レモンの鉢栽培|苗木の定植と注意点|レモンのビニールハウス栽培

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レモン日記

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「レモンの鉢植え」です。このカテゴリー:レモン日記では鉢の準備からオリジナルの土作り、栽培するレモンの品種選びなどもふもふ農園の作業を細かく記事にしています。そして今回はいよいよ定植です。屋外の気温がマイナス1℃で極寒でしたが、レモンの苗木を鉢に植え付けました。成功するか失敗するかはまだ分かりませんが記事にしていきます。

今回の記事の内容を先にまとめておくと、鉢を育苗ハウスに並べて「ビアフランカ/姫レモン/璃の香」の鉢植えを行い、空いた鉢には試しとして「アスパラガス」を植えてみました。

特にレモンの苗木は定植時に注意点がありますので、そちらも合わせて説明していきます。

レモンプロジェクト

もふもふ農園では新規の柑橘栽培として「レモン」を選びました。レモンには様々な品種がありますが、「トゲなしレモン:ビアフランカ」「栽培量の少ない希少種:姫レモン」「農研機構期待品種:璃の香」の3種類を選び、苗木を購入しました。

レモンプロジェクトの記事一覧はこちらのレモン日記カテゴリーにまとめています。

余談ですが、レモン栽培のおもな産地としては広島県がダントツ1位となっています。続いて愛媛県、和歌山県となっています。広島県の「広島レモン」はよく聞きますね。

「広島レモン」「青いレモン」などの知名度もあり、国産レモンも増えてきましたが、まだまだ輸入に頼っています。全体の8割以上は輸入レモンとなっており、国産レモンの価値は高そうですね。特に輸入レモンでは薬品を散布して輸入するため皮は食べない方が良いですが、国産レモンでは無農薬栽培も可能なため「皮ごと食べられる国産レモン」のような付加価値をつけて販売できる魅力がありますね。

もふもふ農園でもレモン栽培に取り組み、高品質なレモンを作りたいと思います。

鉢植えレモン

もふもふ農園のレモン栽培は「鉢」で行います。前回までの記事では鉢にオリジナルの土を入れて鉢植えの準備をしたり、苗木を準備していました。

今回はいよいよ定植です。実際に鉢植えしてみると雰囲気が全然違って達成感がありました。収穫はまだまだ先ですがしっかり管理をして美味しいレモンを作ります。

苗木を植えるタイミング

苗木を植えるタイミングは春植えが望ましいとされていますが、これは寒冷地や露地栽培が当てはまります。

もふもふ農園ではビニールハウス内で柑橘栽培を行っており、ハウス内のサイドや開口部を閉じた場合、外が0℃付近でもハウス内は20℃ほどあります。植える地域や植える場所にも左右されますので自身の環境にあった植え方をしてください。

うちでは12月頃に苗木を購入して12月下旬に定植しました。栽培場所はビニールハウス内、栽培方法は鉢栽培です。

ちなみに苗木は秋頃に購入して定植又は越冬の仮植を行うのが良いです。春に植えるから春期に苗木を購入した方が良さそうなものですが品種によって売り切れになっていたり、売れ残った苗木しかない場合があります。

苗木の植え方

特に難しい手順はありませんが、まずは苗木に水を吸水させましょう。たっぷりと水を与えてから鉢植えしていきます。

続いて植える場所に穴を掘り、先ほどの苗木を入れます。ポイントとしては苗木の根を放射状に広げて栄養分を効率よく吸収できるように、根がしっかりとはれるようにしていきます。

苗木を植える位置

苗木は接ぎ木されているものが多く、うちでも接木苗を購入しています。接木苗のメリットはいくつかありますが、果実が収穫できる期間を早めたり耐寒性や抵抗性を高めたりします。接木苗を植える場合には注意点があり、接木部分を土で覆わないようにします。

土で覆ってしまうと上の穂木から根が出てしまい、下の台木が枯れてしまいます。植える際は接ぎ木部分の確認をしておきましょう。

上の写真では台木と接木部分がはっきりと分かりますが、接木部分が目立たない苗木を選んだ方が良いと言われています。

トゲトゲした枝

だいたいの接木苗の台木には「カラタチ」が使用されています。カラタチはとても鋭利な大きいトゲが特徴の木です。柑橘栽培をしているとカラタチの枝が出てくることがありますが、必要ないため全て切り落とします。

