こんにちは!管理人のすのうです。
今回のテーマは「雑草の中でもたくましく育った苗木」の話です。カテゴリーで言うと下剋上日記ですね。簡単に下剋上日記カテゴリーについて説明しておくと、種苗屋さんの特別セール(春先の苗木処分格安セール)でも売れ残った苗木達をまとめて買い取って栽培した話で中にはフェイジョアやフィンガーライムやへベスなどの魅力的なものもありました。
買い取った苗木は私の個人的な采配でビニールハウスポット栽培・露地果樹エリアに直植え・荒地に直植えと振り分けて栽培することにしました。途中で管理エリアを変更することもありましたが仕訳の判断基準は収益に繋がりそうかどうかです。
買い取った苗木の量が多かったためビニールハウス栽培したかった果樹も露地や荒地に振り分けざるを得ませんでしたが想像以上に育ったものもありました。
今回は下剋上果樹達の現在を紹介し、特に荒地でもたくましく育った品種を紹介しようと思います。ここでは荒地と書いていますが一応植える時に土作りはやっており、手入れできる時は草むしりや防草シートを敷いたり最低限の管理はしています。ただ、他の収益に繋がりやすい部分の管理を優先しているため草ボーボーの状態も続いています。
過酷な状況で枯れてしまったものもありますが、その状況でも育った強者もいるので紹介していきます。
下剋上日記|雑草の中で育った品種
まずはこちらを見てください。5月下旬の下剋上(荒地)エリアです。

お恥ずかしながら他の手入れに忙しく何もしないまま5月下旬となってしまいました。3月中旬から5月上旬はアスパラ繁忙期で他のことが何もできず、そこからは果樹管理(レモン・ポンカン・不知火・せとか・キウイ・ブドウ・イチジクなどなど)に時間を取られて気づけば5月下旬です。
キウイやブドウは枝が伸びるのが早いので余計な芽を落としたり誘引するのに時間がかかり柑橘類はアゲハ蝶対策や幼虫の駆除を進め、ハウス内やポット内の雑草を抜いたり露地果樹エリアは草刈りをしたりと大忙しです。
そんな時、救世主が現れました。

私の兄です。仕事が休みの日は父の農業サポートをしているのですが雑草まみれの荒地を見かねて草刈りをしてくれていたようです。約3反の荒地で果樹達を避けて草刈りするのは大変だったと思います。
雑草の種類としてスズメノエンドウだかカラスノエンドウだか豆科の雑草やスギナやヤブカラシや綿毛で増える雑草など厄介な雑草が集まっている印象で、荒地にふさわしく痩せた土に生える雑草が多いかもしれないです。一応苗木を植える時は土作りをしていますが植える場所だけですので全体的には痩せた圃場と言えそうです。
救世主によって圃場全体の草刈りは終わったため、次の作業として果樹達の救出を行いました。ツル系の雑草や横に広がるタイプの雑草が果樹を覆って光合成阻害していたため、株元の草むしりと葉っぱを覆っていた雑草の除去を進めていきます。

ヤブカラシやアサガオなどのツル系雑草も厄介ですが、横に伸びる系の雑草も果樹を覆ってしまうので厄介ですね。
ポポー
ここからは雑草まみれの荒地でもたくましく育った品種達を紹介していきます。

こちらはポポーですね。ポポーは、北米原産の落葉果樹で、日本では「幻のフルーツ」と呼ばれることもある果物です。一度も食べたことがないのでいつかは収穫までできることを期待しています。
特徴として、果肉はねっとりしたクリーム状・甘みが強い・香りがかなり強い・見た目はアケビに少し似ていて、種が大きいそうです。
味と食べ方を調べてみると完熟した実(熟すと落果しやすいそう)を食べるようで風味はマンゴー、バナナ、カスタードのようと表現されることが多いとのことで、フェイジョアのように果実の収穫は注意が必要だと思いました。
この木の大きさでは果実は出来ず落ちてしまうと思いますが一応定期的に様子を見ていくことにします。
現在の高さは約1.2mでまだまだ幹も細いです。ただ、毎年枝や葉っぱを増やしながら少しずつ成長してくれています。ちなみにポポーは初期の成長が非常に遅いことで有名です。
最初の数年はほとんど変わらず5年目以降にやっと成長速度が早くなるそうです。今後に期待ですね。
りんご
こちらはりんご(品種もりのかがやき)です。昨年にはりんご記事を投稿して育てやすさと摘果の話をしていましたが、あの後残念ながら果実は全て落ちてしまいました。やはりうちの地域ではりんごの収穫は厳しいのかもしれません。

