もふもふ農園の柑橘剪定|初心者がバッサリ切ってきた

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もふもふ農園

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「ポンカンの剪定」です。もふもふ農園のポンカンは約9割の収穫が終了しました。残っているポンカンは樹で熟したポンカンとなり、とても甘く美味しい状態です。

余談ですが、柑橘栽培では完熟前に収穫されることがほとんどです。収穫後に出荷されたり倉庫などで追熟させて出荷されたりしています。そんな中、樹上で完熟させてから収穫する栽培スタイルを選んでいる農家さんも一定数おられます。

樹上期間が長いと、病気にかかったり虫や鳥の被害確率も高まるため避けられがちですが、完熟した果実の味は別格です。手間がかかりますが私はこの栽培スタイルを目指したいと思っています。他の商品との差別化や付加価値を付ける意味でもあります。

さて、そんな柑橘栽培ですが、先日つーさんからポンカンハウスもらいました。

つーさん
つーさん

今後のポンカン作業は全部やれ。

そんなこんなで、今回は剪定を全く知らない初心者がポンカンの剪定を行った記事となります。(剪定に詳しい方、あたたかい目で見てやってください(笑))

柑橘の剪定初心者の方は安心してください。何も知らない私でもこれだけバッサリ剪定しました。失敗しても翌年に実がつきにくいだけです。失敗しても次頑張る!そんなスタンスで剪定しました。

ポンカンの剪定やってみた

とは言え、「剪定」をするので全く知識が無い状態ではダメです。情報収集をして最低限の知識を蓄えることにしました。

農業の指南書「現代農業」と身近な「YouTube」から情報を集めて、実践開始です。調べていくうちに人によって剪定方法が違うと感じ、1本を10分ほどで剪定を終えてしまう農家さんもいれば、数年先を見据えて樹形を整えるように剪定する農家さんもいました。

切るべき枝に関してもだいたいの認識は同じでも、残す選択をする場合もあり、このあたりの判断が難しそうと思います。

そもそも剪定時期に関しても3月頃と言われていたり、大掛かりな剪定でなければいつでも切って大丈夫と書かれていたり、ハウス栽培なら夏に切るとか惑わされるばかりです(笑)

情報を集めれば集めるほど訳が分からなくなってきたため、とりあえずやってみることにしました。

失敗しても翌年に実がつかなかったり、生育が遅れたりするくらいですのでまずは剪定してみることにしました。「百聞は一見に如かず」のように情報だけたくさんあっても実際に剪定するのでは経験値が違います。

剪定で切るべき枝

剪定で切るべき枝をいくつか紹介しておきます。何度も言いますが、私は剪定初心者ですので、素人の情報しか発信できません。本格的に剪定を知りたい場合は柑橘を知りつくしたプロの記事や動画で勉強してください(笑)

徒長枝(とちょうし)

上向きに長く伸びる枝「徒長枝」です。見ての通り、勢いがあります。徒長枝は養分を多く使って生長していくため付け根からバッサリと切り落とします。枝によっては1m以上のものもありました。

徒長枝により下の葉に光が当たらず枯れてしまったり光合成が行いにくかったりするため、どの農家さんも徒長枝は切ると言われていました。

枯れ枝

枯れている枝は残さずに切り落とします。メリットがなく、残しておいても病害虫の発生源になったり他の枝や葉の邪魔になるため全て切ります。

枯れ枝と同様に「病害虫の被害を受けた枝」も合わせて切り落とします。

立枝

立枝は日陰を作るだけですので全て切りました。柑橘の剪定で重要なことは日当たりをよくすることです。不要な枝を整理して日当たりを確保していきます。

切るべき枝の種類は多いですが、要は「日が当たるかどうか」です。茎や葉が重なり合って光合成できない状態を解消していくことが剪定の基本です。(切り戻し剪定により春枝を出したりもします。)

