こんにちは!管理人のすのうです。
今回のテーマは「柑橘栽培」です。もふもふ農園の柑橘ハウス紹介とその栽培方法を記事にしていきます。
最初に栽培種類と方法を確認しておきます。
もふもふ農園では「ポンカン」「デコポン」「キンカン」の3種類を「鉢」栽培しています。
これはサブローCEOの別荘「キンカンハウス」ですね。ビニールハウス1棟に約50個の鉢を置いて栽培しています。
柑橘3種類を3棟のビニールハウスで各50鉢、計約150鉢を管理しています。
収穫時期は秋~冬で、収入が減少してくるタイミングで柑橘収穫できるよう調整して収入源にしています。
安定した収入を目指す。
柑橘ハウスに「タヌキ」や「キツネ」、「ネコ」や「イタチ」が入り込んで悪さをすることがあったため、収穫時期以外はサブローCEOに住み込み警備をお願いしています。
では最初に「鉢」栽培のメリット・デメリットを勉強していきましょう。
「鉢」栽培のメリット・デメリット
メリット
鉢栽培の大きなメリットは「場所」と「管理」です。
鉢栽培のため、広いスペースを必要とせず、地面に植え付けた場合と比べて移動が楽です。土の入った鉢は重く移動は重労働ですが、地面からの掘り起こし・植え替えに比べて楽です。また、鉢栽培によって大きな木にならないため管理面が楽です。枝の選定や収穫の管理面でもメリットがあります。
鉢なので効率的に肥料や水やりができます。加えてもふもふ農園ではビニールハウス管理をしているので温度調節しやすく効率的な成長が望め・鳥害が少なく、虫の被害も早急に確認・対応ができます。
現状の柑橘類の平均的な高さは1.5m~2mで、手を伸ばせば届く高さです。
場所と管理。ここに大きなメリットがあります。
目線で実の生育状態・病害虫の有無を確認できるため、栽培効率がアップします。
デメリット
メリットは大きいですが、デメリットもあります。最初に思うデメリットは「水やり」です。鉢管理のため鉢内の保水管理が大変です。特にビニールハウス栽培では自然の雨も入らないので必要に応じて都度水やりの必要があります。
※後ほど解説しますが、もふもふ農園ではホースを使った一括保水を取り入れています。全体で150鉢の柑橘ハウス全て水やりするのは大変ですが、一括保水なら簡単です。
もう1つのデメリットは鉢管理です。「管理」これは先ほどメリットにあった管理とは別の管理です。
鉢内は肥料や土の状態が良好で雑草の無法地帯になります。
これは鉢に生えた雑草です。雑草の勢いがすごすぎて柑橘を覆っています。ビニールハウスの温度管理・鉢内の保水状態が良好なため雑草にとっても最高の環境です。この雑草を除去する定期的な作業が必要となります。
先ほどの写真から雑草を抜くとこうなります。この作業を「定期的」に「150鉢分」雑草除去を行う必要があります。
メリット・デメリットを確認したところで、もふもふ農園の代表的な柑橘3種類の特徴をみていきましょう。
もふもふ農園の柑橘種類
もふもふ農園では「ポンカン」「デコポン」「キンカン」の3種類をビニールハウスで栽培しています。1つずつ特徴をみていきましょう。
ポンカン
ポンカンはみかんの種類で濃い甘さとむきやすい皮が特徴です。大きさは6㎝~7㎝ほどで小ぶりなサイズです。
冬になるとポンカンの良い香りがハウスの中に広がります。B級品は家で美味しく食べています。
みかんより甘み・香りが強く濃厚です。皮は薄皮でむきやすいですが、中には種の気になるものもありますので食べるときは注意が必要です。
果汁は少なめでぱっと見はスカスカした感じですが、食べると甘みが広がります。
ポンカンはその品質の良さから様々な新品種の親となっています。
デコポン
「デコポン」の名前は熊本県果実連によって商標登録されています。
デコポンとしての決められた基準をクリアして、「デコポン」団体の傘下の農協だけがこの名前を使うことができます。逆に言えば、農協と取引の無い個人農家が栽培して販売したとしても「デコポン」の名前は使えません。
そんな厳しい基準のデコポンの特徴をみていきましょう。
デコポンは種がほとんど無いため食べやすい、ポンカン同様に甘みが強くそれでいて果汁も多いです。表皮をむいた後の実を包んでいる皮も薄く、そのまま食べることもできます。