一応、今年も実がついたので様子を見ていこうと思いますが、昨年ほど摘果には力を入れないと思います。再確認の意味も込めてAIにうちの地域でりんごは収穫できるか聞いてみたところ「条件が合えば収穫できる」とのことでした。回答を全て書くと長々してしまうので要点だけ説明すると、うちの栽培地域はやや温暖で栽培難易度自体は上がるが収穫できないとは限らない。冬の低温要求や樹の休眠、春の開花・結実、病害虫対策の条件が合えば収穫できる可能性がある。日当たり・排水・風通しがよい場所で栽培をしていく。
ひとまずりんごは収穫できればラッキーくらいに考えていきます。
柿
次に紹介するのは柿です。柿は育てやすいと評判の果樹で農家に限らず一般家庭でも栽培されている印象があります。うちの実家は田舎にあり、ご近所さんで柿を栽培しているところも多いです。ちなみに手入れをしていない状態で収穫された柿は品質が正直微妙だと思っています。害虫によって味も見た目も悪くなってしまいます。熊の出る地域では放置された柿の木が問題になっていますが、手入れをしていなくても柿が実ってしまうほど育てやすいです。

毎年綺麗な葉っぱで雑草にも負けず育っています。来年・再来年くらいには果実に袋がけをして美味しい柿を目指そうと思っています。
この他にもたくましく育った品種があり、イチョウ・梅・アンズ・ジューンベリーなどです。一方で雑草に負けて枯れてしまった品種はブルーベリー・一部のレモン(ピンクレモネード)・なし(幸水)などです。
柑橘系は耐寒性があまりないため不織布などで冬越ししないと春先の雑草との戦いや害虫によって弱ってしまうため管理不足により枯らしてしまったと反省しています。柑橘類は育てやすく強いと個人的には思っていますが、木が大きくなるまでは管理が必要ですね。ブルーベリーはおそらく環境に問題がありました。乾燥土壌に弱いにも関わらず荒地に植え付け、水分も雨頼りだったためすぐに枯れました。ビニールハウスで給水ホースを繋いで管理していれば収穫までいけたかもしれないです。
杜仲の木
たくましく育った品種の中でも、ずば抜けて強いものがいたので紹介しておきます。

こちらお茶の木で少し前に注目を浴びていた杜仲(トチュウ)の木です。今でも薬局の健康飲み物コーナーを覗いてみるとごぼう茶や青汁などと並んで杜仲茶が陳列されていると思います。地味に高額なのでいつかは杜仲もお金に変わればいいなーと思っています。
荒地に苗木を植え付けた中で一番手入れしていないのが杜仲の木でしたがほとんどの苗木が生存しました。しかもただ生存したのではなく高さは2mをこえて今年の3月ごろに高さを抑える剪定もしています。何も手入れしていなかったら3m、4mと伸びていきそうです。
杜仲紹介のネタにな理想なので杜仲の木と杜仲茶について調べてみました。

