柑橘日記|ビニールハウス果樹栽培の話

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もふもふ農園

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「ビニールハウス果樹栽培」です。昨年も似たような記事を書いていたような気がしますが、今月はネタになるような記事の候補がないので今回行った作業と色々思うことを書いていこうと思います。

最初に説明しておくと、うちの管理するビニールハウスは20棟近くありますが、その中の3棟で果樹栽培を行っています。品目としては全て柑橘類で「レモン」「ポンカン」「不知火」を1ハウスずつ割り当てています。(せとかやフェイジョアもビニールハウス栽培していますがアスパラと同じハウスなので今回はカウントしていません)

この3品種は60サイズから80サイズの大型ポット(大型鉢)に植えてビニールハウスに並べて栽培をしています。ポットに植えているため水やりが必須となるため水源から給水ホースを繋いでレバー一括で給水できるようにしています。

こちらはレモンハウスですね。レモンは棘のある品種が多く、風で果実や葉っぱを傷めてしまうことが多いですが天候の影響を受けにくいビニールハウスなら露路栽培に比べて綺麗な果実を収穫できるメリットを感じています。

ちなみに栽培しているレモンの中で一番棘が強烈なのは「姫レモン」です。毎年剪定や果実の収穫時に棘が刺さり叫んでいます(笑)リアルに親指ほどの長さの棘が出ているので危険です。

柑橘日記|ビニールハウス栽培の話

さて、うちの農園では例年10月後半にはビニールハウス内の草むしりを行い綺麗な状態にリセットしています。

大きな理由として「追肥」があり、柑橘類は3月6月9月11月に肥料を与えています。今回は11月の追肥に向けた管理でもあり雑草にまみれたハウスでは作業がやりにくいため今回のような大規模草むしりを行っています。

この作業の際には草むしりだけでなく裂果した果実や徒長した枝も落としています。冬の剪定を楽にすることを考えており、裂果果実や徒長枝は一目でわかるため頭を使わなくてもバサバサ切れるので草むしりに疲れたら鎌から剪定鋏に持ち替えて作業を行っています。

今年は思ったよりも裂果果実がなくホッとしています。夏の猛暑で一部弱った果樹も見受けられましたが果実のつき具合は例年通りに感じています。

さて、毎年の草むしりですが私は蚊取り線香・LOWEの剪定鋏・鎌の3点セットで乗り越えています。

わざわざ説明することでもないと思いますが、雑草の生い茂る環境下での草むしりは蚊がたくさん襲ってきます。蚊取り線香なしでは30分も持たないでしょう(笑)

真似する必要はありませんが、私は常に蚊取り線香を3つ使って三角の形に配置してその中で作業するようにしています。移動するたびに蚊取り線香も動かしながらバリアを張るイメージです。

ちなみに写真では蚊取り線香を防草シートの上に置いていますが雑草に燃え移ったり紛失するのが怖いため基本的に鉢の上(果樹の根本)に置いています。

ビニールハウス内で枯れた雑草は乾燥していることが多いため火の取り扱いはくれぐれも注意ですね。

剪定鋏は以前から何度もおすすめしているライオンLOWEです。たしかブログを始めた年か前の年に購入していますが今も切れ味は衰えておらず太い徒長枝もバサバサ切れています。好みにもよりますが私はこちらをおすすめしますので興味があれば商品を見てみてください。種類も多いのでどれを選ぶか悩みますね。

最後は鎌です。はい、普通の鎌です。農園に余っていた鎌で特に言うことはありません。

ビニールハウス内は大型鉢や給水ホースがあるため草刈機は使えないので必然的に鎌での作業となります。ちなみに草むしりがメインですが鎌があると作業効率が良いです。かたい茎を持つ雑草は先にある程度切り落としておくと後々の作業が楽になります。

