レモン栽培の雑談と冬の肥料の話

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レモン日記

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「レモンの雑談と肥料」です。うちのメインはビニールハウスでポット栽培ですが、一部のレモンは露地栽培もしています。今回の記事内では冬の寒さに耐えたレモンの話や春に向けての肥料の話をしていきます。

近年のレモン栽培の人気はすさまじく、私がお世話になっている種苗屋さんのレモンコーナーを見ていても取り扱う品種が増えたように感じます。品種によっては売り切れ状態で需要が供給を上回っています。レモンは何かと使い道のある果物ですのでみかんと同じように人気のある柑橘ですね。

私はレモンのハウス栽培を2021年の12月から開始し、70鉢のポット栽培に取り組んでいます。成長の記録や作業内容はカテゴリー「レモン日記」にまとめています。

これからレモン栽培を始めようと思っている方やレモン栽培をしている方に参考になれば嬉しく思います。

今回の記事内容を簡単にまとめておくとタイトル通り「雑談」「肥料」の話です。

レモン栽培で感じたことやハウス栽培と露地栽培の違いや冬に使った肥料を紹介していきます。私の栽培方法が正しいかは分かりませんが、栽培を始めてから1本も枯れずに1年以上が経ちました。

レモンの雑談と肥料の話

もふもふ農園ではたくさんの品種を栽培しています。ビニールハウスでポット栽培している「ビアフランカ」「璃の香」「姫レモン」、露地栽培している「瀬戸内レモン」「アレンユーレカ」があります。ハウス栽培の品種に関しては過去の記事で特徴を紹介していますので興味があれば記事を読んでみてください。

レモンは品種によって果実の大きさや色や育てやすさも異なりますので調べてみると面白いです。

さて、この記事を書いているのは2023年の3月上旬です。レモンの栽培からは1年以上が経過し、最初は苗木だったレモンも今では2m~4mほどに伸びました(ビニールハウス栽培)、一方で露地栽培レモンは1m程度の高さで葉っぱが傷付いていたり枯れている部分も多くなっていました。ハウス栽培と露地栽培では当たり前ですが成長に大きな差がありますね。

レモンのトゲ

柑橘類の中でもレモンにはトゲがあり、風の影響を受ける露地栽培では葉っぱに穴が開いて枯れたり病気にかかったりすることが多くなっています。露地でレモン栽培をされる方は風の強くない場所を探して植えるかトゲをこまめに切るトゲの無い品種を選ぶなどを選ぶ必要があるかもしれません。

ちなみにレモンの枝から出るトゲは生育に関係がないため切ってしまっても大丈夫です。むしろ葉っぱや果実を傷める原因になりますので定期的に切ることをおすすめします。うちでは栽培するレモンの品種に「ビアフランカ」を入れており、このレモンはトゲなしレモンとして苗木が販売されていました。トゲが無いのは大きなメリットですね。

※ビアフランカは完全にトゲがないわけではありません。トゲが出にくい・小さい・成長するにつれてトゲが目立たなくなると書かれていました。

写真で見るとよく分かりますがこちらがビアフランカ姫レモンです。姫レモンはうちが栽培している品種で一番トゲが鋭い品種でした。栽培当初は定期的にトゲを切っていましたが今ではそのままです。

小規模ならトゲ切りを習慣化できるかもしれませんがうちではレモン以外に「ポンカン」「不知火」「せとか」「キンカン」「梨」「イチジク」「ブドウ」などの果樹を始め、「アスパラ」「米」「麦」「大豆」など幅広い農作物を栽培しています。正直手が回りません(笑)

ハウス栽培レモンに関して、今年はトゲ切りをせずに栽培を続けようと思います。

ハウスレモンと露地レモン

レモンは寒さに弱い系の果樹です。うちの地方は2023年の冬場で最低気温-5℃を記録しました。ビニールハウス栽培のレモンは比較的被害がなかったと感じましたが露地栽培は大きな被害が出ました。

葉っぱが枯れ、一部は枝まで枯れました。根本には藁を敷いたり冬越しアイテムとしてカバーを巻いたりしましたがあまり効果を感じられない結果となりました。

栽培の教科書によると露地栽培では植え付けから3年程度までは防寒対策をした方が良いとのことで藁を株元に敷いたり、寒冷紗などを地上部に巻きつけたりするのが一般的です。うちでは今年の冬は寒冷紗を使わずDAISOのあるアイテムを使いました。

効果があったとも感じますし微妙とも感じたアイテムは記事にまとめていますのでDAISOグッズで防寒対策が知りたければこちらの記事を読んでみてください。

冬場の気温が低くなる地域でレモン栽培を考えておられる方は栽培スタイル・方法をしっかりと考えるようにしてください。自宅の庭で栽培する場合は3年ほどは鉢植えで動かせる状態にしておいた方がいいのかもしれません。冬場は影響を受けにくい玄関先や屋内に移動させて樹を大きくしてから植えることで枯れにくくなります。

うちでは露地レモンは被害が大きかったですが、ハウスレモンは元気でした。当然ながらビニールハウス内と外では温度が全然違います。この記事を書いている3月上旬ではビニールハウス内は30℃をかるく越しています。雨風の影響を受けにくく安定した水補給のできるハウス栽培ではレモンものびのび成長しました。

