防草シートで雑草を封じ込めた話

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もふもふ農園の小ネタ

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「防草シート」です。春から雑草が旺盛に伸び出して栽培の邪魔をしてきます。草刈機で雑草を刈り取り、雑草を集めて果樹のマルチングをしたり米ぬかやコーランネオなどを混ぜて雑草堆肥を作ったりしていましたが最近はやることが多すぎて雑草と戯れるのも限界です。

アスパラの夏芽に向けた管理をしつつ、ブドウの管理をしつつキウイの摘果を進めつつ果樹全体の追肥や柑橘類のアゲハ蝶対策など手が回りません。終わらない雑草との戦いをしているうちにイライラが限界に達し・・・ふと防草シートで一掃しようと思いました(笑)

防草シートは値段がピンキリですがそれなりの面積を覆う場合はそれなりの金額がかかります。今回は部分的ではありますが防草シートを活用して雑草対策をしましたので作業内容や使ったグッズなどを紹介していきます。

土で栽培するからには雑草との戦いは避けられません。うちでは雑草抑制の活動としてナギナタガヤやクローバーやヘアリーベッチなどの植物を導入したり雑草で果樹の根本をマルチングして雑草抑制したりしています。

特にナギナタガヤやヘアリーベッチは一定の効果が見られ満足していますが基本となる定期的な雑草管理をしてこそ真価を発揮するとも感じます。雑草管理に疲れたあなたへ防草シートの話をしていきます。

草が伸びる→雑草を一掃する→時間が経つと雑草が伸びる。このスパイラルから脱出します。

防草シートで雑草管理

基本の話から始めます。防草シートとは、雑草の発生を防ぐために地面に敷くシートのことです。防草シートを敷くことで、草むしりや草刈りの手間を省くことができます。

防草シートの期待できる効果として雑草の抑制・泥はね、ぬかるみの防止・砂利の沈み込み防止などがあります。

雑草抑制のメカニズムとして防草シートは、太陽光を遮断し、雑草の光合成を抑えることで雑草の発生を防止します。遮光性の高いものほど、雑草を抑える効果が高くなりますがコストも高くなる傾向にあります。また防草シートは、除草剤などの薬剤を使う必要がなく、一度の施工で長期間の雑草対策が可能となるメリットもあります。

基本的に防草シートを施工するときはシートピンと呼ばれるものも合わせて使い地面にシートを固定します。


今回はシートピン400本(100本4セット)と防草シートの補修・つなぎテープ50m(10m5巻)を購入しました。防草シートは以前に購入した高価な分類に入るものを使います。

今回購入したものは後ほど紹介していきます。

防草シート設置後のイライラ

終わらない雑草との戦いもイライラしますが、防草シートを設置して雑草対策してもイライラすることがありました。

以前に設置した防草シートの隙間からツル系雑草ヤブカラシが伸びてきました。防草シートが少し浮いてきたと感じていましたがシートの下ではヤブカラシが伸びていたようです。

この時に使用していた防草シートは農園にあったリサイクル品で遮光効果が薄れていたのかもしれません。

シートの重なりは20cm以上ありましたが突破されました。雑草の生命力の高さに驚きました。

この部分もそうですがシートピンの間隔を長めにしてピンをケチったところは雑草が出てきやすかったように感じます。ピンは勿体無いと感じるくらいがちょうど良いのかもしれませんね。

ピンは60cmくらいの間隔が適切と言われていますがヤブカラシやアサガオなどのツル系雑草が多いエリアであればもう少しピンの間隔を狭くするか補修テープで隙間を埋めるような物理的対策が良さそうと感じました。

防草シートの効果を高めるには

まずは防草シートの効果を高めるために行った方が良いことを書いていきます。

下地処理

雑草や石をしっかり除去し、地面をできるだけ平らに整地します。地面が凸凹だとシートが浮き、隙間から雑草が生えやすくなります。

特に今の雑草が出る時期はしっかりと刈り取ってから防草シートを敷いていきましょう。

シートの敷設

シートは端から少しずつ広げ、風であおられないように都度留め具(シートピン)で固定します。

効果を高めるために60cmから70cmくらいの間隔でピン固定をするのがおすすめです。

シート同士を重ねる場合は、10cm以上重ねて敷くことで、隙間からの雑草発生を防ぎます。

※今回はツル系雑草がシートの隙間から伸びてきてイライラしました。シートの重なりは20cm以上あったと思います。

端部や障害物の周囲は、隙間ができないようシートを立ち上げたり、切り込みを入れて密着させます。単管パイプの周囲は切り込みを入れて密着させました。

固定と補強

シートの端や中央部を専用ピンでしっかり固定します。シートピンは長さがいくつかあり15cmや20cmのものが多いです。うちが使用しているのはほとんどが15cmのシートピンです。

当然ながら長いサイズのシートピンの方が金額も高くなる傾向にありますが地面に固定する力も高くなります。防草シートの設置場所の地面が硬めであれば15cmピンで問題ないと思います。

シートの継ぎ目は防草シート専用テープで補強すると、より効果的です。


草刈機で雑草を一掃し、鎌を使って地上部を平らになるように整えました。それでも防草シートを敷くと浮いている部分があり完全な効果を得るのは厳しいかもしれません。

冬であれば雑草が枯れているため防草シートの設置に適したシーズンだと感じました。

防草シートの設置作業

果樹エリアに防草シートを敷きました。

高価な防草シートで使うことを躊躇いましたが雑草管理から脱出できるなら安いものです。

しかしながら・・・防草シートを設置したエリアから得られる収益は微々たるものです。正直なところ、もっと収入の期待できるエリアに設置したいとも思いました。

今回使用したシートピンと補修テープの紹介をしておきます。

シートピンは15cmのものを購入しました。今までも15cmタイプを使ってきましたが地面が普通の場所であれば固定できます。別の圃場ではふかふかな地面に固定したら強風でシートが浮いてしまうことがあったため防草シートを設置する場所に合わせてピンの長さを調整してください。

補修テープは10mのものを5つ購入しました。10mは思っていたよりもすぐに使い切ってしまいますので多めに準備しておくと安心です。

補修テープはシートの重なり部分をなくすために使いました。雑草がシートの隙間から伸びてきて外に出てしまうことがあったためテープを購入して封じ込めます。

粘着力もしっかりとあり、現状はテープを貼ってからも剥がれはありません。普通の粘着テープに比べたら価格は高いですが耐久力や防草シートとの相性を考えた時に選ぶのは、やはり専用のテープが良いと思います。

作業としては雑草を刈り取ってできる限り地面を平らにして防草シートを敷き、たわみができないようにピンで留めました。

シートの重なりは少なくとも10cm以上は確保しました。以前に設置した場所は20cm以上重なりがありましたが雑草が出てきました。これを考えると重なり部分は補修テープを使う方が後々の管理は楽だと思います。

まとめ

雑草抑制に物理的効果のあるアイテムと言えば防草シートですね。防草シートとシートピンがあれば地面に固定はできますが、加えて補修テープがあればより効果を高められると思います。

シートを固定するにあたり、まずは設置場所の雑草を一掃し地面を平らにしていきます。凸凹した状態では防草シートの効果を十分に発揮できません。鎌なり手作業なりで雑草や大きめの石などを除去して事前準備をしていきます。

シートを敷いたら端からピンで固定し、シートの重なり部分は10cm以上を目安にして固定します。設置場所の雑草の種類にもよりますが、うちのようにツル系雑草が多い圃場であれば補修テープで重なり部分を覆ってしまうのも効果を高めるポイントですね。

定期的な草むしりは心身ともに疲れてきます。防草シートによって雑草除去の時間が減少するのであれば導入する価値はあるのではないでしょうか。

今回の記事では防草シート・シートピン・補修テープを紹介しました。防草シートとシートピンだけでも設置できますが補修テープも合わせて使うとより効果が高まると感じました。

農園での出来事は定期的に記事にまとめており、今回のようにちょっと有益ではないかと思うものはカテゴリー「農園の小ネタ」にまとめています。参考になるかは分かりませんが新たな発見があるかもしれません。

興味があればカテゴリーから記事を選んで読んでみてください。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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