こんにちは!管理人のすのうです。
今回のテーマは「双幹形」です。双幹形とは私がレモンの樹形として仕立てようとしている形です。特徴としては主枝2本を伸ばしてそこから横に亜主枝を形成、亜主枝から実をつける枝を出すというものです。
この樹形はエネルギーの循環が良く、それぞれの枝の役割がはっきりとしていて剪定も楽だそうです。現状うちの仕立ては主枝3~4本の自然開心形ですので双幹形は初めての仕立てとなります。
他の農家さんが行われている双幹形の作業手順を参考にして仕立てていきたいと思います。
第一歩としてビーエー液剤を散布しましたので、その内容と今後の作業内容の構想を記事にしていきます。
ちなみにもふもふ農園では2021年の12月にレモン栽培をスタートしました。この記事を書いている3月上旬には定植したレモンの苗木から新芽が出てきました。現状枯れた苗木は0で順調に栽培できています。土作りから定植、収穫するまでをカテゴリー「レモン日記」に記事として投稿していきますのでレモン栽培に興味があればカテゴリーから記事を探してみてください。
レモン栽培 双幹形の第一歩
双幹形への第一歩は主枝候補を出すことです。同じ高さで強い枝を出し、そこから上をバッサリ切って仕立てていきます。
枝を出すために今回は「ビーエー液剤」を散布しました。
ビーエー液剤
ビーエー液剤は植物成長調整剤です。成分としては6-(N-ベンジルアミノ)プリン…3%、界面活性剤・有機溶剤など…97%となっています。
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付属の紙に書かれている希釈倍率を参考にして散布を行います。今回はレモンの苗木に散布しますが、レモンに対する事項はありませんでしたのでミカンを参考にしました。
希釈倍率として100倍に調整して散布しました。購入したビーエー液剤は10mlでしたので水を約1ℓに対してビーエー液剤10mlを混ぜて100倍希釈液となります。
ミカンの他にもリンゴやナシなど多くの果樹に対する説明があるため分かりやすいと感じました。100倍希釈ですので1瓶全て使っても1ℓしか液剤が作れませんのでご注意を。
ビーエー液剤の散布機
散布に使用したのはお馴染みのマルハチ2Lです。コンパクトな散布機で散布する規模が大きくないのであればこのレベルで十分です。
この散布機は以前の記事で伝えており、ニームオイルを散布しているものです。価格も安く、使い勝手の良い散布機ですので1つ置いておきたいグッズと思います。
散布エリアは矢印の範囲としました。双幹形の仕立ては地際から30㎝ほどの位置の主枝を選ぶため、上部には散布しません。5月頃にはそれなりに芽が出てきますので双幹形にふさわしい枝が出ていれば、その位置から上は全てバッサリ切り落とします。
逆に、良い枝が出なければ通常の開心自然形仕立てで主枝3本か4本で仕立てていきます。
双幹形の仕立て
まずは新芽を出して主枝候補を多くします。5月頃まではしっかり成長させます。
5月には必要ない部分をバッサリ切る作業があり、少し心配です。せっかく育てた部分を切るのは抵抗がありますが双幹形への仕立てですので頑張ります!
例えばこんな感じになった時、下の強い枝を残してそこから上はバッサリ切ります。
この時残した2本の枝が主枝となります。主枝となるのにふさわしいレベルの枝を選ぶ必要があります。
主枝2本を同じ位置から出して伸ばす双幹形。1年目はこの2本の主枝を伸ばすことに力を入れます。2年目は亜主枝を形成する作業です。1年目に伸ばした主枝に再びビーエー液剤を散布して新芽を促進し、亜主枝を水平気味に出していきます。注意点として、亜主枝は外側のみ出すようにします。内側に出た枝は全て切り落とします。
1年目に主枝、2年目に亜主枝を形成できたら3年目に側枝を形成する作業に入ります。2年目に形成した亜主枝にビーエー液剤を散布し、側枝を出します。亜主枝から出た立枝は全て切って、残った枝に着果させる。これが一連の仕立て手順です。
役割がはっきりしているため、剪定が行いやすい。双幹形はメリットが大きそうです。
もふもふ農園では主枝3本か4本で仕立てることがほとんどですので、主枝2本は物足りない気がしますが、今回レモンの仕立てとして初挑戦してみます。
まとめ
今回は双幹形の仕立てを記事にまとめました。仕立ての作業は今後も記事にしていきます。
双幹形を目指すため、まずはビーエー液剤を100倍希釈で散布しました。散布エリアは苗木の上部以外です。芽が出たら5月頃まで伸ばして2本の主枝を選びます。
今年は2本の主枝をひたすら伸ばす年になると思います。
双幹形の他にもねん枝に挑戦してみようと思っていますが、これはもっとレモンが成長してからです。
レモン栽培はまだ始まったばかりです。レモンがまともに収穫できるまで2年から3年はかかると思います。追肥や剪定などやることも多いですが、しっかり勉強していきます。
そして余談ですが、もふもふ農園ではキウイフルーツを栽培することになり、キウイ棚を設置して、キウイの苗木を発注しました。キウイに関する記事は新カテゴリー「キウイ日記」でまとめていきますのでキウイ栽培に興味があれば記事を読んでみてください。記事はまだ全然ありません。
もふもふ農園のキウイ栽培や日常を記事にしたカテゴリーです。2022年の3月にキウイプロジェクトをスタートしました。成功するか失敗するか分かりませんがうまく栽培し、収穫できるように頑張ります。
今回も最後まで読んでいただき感謝です。
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