柑橘栽培の強敵すす病|カイガラムシをやっつけろ

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もふもふ農園

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「カイガラムシとすす病」です。柑橘栽培をしていると特に悩まされる問題ですね。最近では野菜に発生するカイガラムシも目立ってきたとの話を聞きますね…農作物にもダメージが大きいです。

もふもふ農園の柑橘栽培は「ポンカン」「デコポン」「キンカン」「レモン」「せとか」を栽培しています。そのうちポンカンとデコポンでカイガラムシが発生し、結果的にすす病も出ています。

今回の記事ではカイガラムシの話やすす病の話を中心にしていきます。記事内の写真にはカイガラムシが写っていますので虫が苦手な方は見ない・読まない方が無難です。こちらとしては書いた記事を読んで欲しいですけどね(笑)

先に1つだけ伝えておきますが、すす病で黒くなった果実ですが、問題なく食べることができます。この黒い粉のようなものは菌の胞子で洗えばほとんど取れます。すす病の菌も人体に影響がないです。とは言え…汚れが取り切れなかったものは売り場に並べても手に取られにくいです。

カイガラムシを完全に防ぐことは厳しくても早期発見・早期対策によりすす病の発生を最小限に抑えることは可能です。今後はより注意して確認していきます。

※今回はカイガラムシをずっと放置してきた結果、被害が拡大したデコポンで記事を書いていきます。今後、柑橘関係は私が管理していきますので病害虫被害はリセットしていきます。

カイガラムシとすす病

柑橘全体に黒いすすのようなものが付着しています。この黒いものは水などで洗えばほとんどが落とせます。黒いものの正体は「菌」です。しかし特別な菌ではなく、空気中に普通に存在しています。

空気中に普通に存在するならば、全ての柑橘や他の農産物にもすす病が発生するのでは?と思ってしまいますが、条件があります。もふもふ農園のデコポンでも約50鉢のうち5鉢程度にすす病が発生して収穫したデコポンが黒くなっています。

発生する条件の1つとしてカイガラムシなどの害虫が付き糞尿を出して、そこに菌が繁殖してすす病が出る。今回のデコポンではこのパターンです。

では、ここからは「カイガラムシ」「すす病」を少し詳しく説明していきます。

カイガラムシ

農業に携わったり園芸や柑橘栽培をしている人は知っていると思います。

あらゆる植物に付く強敵で、最近では野菜系にもカイガラムシ被害が出ているそうです。

カイガラムシと一括りで言っていますがその種類は多く、日本で確認されているだけでも400種類以上と言われています。被害範囲も日本だけでなく世界中でカイガラムシ被害が出ているほどメジャーな害虫です。世界的には7,300種類ほどいるそうです。

この白いやつが全てカイガラムシです…ゾッとします。カイガラムシは名前の通り、貝殻を背負ったような虫で、特徴としてはほとんど動きません(動けません)

このカイガラムシですが、植物の汁を吸って生きています。過去の記事ではアスパラガスの害虫スリップス(アザミウマ類)の話をしていますが、スリップスも汁を吸うタイプの害虫でした。

汁を吸われると言うことは果樹や野菜の養分が害虫にとられ、弱ってしまうことに繋がります。今回のデコポンで言うと、カイガラムシに養分を吸われて弱っていく(樹勢が落ちる)ため駆除する必要があります。

現状でもかなり被害が出ていますが、このまま放置しておくとずっと養分を吸われ続けて花が咲かなかったり、実が小さい(できない)、最悪枯れてしまいます。

今回はカイガラムシをできる限り取り除いてすす病を解消していきます。

カイガラムシを駆除するために真っ先に考えることは「薬」ですね。薬剤散布です。カイガラムシはメジャーな害虫ですので駆除する薬も豊富です。これが手っ取り早いのですが私はできるだけ他の手段を選びたいと思っています。又、成虫になったカイガラムシには薬剤は効きにくいと聞いたことがあります。

薬剤散布するならカイガラムシの幼虫が発生する時期ですね。

薬を使わない方法は後ほど伝えていきます。

すす病

すす病は空気中の菌やカビの一種で、通常は植物に付着しません。ある条件が重なると繁殖してすす病を引き起こしてしまいます。

ある条件とはカイガラムシなどの害虫です。カイガラムシが発生して、木から養分を吸い取ります。生き物ですので食べたら糞尿を出しますが、カイガラムシは動けませんのでそのまま下に垂れ流しです。下には茎や葉や果実があり、そこに糞尿が付着していきます。

このカイガラムシの糞尿に菌やカビが付着して繁殖する。これがすす病のメカニズムです。

すす病は人体には無害ですが、果樹にとっては大打撃です。

見ての通り、葉が黒いもので覆われています。植物は葉で光合成を行いますが、これでは光合成の効果が薄れて効率よく栄養が作れません…

光をうまく浴びれないため養分が作れない→木が弱る(樹勢が落ちる)

そして先ほども伝えましたが、カイガラムシが木の養分を吸う→木が弱る(樹勢が落ちる)ダブルパンチです。新しい綺麗な葉を出そうにも栄養分がないため出ない…悪循環が続いて最後は枯れてしまいます。

カイガラムシすす病は早期発見・早期対策が必要です。

早期発見・早期対策ができなかったもふもふ農園のデコポンですが、今回できる限りのことはやっていきます。

カイガラムシ・すす病対処

先ほども書きましたが、柑橘栽培では薬剤に頼らない栽培をできる限り行っていきたいと考えています。(どうしようもない時は使おうと思います)

ちなみにカイガラムシは年に3~4回発生するタイプの害虫で春~夏あたりが一番多く発生すると言われています。それを放置した結果が現在だと思われます。

カイガラムシは一回で卵を200個前後産むそうで放置すると爆発的に増えていきます。基本的に移動できないカイガラムシですが、幼虫状態では移動します。卵からふ化したカイガラムシは定住する場所を求めて移動し、貝殻をまとって動かなくなる。そんな特徴があります。(基本的に動けないと書いているのは成虫でも動けるタイプのカイガラムシがいるからです。ほとんどの種類は動けません)

うちのデコポンはビニールハウス栽培のため、比較的マシですが露地栽培だとカイガラムシの幼虫は風に乗って別の木に移動したりします。そこで成虫になり、多くの卵を産んで繁殖を続ける、すると果樹園全体にカイガラムシが広がって手遅れとなります。非常に厄介な害虫です。

すす病を発生させないためには原因となるカイガラムシの対処(防除)が必須で、ざっくりと4パターンの方法があります。「①カイガラムシを発生させないために幼虫発生時期に防除(薬剤散布)を行う」「②カイガラムシを捕食する虫を使う」「③物理的に取り除く」「④発生してしまったカイガラムシに薬剤散布」です。

今回は発生して被害が大きいため③か④ですが、薬剤は使いたくないため③の「物理的に取り除く」を選びました。

方法はこちらです。

カイガラムシを物理的に取り除くメジャーな方法は歯ブラシです。まぁ、だいたいの人が歯ブラシ使ってます(笑)かたいもので取り除くと木を傷つける原因となるため歯ブラシくらいがちょうど良いです。ちなみにツワモノは手袋で握りつぶすそうです…最終的に私もその方法を使いましたが、楽でした(笑)

カイガラムシは基本的に動けませんので落としたものはそのまま放置していきます。うちのデコポンは鉢栽培で、鉢の中に落ちたカイガラムシもそのままにしています。

結果

カイガラムシの発生したデコポン1鉢を頑張って綺麗にしました。コツコツと1か所ずつ歯ブラシでこすりました。

根気のいる作業で、見えている部分を終わらせて別の視点から見たらカイガラムシがびっしり…やってもやっても終わらない作業に雲行きが怪しくなってきました。

30分ほどかけて木の幹に張り付いていたカイガラムシを全て取り除き、私は気付きました。

茎や葉の裏までびっしりといたため諦めました(笑)

結論:カイガラムシが増えすぎて返り討ちにされた。

次の幼虫発生タイミングで薬剤散布を考えます…時には防除と言う選択も必要だと思いました…又、カイガラムシを捕食するハンター(カイガラムシの天敵)を入れることでも減少できるため、内容によっては検討していきます。

まとめ

柑橘栽培ではカイガラムシすす病に注意が必要です。カイガラムシは木に張り付いて養分を吸うため、栄養を取られた木は樹勢が落ちてしまいます。カイガラムシの糞尿には菌やカビが繁殖してすす病を引き起こします。すす病により葉が覆われて光合成が行いにくく、養分が作れず樹勢が落ちる。悪循環に繋がります。

早期発見・早期対策が必要で、発見が遅れると枯れる原因にもなります。

私のように極力薬品を使いたくない場合は歯ブラシで取ったり、手で握りつぶしたりして対処しましょう。もふもふ農園でも綺麗で高品質の果実ができるようにカイガラムシ対処を頑張ります。

余談ですが、柑橘ハウスを任されて、最近は剪定・追肥・そしてカイガラムシ対処を行っています。剪定初心者ですが、剪定記事もおすすめです。興味があればこちらも見ていってください。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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