レモン日記|レモンの不調と追肥の話

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レモン日記

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「レモンの不調と追肥」です。レモンの様子を見ていて気になる症状が出ていたため少し調べてみました。おそらくですが栄養不足だと思われたためこのタイミングで追肥を行い様子を見ることにしました。

今回の記事内ではレモンが不調と感じた話や追肥で使ったものを紹介できたらと思います。

レモンは魅力的な果樹で栽培の難易度もそこまで高くはありません。私はポンカンや不知火などの柑橘系果樹の栽培経験はありますがレモン栽培は知識の無い中70本の苗木を購入してスタートしました。

栽培2年目には果実を収穫することもでき、今年もたくさんの花が咲いて果実もついています。果実の使い道も多々あり興味があれば栽培をおすすめします(^^)

ブログ内ではレモンの土作りから始めた話や病害虫や剪定、仕立ての話など私が歩んできた栽培の歴史を記事にまとめて投稿しています。記事はカテゴリー「レモン日記」にまとめていますので興味があれば記事を選んで読んでみてください。

ちなみに個人的には栽培する土と肥料が重要だと感じています。肥料喰いと呼ばれるレモンはほったらかしではうまく栽培できません。逆に言えば最初の土作り・定期的な栄養補給と要点を押さえた管理(剪定や病害虫対策)さえ行えば果実の収穫はできます。

レモンにもたくさんの種類がありスーパーで見かけるレモンや話題のマイヤーレモン、果実の大きいジャンボレモンや小さな姫レモンなど自分のお気に入りを探して育てる楽しさもありますね。

栽培に不安があれば最初は棘なしレモンから選ぶのがおすすめです。レモンは強烈な棘を持ったものが多く、管理面で一苦労しますのでより管理を楽にしたい場合は選ぶポイントになりますね。

レモン日記|レモンの不調と追肥の話

私の現段階の考えですがレモン栽培では追肥を3月6月9月11月の4回で考えています。

前回の追肥は3月に行い有機肥料・化成肥料・少量の牛糞堆肥を投入しました。時期的には6月に追肥をする予定でしたがレモンの状態を見ていると肥料不足を感じ、少し早いですが5月中旬に追肥を行いました。

※ここからの状態説明では私が調べた情報をもとに記事を書いています。もしかしたら全然違う原因かもしれませんので参考くらいにしておいてください。

レモンパトロール

レモンハウスを巡回していると今年はアゲハ蝶の幼虫やハモグリガ(エカキムシ)やアブラムシの発生がかなり少ないと感じました。

今年から始めた定期的な「粘着くん」散布が効果を発揮していると思います。

粘着くんとは化学殺虫成分を含まない、環境にやさしい「ソフト農薬」の1種です。
有効成分に食品であるデンプンを使用し、安全性が高く、また物理的に殺虫するため、害虫の抵抗性発達のおそれがほとんどないそうです。有効となる害虫はダニやアブラムシなどの小さな虫ですが粘着くん散布により葉っぱをコーティングすることで葉の食害を抑えられているのではないかと思っています。

粘着くん自体はドロっとして希釈しにくいイメージがありますが気になったら使ってみて欲しいです。アゲハ蝶やハモグリガは対象に入っていませんがもしかしたら効果があるかもしれないです。

又、アゲハ蝶対策にはハウス内をネットで覆う対策も行なっています。ハウスの破れやネットの隙間から時折侵入されていますが過去の被害から比べると対策効果はかなり出ています。

レモン栽培をしていたらアゲハ蝶との戦いは避けられないため今後も効果を感じられた対策は紹介していきます。

レモンの不調

レモンの病害虫被害が現段階ではほとんどなく安心しましたが気になる症状が出ていました。

レモンの葉っぱが部分的に薄くなり葉脈がくっきり出ています。

過去の栽培経験上「栄養不足」だと思いましたが、今回はネット情報も検索してみて当てはまる症状を確認してみました。

葉っぱの状態を観察してネット上の画像と比較、説明の中で多かったものとして「栄養欠乏症・マンガン欠乏症」と判断し、対策することにしました。

この欠乏症に関しては私が記事内で説明するよりもネット内でより詳しく説明されているものがありますので詳細を知りたい方は検索をかけてみてください。

簡単に説明しておくとマンガンという成分が欠乏し、行き渡らなくなった葉っぱに症状が出る。欠乏により光合成できずに果実の品質低下を招きます。原因はいくつかあり土壌のpHの関係であったり土壌の状態・有機資材の過剰施用や土壌乾燥、根の食害などです。

