レモンの植え付け|斜め植えで効率栽培?

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レモン日記

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「レモンの斜め植え」です。農園では2021年の12月にレモンの鉢栽培を開始し、栽培2年目には果実の収穫もできました。管理しているレモンの本数は露地栽培分も合わせると80本以上になりますが、今回も新たにレモンの苗木を購入して植えることにしました。

苗木を追加する理由としてはやってみたい栽培スタイルがあったからです。

今回の記事ではレモンの新しい植え方の説明をしていこうと思います。

レモンは使い道の多い人気の果物です。揚げ物やスイーツとの相性も抜群で果樹としての栽培難易度もそこまで高くはありません。興味があればレモン栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか(^^)

ブログ内ではレモンに関する記事をカテゴリー「レモン日記」にまとめています。苗木を鉢植えした話や病害虫や剪定の話など今までの栽培記録を記事にしていますので気になればこちらから記事を探してみてください。

レモン日記|斜め植え栽培記録

さて、今回のレモン栽培は鉢栽培で斜め植えしようと思います。

斜め植えとは文字通り斜めに植えることです。鉢にまっすぐの状態で植えずに斜めに植える、個人的には理にかなった植え方だと認識しています。

過去には露地栽培でレモンの斜め植えに挑戦してみたことがありますが結果は良好で生育も良かったと感じました。ただ、記録としては残していなかったため今回は生育の記録を残していこうと思い、記事にまとめることにしました。

レモン栽培の環境

最初に栽培する条件を確認していきます。今回のレモンもビニールハウスで鉢植えです。

栽培する斜め植えレモンは1年生の苗木を1本購入して植えました。苗木の地上部の長さは約50cmで一般的に販売されている長さですね。

使用する土は果樹用の土です。過去のレモン栽培では自分で土や肥料を混ぜ合わせてオリジナルの土を作りましたが、今回は購入した果樹用の土です。種苗屋さんでフレコン(大型の入れ物)単位で購入したものが余っていたのでそちらを使いました。内容的にはホームセンターなどで販売されている果樹用の土とほぼ同じです。

レモン栽培で思うこと

さて、ここからが少し試したい栽培方法の話です。

レモンに限らず柑橘類の栽培では苗木の植え付け時にある程度の高さで切ることがセオリーとなっています。

植え付け時に切る意味合いとしては樹形を整えやすくするためです。苗木購入時の状態で植え付けをした場合は一番上から力のある枝が出てきますが位置的が高いため3本主枝の仕立てにすると管理しにくいため切ってから植えます。

説明だけではわかりにくいので図で説明します。

樹の高さによって管理がしにくく効率的な栽培とは言えません。そのため柑橘栽培のセオリーとしては地上部分から30cmくらいで切ってから植え付ける、こうすることで理想的な位置から枝を管理することができます。

高い位置から枝が出てくると剪定や収穫作業がやりにくくなってしまいます。作業しやすいように低い仕立てが推奨されています。

さて、ここまで言っておいてアレですけど、私は鉢植えしたレモンのほとんどを切り戻さずに植えています。理由としては生育が悪くなると考えているからです。当然ながら先人たちの情報は正しいでしょうし栽培の教科書にも書かれているため切ってから植えることは正しいのだと思います。

目先の成長よりも将来的な樹形を求めた結果とも言えますね。ただ、個人的な感想になりますが切ったものよりも切らずに栽培したものの方が成長速度は早かったです。

当然ながら切り戻さない葉っぱ20枚の状態と切り戻した葉っぱ10枚の状態では光合成で得られるエネルギー量やその後の新芽の出方には大きな差が生まれます。成長速度に差が出るのは当然と言えますね。

ちなみに植え付け時に30cmほどで切り戻して2本主枝の双幹形に仕立てたレモンは今シーズン収穫することができませんでした。逆に切らずに1本主枝の単幹形に仕立てたものは1本から5個〜10個ほどの果実を収穫しました。

レモンの斜め植え

苗木の植え付けはまっすぐに、接ぎ木苗の場合は接木部分を埋めないようにする。なんとなくこんな認識がありそうですが、今回は斜めに植えました。

奥の鉢は趣味で栽培している桃やみかんやあんずなどの果樹です。今回のテーマである斜め植えレモンは手前の鉢ですね。当初は20枚程度の葉っぱがありましたが冬の寒さで葉っぱが落ちて4月上旬には10枚くらいの葉っぱでした。

さて、斜め植えの話ですが、接木部分は埋めずに斜めに植えます。レモンの枝は上に伸びていく性質がありますので新しく出た新芽はまっすぐに伸びていくはずです。

根本付近から出た芽は力強く上に伸びて主枝として活用し、他の枝は選定で調整する。こうすることで最初から切らずに全てを活用できると考えています。

斜め植え成長記録

斜めに植えた記録用レモンは1本だけです。大きな変化があれば記事内で報告していこうと思います。

2024.5

5月になると次々と新芽が出てきました。合わせてアゲハ蝶の飛来も確認でき、何かしらの対策をしないと葉っぱがなくなってしまうという危機感も出てきました。

狙い通り上の方向に枝が伸びています。もう少し根本から出てくれればその枝を残して主枝にしていこうと思います。

2024.5.18

前回はゴールデンウィークあたりの状態を紹介しましたが5月も中旬となるとより葉っぱが展開してきました。

レモンの枝は上に伸びようとする性質があるため新しく出た枝はどれも上方向に向かっています。しばらくはこのまま好き放題に枝を伸ばしていき夏の終わりから不要枝を調整して冬の剪定で次の春に向けた剪定をしたいと思っています。

根本から良さそうな枝が出てきたためこちらを主枝候補にしていき将来的には管理しやすい樹形を作っていきます。

ちなみに5月中旬になるとアゲハ蝶が目立つようになりました。今回の斜め植えをしているいエリアはアゲハ対策ネットをしていないエリアになるため食害が心配されます。

定期的にパトロールを行い、アゲハ蝶の幼虫が確認できれば早めに対処して葉っぱの確保をしていきます。

まとめ

今回はレモンの斜め植えについて記事を書きました。

野菜や果樹の栽培において、常識と思っているやり方以外にも様々な栽培方法がありそうですね。「栽培する人の数だけやり方がある」実際にやってみてうまくいかないこともありますがチャレンジするのは楽しいものです。

2024.5時点でまだ記事は完結しておらず斜め植えレモンの記録もまだまだ追記しようと思っています。結末に興味を持っていただけたら定期的に記事を読んでもらえると嬉しいです。

農園ではレモン以外にもキウイフルーツ・ポンカン・キンカン・不知火・せとか・いちじく・ブドウなどの果樹やアスパラガス・米・麦など様々な農産物を栽培しています。一部の栽培品目ではカテゴリー○○日記で記事を投稿していますので気になれば他の記事も読んでみてください。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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