と言えますが、今回はまだ終わりません。次は剪定鋏を研磨して切れ味をより高めていきます。

メンテナンス:研磨

「研磨」と聞くと難しそうに聞こえますが、今回紹介するものは簡易的なグッズのため簡単に研磨ができます。

今回使用したのは「千吉の刃物シャープナー」です。研ぎと仕上げ部分が分かれており、誰でも簡単に研磨ができます。

研ぎ部:超硬タングステン・仕上部:仕上用砥石1000番手となっており、研いだ後に仕上げを行います。写真で説明すると黒い部分が研ぎ部で白い部分が仕上げ部です。

やり方としては研ぎ部のエッジを刃に当てて10回程度研ぎ、最後にバリを取ります。これは文章で説明するよりも商品ページやパッケージに記載されている図を見た方が分かりやすいです。

簡易的なものですが、スペースを取らず置き場に困らないため1本持っておきたいグッズと思います。使用用途も剪定鋏だけでなく鎌などにも使えるそうなので今後、他の農業道具も研磨したいと思います。

メンテナンス:保護油

汚れを落として、研磨したら最後の仕上げは保護油です。稼働部分を潤滑油で保護します。

剪定鋏の錆止めの意味合いもありますので仕上げはやっておきたいですね。

刃物用の潤滑油・錆止めグッズはたくさんあるので何を選んでよいか悩みそうですね。

私はこの「刃物椿」を選びました。選んだ理由は天然の椿油で剪定鋏以外に包丁や調理器具の手入れにも使えるそうです。天然成分にこだわったものを選びたいものです。

使用方法としては剪定鋏や乾いた布に少量つけて拭き取ります。可動部やバネのある場所を重点的に仕上げていきます。刃物椿を塗った場所は錆止め効果が期待できます。

まとめ

剪定鋏のメンテナンス習慣のない方はハードルが高いかもしれません。しかし「クリーナー」「研磨」「保護油」を全て行ったとしても15分程度で全て終わります。(私の場合)

汚れが落ちて綺麗になった剪定鋏は使うのが楽しみになります。モチベーションが上がるだけでなく、実際に切れ味が向上して作業効率も良くなります。

今回のメンテナンス後はこちらです。

新品!とはいきませんが、ピカピカになって大満足です。

剪定鋏を持っておられる方はメンテナンス習慣をつけてみてはどうでしょうか?集中して剪定する期間があるなら剪定期間後にメンテナンスして保管しておきましょう。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました