レモン日記|レモンの 四季咲き性|小ぶり果実を摘果した話

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています
レモン日記

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「夏レモンの摘果」です。どういうこと?となりそうですが、要は夏に咲いた花が結実してしまったので摘果した話をしていきます。

先に説明しておくと、レモンは四季咲き性と言う特性があります四季咲き性とは春などの年1回しか花が咲かないのではなく、春や夏や秋にも花が咲きます。栽培の基本としては春に咲いた花を結実させ、この果実を収穫します。(基本的に春に咲いた花の果実が優秀)

今回は夏に開花し、結実してしまった実を落として春に結実した果実に養分がいきわたるように作業を行いました。手間はありますが高品質な果実を目指して今年は小さな果実を落として様子を見てみます。又、果実が混み合っている部分も一部落としてスッキリさせました。

ちなみに今回作業を行うレモンはビニールハウスで栽培しているレモンですが、露地栽培でも夏に開花したり秋に開花したりして結実したりします。温暖なビニールハウス栽培だけの特性ではありませんのでレモン栽培されている方は起こりえる現象となります。

レモンの近況報告

余談ですが、この記事を書いている9月上旬は農作業に余裕が出てきて柑橘類の手入れに入れるようになってきました。アスパラガスの収獲を終え、梨の収獲ピークが過ぎ、朝方や夕方は温度的にもビニールハウスに入れるようになってきました。

もふもふ農園では柑橘栽培として「不知火」「ポンカン」「キンカン」「レモン」「せとか」などを管理していますが、今回ピックアップするのは「レモン」です。なぜならレモンの栽培年数はまだ浅く、初収獲がまだだからです。

各作業をしっかりと行い2023年は高品質な果実を収穫できるように頑張ります。ちなみに現状のレモンはこんな感じです。

トゲなしレモン「ビアフランカ」

ビアフランカはトゲなしレモンとして販売されていました。実際に栽培していてもトゲが目立たたず、管理しやすい利点があります。

レモン栽培のネックは何と言っても鋭いトゲなので、それが解消された品種は魅力的ですね。ちなみに完全にトゲがない訳ではなく、ポツっと小さな突起のようなトゲはありました。当然ながら他の品種に比べるとトゲは短く管理しやすいです。

期待の品種「璃の香」

こちらは期待の品種「璃の香」です。農研機構が育成したカイヨウ病に強く、豊産性のある品種で期待を込めて栽培することにしました。

写真でも分かる通り現状はビアフランカよりも大きく、収穫時は200g程度の大きさになるそうです。収穫時期も地域によりますが他のレモンより早く11月下旬頃には成熟果実が収穫できるそうです。

特殊なレモン「姫レモン」

こちらは特殊なレモン「姫レモン」です。熟すとオレンジのような色合いになることから別名「紅レモン」とも呼ばれています。未熟なうちは緑色、熟すにつれてレモンの黄色、完熟するとオレンジ色になる不思議なレモンです。

1果あたりは50g程度らしく璃の香と比べるとかなり小さなレモンと言えますね。種も多く、どちらかと言うと人気のない品種かもしれませんが、少し変わった品種も栽培してみたかったのでうちでは姫レモンも栽培しています。

それぞれのレモンを紹介して

それぞれ果実は大きくなってきて順調に生育しています。姫レモンだけ小さいと感じるかもしれませんが、この品種は小さい果実です。要は小ぶりレモンですね。

そんな姫レモンですが、よく見ると大きい果実と小さい果実が混在しています。写真で見ると小さな果実が見えますが、これが夏に咲いた花が結実した夏レモンです。このまま栽培を続ければこのレモンも大きくなり、収穫することはできますが果実の実らせすぎによる樹への負担や管理面などを考慮して春レモンだけ残して残りは摘果していきます。

ちなみにレモンの四季咲き性は「ユーレカ系」のレモンに多く見られるそうで栽培している品種によっても違いがあるとのことでした。

姫レモンの摘果

では、実際に摘果をしていきます。普段は岡恒のハサミを愛用している私ですが、今回は写真でも分かる通り、別のハサミを使っています。

こちらが最近のお気に入り「サボテンのハサミ」です。特徴としては人差し指・中指でハサミを固定できるので手を広げてもハサミがホールドされます。作業内容によっては両手がフリーになるので効率アップにも繋がります。

今年は梨の収獲でも使ってみましたが良かったです。こちらのハサミも岡恒同様コスパが良くオススメできるアイテムとなっています。

細い枝を切ったり、摘花、摘果をしたり、果実の収獲に使ったり、ハサミ自体がコンパクトなのでブドウの摘粒に活用してみたりと役立っています。興味があれば商品ページから詳細を確認してみてください。

では、小さな果実を落としていきます。

最初にも書きましたが、今回の作業は姫レモンです。最初にどれくらいのサイズを残すかを考えました。当然ながら小さいものは全て落とす(摘果)として、今回は中途半端なサイズのものも落としてより1果に養分が届くようにしたいと思います。

と、言うことで今回は上の写真のレモンくらいを基準にして一回り小さいサイズは全て落とすことに決めました。

摘果は完璧を求めていたらキリがないので目につく範囲でササっと作業を行います。目につく小さな果実・花・花の蕾をサクサク落としていきます。

余談ですが、この落とした果実を切ってみると柑橘の良い香りがしてリラックスできます。作業の途中で摘果果実を集めて潰すとリラックス空間の出来上がりです(笑)

家に持ち帰って香りを楽しむのもいいですね。

もう9月ですが、うちの姫レモンは花が咲いたり、蕾が残っていたりします。ビニールハウスの快適空間でのびのびと育っているからですかね。

夏や秋の花・果実に養分を巡らせるくらいなら来年の春レモンに頑張ってほしいのでできる限り落とします。

1果あたりの葉の目安

レモンクラスなら1果あたり葉っぱの目安は25枚だそうです。果実の小さい姫レモンはもう少し少なくてもいいかなと思います。

もちろん1枚1枚葉っぱを数えて果実の数を計算するわけにはいきませんので、だいたいで果実と葉っぱのバランスを考えます。上の写真では1部分から果実が3つも結実していましたので1果に絞りました。

まとめ

もふもふ農園のレモン栽培は順調です。特に大きな病害虫の発生もなく、気にしていたカイガラムシの発生も現段階では大丈夫そうです。一部ハモグリガが猛威を振るっていた時期もありましたが農薬ではない天然防除資材「ニームオイル」にて対応しました。

2023年は農薬使用なしで果実を収穫できそうです。ちなみに私は農薬はダメなものだとは思っていません。どうしても使わなければならないこともあれば、高品質な農産物を作るために必要な場合もあります。適切に管理すれば良いものとも感じます。

今年は使わずに収穫できそうですが、必要があれば防除なども今後は行うかもしれません。

皆さんも魅力的なレモン栽培を楽しんでみてはいかがでしょうか。

もふもふ農園ではレモン栽培の記録をカテゴリー「レモン日記」にまとめています。レモンの樹形をどうするか、ハモグリガやニームオイルの話、厄介なアゲハ蝶に立ち向かう話など記事数も少しずつ増えてきました。

レモン栽培に興味があればレモン日記から記事を選んで読んでみて欲しいです。過去の記事が何かの役に立てば嬉しいです。

今回も最後まで読んで頂き感謝です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました