ブドウ日記|育苗ハウス栽培で感じたこと書いてみた

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もふもふ農園

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「ブドウ日記」です。もふもふ農園では育苗ハウスの有効活用としてブドウを選び、ハウス内にブドウ棚を設置しました。2022年にブラックビートと言う品種を植え、枝を伸ばして誘引しました。

栽培2年目となる2023年はブドウに果実をつけようと考えました。摘果後8房の管理を行い、8月に全て収穫しました。私はブドウ栽培は素人で全て見よう見まねで管理してきましたが無事に収穫まで行うことができました。

今回の記事内では育苗ハウスでのブドウ栽培について感じたことをまとめていこうと思います。

個人的には育苗ハウスでのブドウ栽培はアリだと思います。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

育苗ハウスでブドウ栽培

まずはこちらをご覧ください。私が2022年に苗木を植えて2023年に収穫したブドウ(ブラックビート)です。

色もしっかりついて甘味もあり、美味しいブドウでした。食べていて糖度が気になったので計ってみると16.5度くらいでした。ネットでブラックビートの平均糖度を調べてみると16~17度くらいだそうで市販のブラックビートと遜色ないことが分かり嬉しかったです。

個人的にブドウ栽培は難易度が高く、手を出しにくい分類に入っていると感じていましたが実際に栽培してみて思ったよりも手間がかからず栽培でき、自信がつきました。

当然ながら販売されているブドウはもっと見た目や粒が揃っていて綺麗ですが、自宅で食べたり、友人への手土産あたりなら十分です。来年から少しずつ房の仕上げも勉強してより品質の良いブラックビートを作っていきたいと思います。

余談ですが、果樹栽培をしていると収穫した果実の糖度が気になるものです。過去の記事でコスパ最高の糖度計を紹介していますので興味があればこちらの記事も読んでみて下さい。

2023年の結果

2023年はブドウを8房収穫できました。房の管理は見よう見まねで摘粒もなんとなくです。

場所によってはスカスカした部分がありますが、おおむね満足いく仕上がりとなりました。

ブドウは整房・摘粒・摘房が重要でブドウの品質を左右しますが、特に販売予定はなかったので最初は感覚でやってみました。

いくつかの房はもっと歪な形になりましたが、食味は変わらず美味しかったです。

今後の目標は果物コーナーで売られているような美しい房に仕上げることとし、長期的に技術力を向上できるよう頑張ります。

この整房や摘粒がブドウ栽培の難関ポイントですので房の形にこだわらなければ初心者でも収穫を楽しむことができると思います。

2023年の病害虫

ブドウの病気や害虫はべと病、晩腐病、アザミウマなどがありますが、予防に重要なのが日当たりと風通しです。育苗ハウスで適切な管理をすれば病害虫の発生は大幅に減少することでしょう。

うちのブドウ栽培は2022年から始めましたが2023年8月現在、栽培期間中の農薬使用は0回でした。

農薬に頼らなくてもブドウはできる!これは大きな発見でした。

ちなみに私は適切な農薬使用による病害虫防除は良いと考えていますので農薬を使うからダメとか完全無農薬が良いと言うことではありません。

病害虫の発生により果実や樹が深刻なダメージを受けるのが分かっているなら農薬を使ってでも食い止めるべきだと思います。

ただ、使わなくても良いならわざわざ農薬散布をしなくてもいいのではないかと思います。

ブドウの品質

収獲したブドウはそれなりに良い品質だったと思います。

2023年はとりあえず不織布で袋掛けを行い、害虫の侵入や傷を予防しようと考えました。

市販のブドウ用袋は1枚10円くらいはします。うちが今回使ったものは不織布ネットを代用して1枚1円くらいです。不織布なので風通しがよく、日の光も入るため一応効果はあったと感じました。

来年は市販の果実袋を購入して不織布との違いを見たいと思います。

栽培して思ったこと

育苗ハウスでのブドウ栽培は個人的にメリット大だと思います。

特に大きかったことはブドウの管理面です。

風の影響を受けにくいハウス内での栽培は思ったようにツルの管理ができます。今年はブドウ棚の番線に沿って7本の枝を誘引して管理しました。

うちは同じツル系果樹でキウイフルーツを栽培していますが露地栽培のキウイは風の影響をモロに受けてツルの方向が定まりません。定期的にツルの位置を調整して麻紐で誘引する必要があります。

ハウス内ならほぼ思ったようにツルが伸び、誘引も楽です。管理がしやすく摘心や房の管理も露地よりやりやすいと感じました。

風の影響を受けにくいハウス栽培、これは検討の余地ありではないでしょうか。

ちなみに今年は昨年伸ばした主枝から7本の枝を選別して番線に沿って誘引した感じです。枝を出しすぎた感もあるので、冬の剪定ではここから2本に絞ってそれらを骨格となる主枝にしようと思います。

どれだけの枝を残せばいいか、来年はどう管理したらいいか、いろいろ考えることはありますがこれで生計を立てている訳ではありませんので楽しんで栽培を続けていきたいと思います。

まとめ

育苗ハウスでのツル系果樹栽培はおすすめできると思います。

今回はブドウを選び、苗木を植えて栽培を続けていますがキウイフルーツもアリかと思います。ただ、キウイは病害虫に強く露地でもたくましく成長していますので高級感のあるブドウの方が魅力的なのかもしれません。

特に販売する予定がないのであれば房の形や粒の大きさなどは関係ないので好きに管理できるのもいいですね。うちでは2年間の栽培で特に大きな問題は発生しておらず今のところは農薬不使用で栽培できています。果実も8房収穫でき、個人的には大満足です。

ちなみに、8房収穫はできましたが…これが…

不織布ネットはやはり弱いです。隙間から虫が侵入したのか卵を産み付けられたのか、中に小さな芋虫がいました。付近のブドウはもれなく廃棄しました。

それでも1房の8割ほどは食べられる状態でしたのでまだ許せます。来年は市販のブドウ袋をかけて様子をみたいと思います。

魅力的な育苗ハウスでのブドウ栽培、興味があれば実践してみてください。

全ての始まりはここから!最初のブドウ栽培が気になる方はこちらの記事も読んでみてください。

今回も最後まで読んで頂き感謝です。

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