簡単に特徴をまとめると、長い歴史を持つ木で中国原産。放任して育てると20m以上になる可能性がある。樹皮は漢方薬の原料になり、若葉は杜仲茶として利用できる。枝や葉を折ると白い粘性(ゴム状)の乳液が出るのが特徴で、古くは天然ゴムや接着材の原料として注目されていた。とのことです。とりあえず20m以上に伸びるポテンシャルがあるのは驚きですね。伸ばしすぎないように毎年高さを調整しようと改めて思いました。
杜仲茶の作り方
ついでなので杜仲茶の作り方を書いておきます。将来的に私自身も参考にできるように丁寧に書いていきます。
葉っぱの収穫時期は5月下旬〜7月下旬(梅雨明け直前〜梅雨明け後)が有効成分が豊富で、葉が傷みにくいです 。
収穫方法は枝ごと切り取り、後で葉を1枚ずつ外します。新芽だけ摘む必要はありません 。
葉の洗浄方法として、汚れを落とすために水に10分ほど浸けてから優しく洗います 。その後茎を取り除き、きれいな葉だけを集めます
葉の乾燥は基本的に天日干しで日当たりの良い場所に広げ、2〜3日しっかり乾燥させます 。
乾燥させる際の状態としては通気性の良い篮やざるに平置きし、風通しの良い場所で乾かします 。葉は裏返しにして乾かすと均一に乾きやすいです。
葉の消毒作業について、乾燥した葉をフライパンに出し、弱火で5分前後ゆっくり炒ります(香ばしく、飲みやすくなります) 。
炒りすぎると苦くなるので、景色・香りで様子を見ます 。←ここ難しいので実際に杜仲茶を作るときは何か動画的なものを参考にするつもりです。
葉の粉砕と保存について、乾燥した葉をミルやミキサーで細かく粉砕します(有効成分が出やすくなります) 。冷ましてから茶パックや密封容器に入れ、乾燥剤と一緒に常温保存 → 約3ヶ月程度が目安となります。
お茶を楽しむ方法として熱湯:小さじ山盛り3杯(約3g)を1Lのお湯で5分煮出す、またはカップに熱湯を注いで3〜4分抽出 。ちなみに煮出さない場合でも、お茶パックに入れて熱湯を注ぐだけでも飲めるそうです。
ここまでの方法を超簡略版にすると5〜7月に葉を採って洗う → 天日干しで2〜3日乾燥 → 3弱火で5分くらい?炒る → 冷まして茶パックに入れて保存 → くらい熱湯を注いで3〜4分待つとなります。
いつかは杜仲茶を作って味やお茶にするまでの手間を紹介したいです。
まとめ
今回は久々に下剋上日記の記事として苗木達の現在を紹介しました。まとめて購入した苗木の中には残念ながら脱落してしまった品種もいましたが、7割8割くらいは生存していると思います。ブルーベリーや荒地に植えたレモンは雑草に負けて枯れてしまいましたが、りんごや柿や杜仲は本当に強くて驚きました。
今回紹介した荒地エリアは草刈りや手入れも後回しになっていますが、今後はもう少し管理ができるように設備投資などでカバーしたいものです。一応防草シートは敷いていますが下処理(事前の草刈りと除草剤撒きや太陽光による雑草が生えないような消毒)をしていなかったので防草シートはほとんど役立っていません。
草刈りの手間もすごいので、このエリアだけ除草剤で雑草を一掃するか乗車型草刈機を導入するかしっかり防草シートを敷き直すか、いっそのこと人を雇ったり強引に荒地管理の日を決めてしまったりと何かしら考えていきます。
売れ残った苗木をまとめて買い取って栽培を始めた下剋上果樹たちですが、本来であれば私自身が栽培しようと思っていなかった品種がほとんどですが実際に調べながら栽培してみるのは楽しいと感じています。ポポーやりんごは収穫までできるか分かりませんが果実を収穫できたらラッキーくらいに考えて気長に様子を見ていこうと思います。又、杜仲の木はしっかり枝も葉もついているのでやる気が出れば来年くらいに杜仲茶を作ってみようかと思います。これがお金に変われば最高なんですが(笑)
個人農家は大変なことも多いですがフットワークの軽さが魅力でもありますね。もしうちの農園が利益最優先で活動していたら果樹栽培は全てやめて空いている土地にビニールハウスを建ててアスパラ栽培に全力していることでしょう。多角化で色々なものを栽培していればリスク分散はできますが今の私の状況では果樹部門は完全にお荷物です。唯一ある程度の収入になっている柑橘類もビニールハウスの張り替え費用や肥料代をまかなうのが一杯一杯でもう少し利益を出す売り方を考える必要がありそうです。
幸い祖父や父の代で借金はなく設備投資もかなりしていただいたので、すぐに結果を出さなくてもいい環境にあり恵まれていると感じます。
今後も栽培記録は記事にして投稿していきますので読んでもらえると嬉しいです。
今回は下剋上果樹たちの話を記事にしています。記事数は少ないものの、イチジクやフェイジョアなどまとめて買い取った品種の記事を投稿しています。記事はカテゴリー「下剋上日記」に投稿していますので興味があればカテゴリーから記事を選んで読んでみてください。最初にどれくらいの苗木を買い取ったのかも紹介しています。
今のところイチジクとフェイジョアの記事が多めですが、今後は色々な品種紹介もしていけたらと思っています。
今回も最後まで読んでいただき感謝です。


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