今回は前回の追肥効果がなくなってきたか前回の追肥で有機資材を過剰に入れたかが考えられ、マンガン不足を補う追肥を行うことにしました。

ちなみに欠乏症の対処としては「マンガン肥料の施用」「葉面散布」「土壌pHの調整」などがあります。難しいことにマンガンが不足しているからマンガン肥料をたくさん入れよう!とすると今度はマンガン過剰症を引き起こします。

欠乏症では色が薄くなりましたが過剰症では赤や紫や茶色のような濃い色になってきます。様子を見つつ適切な分量を与えることが重要と言えますね。

マンガン成分の入った肥料はたくさんありますのでホームセンターなどで調べてみるのがいいですね。例を出すならBMようりんというものがありこちらにもマンガン成分があります。うちでも余っていたので使いました。少量なら価格も抑えられますね。

レモンの追肥

うちの果樹栽培はほとんどがポット栽培です。毎回の追肥ではカップに肥料を入れて腰を落として手を伸ばして行なっていましたが回数が多く、体勢的にもきついため今回は簡易的な追肥グッズを作ることにしました。

私がイメージしたのは柄杓のような形状でバケツに入れた肥料をすくってポットに入れることでした。100均に柄杓が見当たらなかったので今回は「靴べら」「持ち手のあるふるい」「結束バンド」の3点を購入しました。

適当に作ったので将来的には買い直すと思いますが200鉢以上の追肥は問題なく行えました。靴べらは持ちやすくふるいとの固定もしっかりしていたため肥料をすくう、ポットに入れる手順も問題ありませんでした。

追肥に加えてミネラル成分と粘着くんを合わせた薬剤散布も行い今後の成長の助けとしました。

昨年収穫できたレモンは品種で言うと「ビアフランカ」「璃の香」「姫レモン」ですが、今年は「ジャンボレモン」「瀬戸内レモン」の収穫も目指します。品種によって見た目や味わいが異なりますので余裕があれば今後も少しずつ栽培品種を増やしていきたいと思います。

穴あき葉っぱ

余談ですがレモンの状態を確認していると全体のごく一部、2本のレモンに食害痕がありました。

見た感じでアゲハ蝶の幼虫による食害痕ではないと判断できましたが何に食害を受けているのか分かりませんでした。アゲハ蝶の幼虫ならば葉っぱの端からガジガジ食べられていますが中から食べられているのはなかなかありません。

葉っぱ全体と裏表、枝や周囲を確認しても害虫を認識できずその日は諦めましたが翌日の朝に再確認すると犯人がいました。

犯人はナメクジでした。アスパラ栽培でも厄介な害虫でまさかレモンの葉っぱを食害するとは思いませんでした。

鉢の地上部には乾燥対策として枯れた草を敷いていましたがそこに隠れていたようです。ナメクジ撃退グッズは持っていなかったためひとまず敷いていた草を除去してモミガラくん炭を入れました(ナメクジは炭の成分が苦手と聞いて)

枯れた草の下には数匹のナメクジが隠れており一旦の対処はできたと思います。食害が他のレモンに及ぶようであれば防除や何かしらの対策をしていきたいと思います。

まとめ

今回はレモンの不調と追肥をテーマに記事を書きました。葉っぱの色が悪かったり葉が枯れ始めたり生育が著しく悪かったりするのは何かしらの原因があります。栄養の問題であったり病害虫の問題であったり土壌の状態であったりと理由は様々ですが問題を解決できれば果樹は元気に育ちます。

レモンに限らず何かを栽培することは成長の過程を楽しめるだけでなく果実を収穫する達成感や自分で栽培したものを食べる楽しみもあります。最初の土作りや手入れの労力やコストもありますがスーパーなどで販売されているものを買う選択肢以外もあると良いのかもしれませんね。

うちの農園ではアスパラガス栽培や果樹栽培に力を入れており柑橘類以外ではキウイフルーツやブドウ栽培を小規模で始めました。どちらもツル系果樹ですが特にブドウは綺麗な房を作るのが難しいです。ただ、目的が販売ではないのであれば果実の収穫は比較的簡単にできます。

整房と呼ばれる技術によってスーパーなどで見かけるブドウが作られていますが房の形や粒の大きさがバラバラでも良ければ初心者でも十分にブドウ栽培はできます。ジベレリン処理と言う作業を行えば種無しブドウも作れます。栽培する人の数だけやり方がありますので気になった野菜・果樹は栽培してみるのがいいですね(^^)

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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