又、ビニールハウス全体を防草シートで覆っているとはいえ、端は防草シートがかかっていないため土から雑草が生えていて鎌で切った方が楽です。

色々書いてきましたが、話をまとめるとビニールハウス果樹栽培は雑草との戦いがメインで蚊対策が必須ということです。

こちらはビニールハウスの端の状態です。この部分は土からしっかり根を張っているので防草シート上の雑草と比べると少し面倒です。

ちなみに防草シートを敷いていても雑草は生えてきます。鉢から土がこぼれたり防草シートの摩耗した部分・鎌などで傷付けた部分・水が溜まる部分からも出てきます。

鉢から生えた雑草を抜いたり刈ったりする過程で土が多少なりともこぼれ、そこから雑草が芽を出します。奴らは生命力がすごいです。

ハウス一面雑草まみれですが、大体1棟3時間半から4時間くらいで草むしり・裂果果実と徒長枝の除去が完了します。アサガオやヤブカラシなどのツル系雑草が多いと時間がかかってしまいますが写真のような状態だと一瞬で終わります。ただ、この状態まで雑草が育っているとたくさんの種が落ちるので春になれば再び雑草祭りになることが見えています。

こちらは草むしりの終わったポンカンハウスです。全てのハウスが終わればエアーで落ち葉やできる限りの種を端に飛ばしています。以前は落ち葉を集めて堆肥化していましたがここ数年は時間と体力的に厳しいのでやっていません。お金をかけずに肥料作りは魅力的ですが、どうしても時間がかかってしまうので他の作業を優先してしまいます。

ちなみにハウス内の雑草は全て外に出しています。こちらに関しても昔はロールベーラで雑草ロールを作ってみたこともありますが結局、時間と堆肥効果が伴わないのでハウス外に出して終わりです。

余談ですが、この雑草が半年もすると良さそうな土になるんです。ゆっくりと分解され、栄養のありそうな雑草堆肥になります・・・が、そこから別の雑草が生えてきて養分をしっかり吸い取っています(笑)

先ほどと似たような話ですが、数年前は草むしりをしたら1箇所に雑草を集めて籾殻や米ぬかやコーランネオなどを混ぜ込んで堆肥を作っていたこともあります。あの頃は気になった農法を次々試していたことを思い出しました。

以上がここ最近行ったことになります。あとは追肥(秋肥)をして年明けの収穫に備えるだけです。

まとめ

ビニールハウスで果樹栽培をしていて思うことは、防草シートを敷いていても雑草との戦いは避けられないということで、定期的な草むしりは必須で蚊取り線香を準備して挑むのがいいと思います。

防草シートがある分、雑草は簡単に抜けますが思っていたような楽な管理ではありませんでした。雑草が給水ホースを押し上げて抜いてしまい水不足から果樹が枯れてしまうこともありましたし、小動物が給水ホースを齧って穴を開けたこともありました。ツル系雑草が果樹全体を覆って光合成を阻害していたことや徒長した枝が摩耗したビニールハウスを突き破ったこともありました。ただ、ビニールハウス鉢栽培は露路栽培に比べて水の管理と果実の品質面では大きなメリットがあると感じます。

水分を絞りたい時は給水を行わなければいいので調整しやすいです。

唯一の問題点は柑橘類の単価が安すぎてビニール張り替え費用・防草シートの更新費用・肥料代・給水ホースやピンの交換費用で利益が全く!全く残らないことです!近年の物価高でむしろマイナスです。

利益だけでみたらこの3棟は全てアスパラハウスにしてしまうのが最適解なのはわかっていますがここまで育った果樹達にも愛着はあります。

せめて雑草が生えない状態を作れたら管理も最低限でよくなるのですが難しいですね。

農園ではさまざまな果樹を栽培していますが、一番コスパよく栽培できていると感じるのはレモンです。レモンはみかんやブドウやりんごなどと違い、甘くする必要がないので収穫判断がしやすく、秋前のグリーンレモンから冬のレモンまで長期間収穫適期があるので収穫時期を分散できます。

みかん系は糖度チェックをしつつ、基準を超えたら一気に収穫を進めていくためバタバタしてしまいますのでレモンは魅力があると思います。飲食店様からもレモンのお伺いがあったりして需要も感じています。

果樹栽培は今後どうしていくか不透明ですが、ひとまず今の果樹達をうまいこと管理していけるように頑張っていきます。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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