果樹の冬越しどうしよう?便利グッズで簡単果樹カバー

もふもふ農園の小ネタ

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「果樹の冬越し」です。最初に基本的なことから話をしますが、植物(今回は果樹に絞ります)には暑さに強い・寒さに強い・暑さに弱い・寒さに弱いなどの特徴があります。当然ながら熱帯で生育する植物は夏の暑さには強いですが冬の寒さには弱いです。

1つ例を挙げてみるとリンゴは寒さに強い果樹と言われています。皆さんはリンゴの有名な栽培地と聞くとイメージするのは青森県ではないでしょうか。東北地方にある青森県は当然ながら寒さが厳しく1月の最低気温は-10℃ほどになるそうです。そんな極寒な場所でも枯れずに越冬できるリンゴは耐寒温度が-25℃と書かれていました。

リンゴは耐寒が-25℃で寒さに強いことが分かりましたが他の果樹はどうでしょうか?

うちのメイン果樹である柑橘類は耐寒の目安として-3℃から-5℃程度と書かれていました。柑橘類は比較的寒さに弱いとされるグループとされており寒冷地では栽培しにくい・栽培できない可能性もあります。

うちの地域でも冬場は-4℃程度まで冷え込む日もあるため、何か対策をしなければなりません。ほとんどの柑橘はビニールハウスで栽培しているため防寒対策は必要ありませんが、露地栽培の果樹は必要です。

前置きが長くなりましたが、今回は果樹の中でも耐寒性が低い「柑橘類」の冬越し対策を記事にまとめて発信していきます。さらに絞るなら柑橘類の中でもレモン・キンカンライムの1年生・2年生の冬越しです。栽培を始めて1年目や2年目は樹が弱々しく葉っぱも少ないため冬の寒さによるダメージも大きいです。(露地栽培)

もふもふ農園のレモンは一部を露地栽培・キンカンライムは全て露地栽培で2022年に苗木を植えました。雑草と戦いながら少しずつ成長しましたがビニールハウス栽培ほど大きくはなっていません。何かしらの寒さ対策を行う必要がありました。

果樹の冬越しどうしよう?

柑橘類はだいたい耐寒温度が-3℃から-5℃程度で寒さに弱いグループです。何年も栽培を続けた柑橘ならば幹は太く、枝や葉もたくさん出ているためそこまで心配はいりません。

うちでは20年以上栽培している露地みかんの樹がありますが、こちらは寒さ対策は全くしていません。それでも枯れることなく毎年たくさんの果実を実らせてくれています。もちろん冬越し対策はやったほうが良いと思いますがどこまでやるかですね。

栽培を続けていくとどんどん大きくなる樹に不織布を巻いたりビニールを巻いたり布を巻いたりするのは大変です。個人的な見解ですがある程度成長したら最低限の対策で良いと思います。

寒さによる被害

なぜ対策が必要なのでしょうか?理由はいくつかありますが、1つ目に葉っぱが枯れる被害があります。

柑橘類は冬でも葉が落ちません。キウイやブドウなどは落葉果樹と言って冬場は葉っぱがなくなりますが、レモンやミカンは残ります。葉っぱが残ると言うことは葉からの蒸散があります。蒸散で水分が使われますが、気温が低い(地温が低い)と根からの水分吸収は少なくなり、葉っぱは乾燥して落葉します。又、単純に低い気温によっても葉が乾燥してしまいます。

2つ目に葉っぱが枯れると成長が遅くなります。柑橘類は養分を葉っぱにも貯蔵しているため、葉が枯れて落葉すると単純に使える養分も減少してしまいます。養分が減少すると枝の生育が悪くなったり果実が大きくならなかったりします。葉っぱは重要ですね。

3つ目は枝が枯れる被害です。柑橘類を栽培されている方は知っていると思いますが、柑橘は年に3回枝が伸びると言われています。いわゆる春枝・夏枝・秋枝ですね。このうち秋枝は10月頃に伸びる枝で、冬になっても枝が充実しておらず寒さで枯れる場合があります。夏枝と秋枝は基本的に不要ですので都度切ってしまっても問題ありませんが、残している場合は冬の寒さに注意が必要です。

4つ目は幹が割れる被害です。あまり聞かない被害ですが、特に寒暖差のある時期は要注意です。春前になると日中の気温が比較的高くなり、柑橘は根から水を吸い上げ始めます。しかし夜間に気温が氷点下になると水分が幹の中で凍結し、場合によっては幹が割れてしまいます。