ちなみにこちらがカラタチの枝が出てきたものです。

鉢栽培している「キンカン」の木です。もっと早く気付けば出てきた段階で切っていましたが気付いた時にはここまで生長していました。この枝にはメリットがないだけでなく、栄養分を持っていかれたり、鋭利なトゲで葉や果実を傷つけたり、作業がやりにくかったりデメリットしかありません。必要な枝なのかな?と残した方がいいかと思いそうですが、バッサリ切り落とします。

作業の様子

ここからは作業の様子を見ていきましょう。鉢の移動が過酷でした…

以前までは土を作って鉢に入れて並べていましたが、場所がハウスの奥側であることや両サイドに固まって置かれていたため場所の移動を行いました。

すのう
すのう

えっ?ちょっと待って…

鉢からサブさん生えてました(笑)最近サブさんはレモンハウスの警備をしています。

現場監督のサブさんに見守られながら作業を進めます。

レモンハウスと言いましたが、一応育苗ハウスですので、鉢はいずれ別のビニールハウスに移動させます。それまではここで栽培していきますので管理しやすいように2列で並べていきます。

土の入った鉢は体感40㎏~50㎏ほどです。この鉢を台車で1つ1つ運搬していきます。

鉢を取られたサブさんはご機嫌ナナメでしたが、私の作業をずっと見守っていました。

 

鉢の移動を行い、レモンの苗木50本を定植してたっぷりと水を与えました。これで長く続いた初期作業も区切りがつきました。

やる作業としては土が乾いてきたらたっぷりと水を与えるくらいです。

もふもふ農園の鉢栽培は水やりを一括給水ホースで行っています。今回のレモン栽培でもそちらを取り入れますが、まだ準備ができていません。

太いホースから細かい突起が出ており、そこに細いホースを連結します。細いホースの先端にはプラスチックのパーツを取り付けます。先端部分は鉢に刺しておき、水を流すと太いホースから細いホースへ、細いホースから先端部分に水が送られて放射状に水やりができる仕組みです。

うちの鉢栽培は200鉢を超えているため、手作業で水やりしていたら時間がかかってしまいます。そのため一括給水による水やりを行っています。

準備ができたらレモンも一括で水やりを行っていきます。

せとかとアスパラガス

余談ですが、露地栽培している「せとか」の様子を見に行きました。

せとか

栽培して3年ほど経過しますがあまり管理せず放任主義で栽培しているためかあまり生長は感じられません。寒さの厳しい場所で栽培していることもありますが今年収穫できた果実は2個でした。このせとかも掘り起こして鉢栽培するか検討中です。収穫できた果実はおやつに食べましたが、とても美味しかったです。しっかり管理して多くの実を収穫したいと思いました。

アスパラガスの鉢植え

鉢が余ったため、何か新しいことに挑戦できないか?と考えました。そんな時、昨年定植したアスパラガスの苗が余っていたことを思い出し、失敗覚悟で鉢植えしました。

1年間屋外にポット状態で放置していた苗ですので正直期待はしていません。加えて柑橘用に作った土ですのでアスパラに合うかも分かりません。もしもこの取り組みが成功したらアスパラ栽培の見方が変わる大きな功績になると思います。

そもそもアスパラガスは10年以上収穫を続けられる多年生の植物で、根の長さは1mを余裕で超します。限られた鉢の中でどこまで生長できるか未知な部分がありますが、こちらも進展があれば記事にしていきます。

まとめ

外が寒くてもビニールハウス内は快適な温度でした。作業途中は暑くて半袖で作業するほどです。レモンは柑橘類の中でも寒さに弱いと言われており、温暖な地域での栽培かハウスでも栽培を推奨されています。

鉢栽培の注意点はいくつかありますが、まずはたっぷりと水を与えて植え、植える際も接木部分を土で覆わないようにしましょう。

今後の作業としては苗木を生長させることを第一に考えて、定期的な追肥や枝が伸びてきたら剪定、樹形を理想の形とするために枝を引っ張って固定したりしていきます。

私自身、動画や記事で勉強していますが実際には作業経験はほとんどありません。手探りで学んで全て1人でできるようにしていきます。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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