もふもふ農園の梨園|「筑水」「幸水」「豊水」の話

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もふもふ農園

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「梨園」です。もふもふ農園の梨園紹介をしていきます。

今回の記事では梨園の規模と栽培品種を紹介していきます。

サブローCEO
サブローCEO

アスパラじゃないのか…。

この記事を書いている8月は梨のシーズンです。もふもふ農園の梨出荷も8/1より開始しました。これからしばらくは梨収穫が忙しくなります。

毎日大量の梨を収穫・出荷しています。見た目と重量と糖度をクリアしたものはA級品のブランド梨として販売できますが、上記3つの基準のうち1つでもクリアできないものは全て規格外品となります。高い品質でブランドの付加価値をつけています。

すのう
すのう

売り手は複雑ですが…。

そんな梨園の記事、梨農家のブログです。

梨園の規模

もふもふ農園の梨園は30aの規模です。「a」はアールと読みます。

面積の単位「アール」は普段あまり使わず分かりにくいため、解説しておきます。

1アールは100平方メートルです。(1a=100㎡)

100㎡のイメージはできますか?もう少し解説しましょう。

10m×10mが100㎡つまり1aです。10mならだいたいイメージできますね。

これが1aと言うことはこれの10倍、100m×10mが1000㎡で10aですね。100m走のコースが想像しやすいですね。

本題ですが梨園の規模30aは分かりやすく言うと100m×30mです。3000㎡ですね。

100m×30mで30a

これがもふもふ農園の梨園写真です。周りをネットで囲った中で作業しています。

虫の侵入を防ぐため四方と上にネットをしています。

栽培品種

では「もふもふ梨園」の品種紹介をしていきます。うちの品種は3種類で「筑水」「幸水」「豊水」を栽培しています。ここでは特徴を合わせて紹介していきます。

【筑水】

特徴は「小ぶり」「形が整いにくい」ことです。この筑水は「極早生」のためうちの梨園では最初に収穫できる品種です。他の幸水や豊水と比べるとかなり小ぶりで形も悪いですが味はとても美味しいです。平均的な重さは200gほどです。

筑水は8/1より収穫を開始し、出荷しています。収穫には注意が必要で、成熟しても緑色が残りやすくタイミングに苦労します。もふもふ梨園では判別のため緑色の印をして「筑水」の判別をしています。

豆知識ですが筑水の「筑」は筑波山の筑を取ったと言われています。これは育成地が茨城県つくば市で近くに筑波山があるからです。

今年の筑水は小ぶりで規格外品が大量に出ました…筑水の重量規格は200g以上の規格があるため見た目や糖度に問題が無くても200gを下回れば全て規格外品となってしまいます。

出荷用コンテナに梨3段で1ケースと数えていますが、この日は出荷規格品3ケースに対して規格外品は4ケースでした。ちなみに出荷規格品はこの後二次チェックされ見た目・糖度不足で問題があれば返品されてきます。

こちらが規格外コンテナです。筑水は小ぶりなものが多いです。

【幸水】

梨の三水の一つである「幸水」です。ちなみに梨の三水とは「豊水」「新水」「幸水」です。うちの梨園の代表品種です。ちなみにうちの「幸水」は県から表彰を受けた実績があります。

筑水に比べて大きく、大きさは250~300gほどです。大きい梨ですので食べ応えがあります。甘さが特に強い梨です。

この幸水は8/8より収穫を開始しました。梨園では幸水の木を多く植えていますのでメイン収穫は幸水と言えます。ちなみにうちの梨園では緑色の印を筑水、赤色の印を豊水、印なしを幸水として判別しています。

8/8に出荷できると判断したものを数個収穫して見た目の確認・重量の確認・糖度の確認を行いました。出荷先での検査に通れば幸水の出荷が始まります。個人的にはまだ緑が残っていると感じましたが、食べてみると甘みが強くいつでも出荷できそうでした。

収穫できる梨の判別方法として色味を見ていきます。青っぽさや緑っぽさが残るものは残しておきます。オレンジっぽさが出てきたものを中心に収穫しますが、太陽の光で焼けただけのものもあるため注意が必要です。

こちらは収穫できる幸水です。梨は木全体で熟す訳ではなく1個1個の梨がそれぞれ熟すため、収穫作業は梨園全体を歩いて収穫できる梨を1つ1つ見極めていきます。

収穫手順としては①梨の見極め②梨を持って上に持ち上げる③軸が外れる④余分な部分をハサミで切る。となります。②では無理に引っ張ると枝の損傷や振動で他の梨が落下する可能性があるため優しく収穫します。

600gオーバーもたくさん収穫できました。大粒梨が多いです。

【豊水】

先ほどの幸水同様に「梨の三水」として数えられる「豊水」です。特徴は実の大きさです。最初に紹介した「筑水」より次に紹介した「幸水」が大きく、その幸水よりさらに大きい梨が「豊水」です。

うちでは「豊水」のことを「ユタカ」と呼んでいます。これは「コウスイ」と「ホウスイ」の聞き間違いをなくすためです。収穫指示や出荷指示でミスを出さないように注意します。

サイズは300gほどで筑水の1.5倍近くの大きさです。大きな梨でとても食べごたえがあります。幸水同様に甘みが強く酸味・果汁のバランスがよくとてもジューシーな梨です。

こちらも収穫時の品種ミスをなくすために印をしています。豊水は赤色です。この豊水もどのくらい熟しているか味見をしましたが、まだガジガジ状態で出荷はまだ先のようです。

※こちらの豊水は9月上旬に収穫開始となりました。出荷規定は250g以上です。

豊水で700gオーバーが出ました。片手で持つとずっしりと重量を感じます。

まとめ

しばらくは「もふもふ梨園」が忙しくなります。私自身は梨栽培の研修はなく収穫や出荷を手伝うぐらいですが、梨の豆知識や料理記事を投稿していきます。しばらくは梨農家です。

ちなみに収穫は190~200㎝の高さで行い、専用カゴと台車にて運搬しています。これからしばらくは筑水→幸水→豊水の収穫シーズンに入りますので今後、気付いたことは記事にしていきます。うちの収穫アイテムや梨の保存方法、絶品梨料理を紹介していきたいです。

8月はアスパラ収穫と梨収穫が重なり、とても忙しいですがしっかりやり方を学んでいきます。

すのう
すのう

農家は日々勉強!

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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