例を挙げましたが、大事に育てている果樹を枯らさないためにも寒さ対策は行った方が良さそうですね。

ちなみにこちらがうちの露地レモンです。苗木を植え付けて1年ほど経過しました。葉っぱはボロボロで枯れています。本来ならもっと早く防寒対策をやるべきでしたが現在に至ります(2023.1)

果樹の防寒対策

具体的に何をすれば良いのでしょうか?大事なことは寒さを遮断することです。

例えばレモンの苗木を鉢植えしていて庭で管理しているとします。栽培1年目であれば簡単に鉢の移動ができるので厳寒期は屋内に置いておく。これも防寒対策の1つですね。

要は寒くないようにする。これを考えればいいんです。

先ほどは鉢植えで簡単に移動できる場合の話でしたが、露地に植えてしまったものはどうしましょうか?

樹が低く横に伸びていなければ肥料袋の上と下をカットして被せるのも1つです。

稲わらを準備しておき厳寒期に果樹の根本・樹に巻きつけて冷気を遮断するのも1つです。

寒冷紗や不織布などの被覆資材で覆うのも1つです。

いろいろと方法がありますのでやりやすいものを選びましょう。又、果樹の耐寒性は樹の貯蔵養分が多いほど高まるそうですので樹を弱らせないことも対策の1つと言えます。具体的には摘果を行い果実を付けすぎないことや収穫時期を過ぎても果実が残っていることのないようにする。このあたりですね。無駄に養分を使わせずしっかり管理することが大事です。

余談ですが、他のレモンが寒さにやられる中、瀬戸内レモンは無傷でした。瀬戸内レモンも耐寒性は他のレモンと同様のようですが、なぜかこの品種だけは元気でした。

もふもふ農園の果樹

うちの果樹はほとんどがビニールハウスでポット栽培です。無加温のビニールハウスですが冬場でもあたたかく、管理している果樹は一切防寒対策をしていません。ビニールハウスの入口・出口に近い果樹は稀に葉が枯れていることがありますがほとんど被害なく管理できています。

今回は露地栽培の柑橘に防寒対策をしましたので説明していきます。

過去には寒冷紗や不織布を巻いたり肥料袋をカットして被せたりしてきましたが、正直面倒だったので最近はやっていませんでした。一昨年は特にせとかで被害が大きく、年間を通してほとんど成長していないものもありました。この話は「柑橘の大トロ救出劇」で記事を投稿していますので興味があれば読んでみてください。露地植えから鉢植えにした話です。

ボロボロだったせとかを鉢植えしたらみるみる樹勢が回復して果実も実りました。ビニールハウス万歳!

2022年はキンカンライムやレモンの一部を露地植えしましたので、成長の遅いものを中心に防寒対策しました。(大きくなりすぎたものは今回のカバーが使えませんでした)

今回は防寒対策として100均グッズで対策することにしました!それはこちらです。

DAISO商品「衣類カバー(コート・ワンピース用)3枚入り」です。おすすめポイントは「手軽」「安い」「簡単」です。

手軽に買える

寒冷紗や不織布も比較的手軽に買えると言えますが、どれぐらいの量が必要か、どうやって使えばいいか分からない場合がありそうです。

その点、こちらはDAISOに行けばだいたい売ってますし、1枚1枚が完成されたもので簡単に使えます。手軽なのはとても重要ですね。

安く買える

写真を見てもらったら分かりますが、3枚入りです。つまり1袋110円で3枚入りなので1枚36.6円です。この金額をどう思うかは個人の自由ですが、私は安いと思います。

1本の果樹に1枚使用する分かりやすさ。これは価値のあることではないでしょうか。

余談ですが「果樹 防寒カバー」で検索すると500円程度から数千円の商品がヒットします。毎年使えるものもありますが、個人的には樹が弱い間だけ使いたいのでDAISO商品でいいと思っています。

(DAISO商品は衣類カバーですので果樹の防寒商品ではありません。私はこの商品を使って防寒対策しているだけですのでご理解ください。加えて1回使い切りです。毎年繰り返し使える訳ではなく1シーズンの冬越しだけです。)

簡単に使える

使い方は簡単です。果樹を衣類だと思って被せるだけです(笑)