形も特徴的で果実の先端がピコっと出ています。人気のある果実ですね。
そんなデコポンの収穫時期はハウス栽培で冬頃です。
キンカン
キンカンもみかんの仲間です。最初に柑橘類として紹介していますが、実際の分類上は「柑橘属」ではなく「金柑属」となっています。
大きな特徴は皮ごと食べられることです。味はマーマレードのような甘さと苦さがあります。
キンカンの産地は宮崎県が圧倒的に多いです。宮崎ブランド「たまたま」は有名ですね。
そんなキンカンの花言葉は「思い出」「感謝」です。いい花言葉です。
キンカンの花は夏頃に満開になります。もふもふ農園のキンカンも少しずつ花が咲いてきました。
キンカンは病害虫の心配が少ないとされています。そのため庭に植える柑橘種類の中では人気があります。
6月下旬に花が満開になりました。この時期は蜂が蜜を吸いにくるため危険エリアとなります。
では続いてもふもふ農園の柑橘栽培を見ていきます。
もふもふ農園の柑橘栽培
3種類の柑橘類、各50鉢×3ハウスで150鉢の管理は大変です。
水やりと草むしりだけでも重労働です。草むしりは定期的に行う必要がありますが、水やりは一括保水を取り入れています。
一括保水システム
これはサブローCEOが警備する「キンカンハウス」ですね。黒い大きいホースとそこから伸びる細いホースがあります。これが一括保水システムです。
細いホースの先は先の尖ったプラスチックに繋がっています。大本の保水レバーをひねると繋いでいる50の細いホースから水が出る仕組みになっています。
水が拡散されて広範囲に広がります。まんべんなく水やりができて保水状態もばっちりです。
1鉢ずつ水やりしていると時間と手間がかかります。最初にコストをかけてでも一括保水がおすすめです。
一括保水のデメリット
もふもふ農園では過去に動物被害が出ています。内容として細いホースを嚙み切られていました。
センサーにはタヌキが映っており対策が必要となりました。今後の計画として細いホースにカバーを付けることにしました。全150本に対策するのは大変です。ひとまずはサブローCEOにお願いします。
サブローCEOの住み込み警備によりキンカンハウスの被害は無くなりました。
ありがとうございます。
他のデメリットは「忘れ」と「躓き」です。保水のレバーを閉め忘れた場合、当然ながら水は出たままです。楽な面がある一方で忘れると大変です。躓きは想像の通り細いホースに躓きホースの接続部分が折れることです。この部分にデメリットを感じます。
まぁ当然メリットの効果が大きいな。
カラタチの枝
みかんなどの柑橘類を育てたことがある人は経験があるかもしれないです。
下からでた枝に無数のトゲが出ることがあります。
これは「接ぎ木」の台木から芽が出たものです。柑橘類の接ぎ木には「カラタチ」が多く使われます。
カラタチは中国原産のトゲの鋭い木です。この場合、トゲの出た枝は取り除く必要があります。本来は気付いた段階で取りますが、気付くのが遅かったため、ここまで成長していました。せっかく根から吸い上げた養分がカラタチの成長に使われてしまいます。
このトゲが非常に危険で、簡単に皮膚に食い込みます。トゲの部分をしっかり確認して取り除きましょう。ちなみにこのトゲは刈り取って枯らせても鋭いままで最後まで厄介です。
まとめ
もふもふ農園の柑橘栽培は「鉢」管理でした。手間のかかる水やりの作業を「一括保水」にして効率を考えた方法にしていました。難点である動物被害はサブローCEOが対応してくれました
鉢管理により「場所」をビニールハウス内にまとめて肥料や水やりを「管理」しやすくしていました。
ハウス栽培で温度調節が行いやすく、冬季の収入源として柑橘類は活躍しています。
豊富な栄養のつまった鉢管理では雑草も大きく成長するため定期的な草取りが必要ですが、それは柑橘類の成長チェックも兼ねた作業と言えます。
冬季の柑橘収穫を楽しみにして日頃の管理を頑張ります。
今回も最後まで読んでいただき感謝です。
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