内向枝

主枝から内側をめがけて生えていく枝も不要です。考えれば分かりますが、内側で生長しても光合成しにくく、もし実が付いても収穫しにくいです。

このように全体を見て重なり合って混雑した場所を解消したり養分を優先的に吸い上げる枝を剪定したりします。

他にも垂れ下がった枝(下垂枝)を切り落としたり、実を収穫した枝を切り戻したりしましたが、このあたりはだいたいの感覚で剪定を行いました。

剪定後のケア

切り口には癒合剤や殺菌剤などと呼ばれる保護剤を塗っていきます。

剪定した切り口に表皮が作られるまでの間、枝を守ってくれる頼もしいアイテムです。細い枝を切った程度では塗らなくても良さそうですが、バッサリと切り落とした部分にはしっかりと塗っていきます。

保護剤には切り口から水分や養分が流れ出たり、雑菌などが入ることを防ぐ役割があります。

ちなみに写真の切り口が雑に感じませんか?本来はもっと内側でキレイに切るべきなんですが、その理由がこちらです。

のこぎり折れました…

剪定用ののこぎりを持っていればよかったのですが、普通ののこぎりで剪定してました(笑)買い替える口実ができたため、今後は剪定用を購入していきます。

ひとまず、これがポンカン剪定の内容となります。今後はデコポンやキンカンなども剪定の勉強をしていきます。ちなみにもふもふ農園のポンカンは50鉢ほどありますが、1日でだいたい20鉢ほど剪定しました。

剪定後のケアとして、保護剤に加えて堆肥をサークル状に追加しました。

これは剪定で弱ったポンカンの樹勢回復に効果があるらしく、堆肥をサークル状(もはや堆肥を入れただけに見える)に入れました。理屈としてはポンカンの根がスポット堆肥まで伸びて効率的に栄養を吸収し、樹勢回復に繋がるそうです。

まとめ

柑橘類は極論、何もしなくても実は付きます。もふもふ農園の露地栽培みかんはほとんど何もしていませんが実が付いています。しかし、病害虫が発生したり枝が込みあったりしていては良い実がつきません。

理想としては葉がしっかりと光合成できるように剪定し、必要に応じて花や蕾を摘み取り毎年品質の良い果実を収穫できるようにしたいと思います。

柑橘の剪定はこれからも勉強を続けていきます。花芽をつけるために切るべき枝を把握したり、摘蕾なども理解できるように頑張ります。

剪定は勢いが大事!特に徒長枝など不要と分かっている枝はバッサリ切ります!

後は切るか悩んだら、残したらいいと思います。細かい剪定はいつでもやって大丈夫ですので、やっぱり不要な枝だったと感じればその時切ればいいんです。

剪定で悩む時間はもったいない。悩むなら残す!とにかく手を動かす!そんな感じで剪定してました。

隔年結実と言う言葉がありますが、今年はポンカンが豊作だったため来年は不作になると思われます。管理をしっかりと行って来年以降は毎年安定した収穫を目指していきます。

※隔年結実:果樹の結実が多いとき(豊作)と極めて少ないとき(不作)を1年ごとに繰り返す現象のこと。果実を多く付けすぎると栄養分が不足して豊作と不作を繰り返す。

剪定に関しては柑橘全般が似ていますので、今後はレモン栽培の方で剪定の話をしていこうと思います。レモン栽培はスタートしたばかりで、まだ苗木の状態です。これからの生長に期待しつつ理想の樹形を目指して管理していきたいと思います。カテゴリー「レモン日記」のリンクを貼っておきますので、興味があればレモンも見ていってください。

最後に、看板犬のサブさんベストショットを紹介しておきます。

今年の冬は厳しく、寒いですね。サブさんも早朝は寒さで震えています。そんなサブさんに毛布をプレゼントしました。最初はあまり好まなかったようですが、今ではこの通り。

早朝のサブさんぽから帰宅したら、毛布にくるまってゆっくりしてます。気温が高くなるまでこの状態で寝ていることもあり、ついつい様子を見に行ってしまうほど可愛いサブさんです。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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