後ほど使い方の注意点を書きますが、丁寧に被せて上と下を麻紐などで縛るだけで固定できます。使い方が複雑だと手を出しにくいですが、簡単ですので時短に繋がります。

衣類カバーの特徴

DAISOの衣類カバー(前面透明タイプ3枚入り)は2種類が発売されているようです。

今回私が購入したのは「コート・ワンピース用」で大きなタイプでした。商品サイズは60×0.2×125cmとなっています。

もう1つの種類は「スーツ・ジャケット用」で商品サイズは60×0.2×95cmです。差としては高さが125㎝か95㎝となっています。

ちなみにこの商品は「前面透明タイプ」と書かれていますが半分が透明なフィルムで半分は不織布で構成されています。メリットとしては半分が不織布で通気性があるため蒸れにくいことです。片方は透明なため光合成を行いやすく、半分は不織布で蒸れにくい。これはなかなか魅力的な商品ではないでしょうか?

一方デメリットとして、裂けやすい・破れやすいと感じます。この商品は当然ながら衣類用ですので服を保護することを目的として作られた商品です。果樹のように枝があるものに被せようとするとフィルム部分・不織布部分のつなぎ目で裂けることがあります。被せ方に注意することで防げますが、意識する必要はあります。

今回はレモンにも被せましたが、トゲが厄介でフィルムに穴が空いたりしました。レモンのトゲは生育に関係ありませんので防寒対策前にはトゲ切りをしておいた方が良いのかもしれません。

果樹の防寒対策

では、実際に衣類カバーで防寒対策をやってみましょう。

商品を1枚出して裏返す要領で底を果樹の頂点に合わせます。その後、カバーが破れないように枝を調整しながら衣類カバーをおろしてきます。うまく収まったら麻紐などで上と下を縛って完成です。

衣類カバーですので上部にはハンガーを通す穴が開いています。果樹に支柱を立てている場合は穴に支柱を通して麻紐で縛れます。支柱があると風の影響を受けにくいので支柱を立てておくのが良さそうですね。

注意点としては先ほども書きましたが破れないように注意です。わりと破れやすいため枝を手で動かしながらカバー内に入れていきます。

衣類カバーの上部は単管パイプでも通るほどですので、ほとんどの支柱は通せると思います。麻紐で衣類カバーと支柱を結べば風が吹いても動きにくいですね。

商品の特徴でも伝えていますがこの衣類カバーは前面透明タイプです。半分が透明で半分が不織布です。普通に果樹に被せるだけでも良いですが、向きを気にするとなお良いです。

具体的には不織布側はよく日が当たる方に向けることです。

透明フィルム側を向けてしまうと温度が高くなりすぎて蒸れや高温障害も考えられます。半分が不織布ですが場合によって蒸れてしまいますので向きを考えておくと良さそうですね。

まとめ

今回はDAISOの衣類カバーを使って果樹の冬越し(防寒)対策をしました。3枚で110円ですのでコスパが良い便利グッズだと思います。

メリットは簡単に購入でき、使いやすく、単価が安い。デメリットは破れやすい、大きくなった果樹には使いにくい(使えない)。この辺りが考えられます。

実際に農園の露地果樹に使いましたが個人的には満足しています。苗木を植え付けて栽培1年目の果樹に使いましたが枝を持って注意して衣類カバーに収めれば破れることなく使えました。一部はレモンのトゲで破れてしまったものもありましたが麻紐で固定してそのまま使いました。

半分が透明で半分が不織布とのことで、全て不織布の場合と比べてどのような違いが出るかもやってみたかったのですが、不織布が余っていなかったので断念しました。

衣類カバーを使った冬越しは初めてですので今後も様子を確認して何か気付いたことや変化があれば報告していきます。

2023.1追記

衣類カバーを防寒対策として使い1週間が経過しました。使用した果樹には一部で変化が見られました。衣類カバーのフィルム側に触れていた葉っぱが変色していました。多少はこうなると思っていましたが葉っぱが湿気でフィルムに張り付きそのまま温度上昇・日に当たったことで被害が出たと思われます。不織布側は通気性がありますがフィルム側は湿気が溜まりやすいことが影響しました。

引き続きカバーをした状態で様子を見ていきます。

最後になりますが、もふもふ農園では柑橘栽培に力を入れており、特にレモンは新規栽培に挑戦中です。ポット栽培をするにあたり、土作り・品種の選定・樹形の検討などを行ってきました。初収獲を目指して頑張っています。レモン栽培の様子はカテゴリー「レモン日記」で投稿していますので興味があればレモン記事も読んでみてください。

今回も最後まで読んで頂き感謝です。

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