そしてこちらがハウス栽培のレモンです。3月には新芽もたくさん出て今年も成長が楽しみです。

昨年はそれなりに花が咲き、果実も形成されていましたが夏頃に全て落下しました…果樹が自身の成長を優先するために落下させたと思われます。

レモンの肥料

2月下旬、もふもふ農園では柑橘類全般に肥料を施しました。ハウス栽培も露地栽培も同じタイミングで有機肥料と少量の化成肥料を使いました。2月頃に与える肥料は冬の寒さが終わり、春に向けて新芽が旺盛に出るための栄養として使われ「春肥」と呼ばれています。

今回はレモンの春肥として鶏糞ペレット・ボカシペレット・納豆ボカシ・化成肥料を使いました。特に納豆ボカシについてはできたてホヤホヤのボカシを使いました。

納豆ボカシは「納豆パック」「米ぬか」があれば簡単にできるおすすめなボカシです。納豆菌はとても強い菌ですのでボカシ作りに最適です。5㎏の米ぬかが納豆ボカシになるまで1週間程度ですのですぐに作れます。

納豆ボカシの作り方は過去の記事で投稿していますので興味があればこちらの記事も読んでみてください。

肥料の量ですが、有機肥料が50鉢で15㎏(鶏糞ペレット)と20㎏(ボカシペレット)、納豆ボカシが5㎏、化成肥料が一つまみです。私の持っているレモン栽培の本では2月に「油かす」を300g、6月・11月に「化成肥料」を45gずつ施すと書かれていましたが先ほどの分量で行いました。

うちでは3ヵ月の間隔を目安として2月・5月・8月・11月に肥料を与えています(柑橘栽培)。他のレモン農家さんの記事を読んでいると7月・9月にも与えていると書かれていたりして差がありました。レモン栽培初心者の方はひとまず2月と5月か6月頃、11月の3回をベースに肥料を施して様子を見るのが良いと思います。

果樹の中でもレモンは肥料喰いと言われておりたくさんの養分を必要とします。果実を甘くするためには肥料や水の調整が必要になってきますが、甘さをそこまで重視していないレモンは多少肥料のタイミングや分量が違っても大丈夫だと思います。大切なのはやってみて失敗したら次から変えていけばいいんです。百聞は一見に如かずと言いますが、情報を集めていても終わりがないのでとりあえずやってみる。これが大事です。

まとめ

今回はレモンの雑談と肥料の話をしました。しっかり成長させるためには肥料は欠かせません。与える時期を考えながら有機肥料や化成肥料を施してください。

今回は触れていませんでしたが、レモンにはある害虫が大量発生します…柑橘の葉っぱを好んで食害するアゲハ蝶の幼虫です…うちではビニールハウス栽培として「ポンカン」「不知火」「せとか」「キンカン」そして「レモン」がありますが、ダントツでレモンの被害が大きかったです。栽培年数が浅いと葉っぱも柔らかく幼虫にとっては最適な環境のようで昨年の幼虫被害はひどかったです。

今年は防虫ネットでハウスを囲って様子を見ようと思います。効果があったと実感でき、レモンの生育にメリットが感じられればこちらは改めて記事にまとめて投稿するようにしていきます。もう3月ですが、防草シートの内側・外側の設置とネットの取り付けを始めました。

レモンなどの柑橘類にはアゲハ類の食害の他にもカイヨウ病やハモグリガやカイガラムシの被害(病害虫)が考えられます。

個人的に注意が必要と感じるのはアゲハ類の食害とカイガラムシによるすす病の発生です。ハモグリガ(通称エカキムシ)も被害が出ていましたが、こちらは天然の防除資材ニームオイルを使ってみたら収まりました。

今年のうちのスタンスとしてはアゲハ類・カイガラムシが大量発生した場合は農薬を散布して被害の拡大を防ぐ・基本的には農薬ではないニームオイルの定期的な散布により病害虫の発生を予防する。これで行こうと思っています。

栽培には病害虫がつきものですがうまく対処してできる限り農薬を使用しないように努力していきます。ちなみにアブラムシも定期的に発生しますが、こちらは特に気にしていません。天敵のテントウムシがどこからともなくやってきて退治したり、ニームオイルでいなくなったりするからです。

過去のレモン記事ではハモグリガやカイガラムシについて書いたものを投稿しています。病害虫を知っておきたい場合はこちらの記事も参考にしてみてください。

私がおすすめする農薬ではない天然の防除資材「ニームオイル」が気になったらこちらから商品を確認してみてください。小規模で栽培される方にはちょうど良い量だと思います。希釈に最適な計量カップも付属しているのが嬉しいポイントです。

そして、こちらがおすすめ散布機です。コスパが良く、使いやすいコンパクト散布機で小規模散にはばっちりです。満タン(2L)でレモン20~30鉢程度はニームオイルを散布できますのでだいたいの用途にはカバーできます。

皆さんも楽しいレモンライフを堪能してください。

今回も最後まで読んで頂き感謝です。

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