こんにちは!管理人のすのうです。
今回のテーマは久々の「キウイ栽培」です。以前は摘心や花粉採取から人工授粉の作業を行っていましたがその後は摘心を続けた程度で特に大きな作業は行っていませんでした。今回は7月から9月に行った作業を伝え、現状のキウイの成長を記事にまとめていきます。
キウイ栽培は1年目ですが、かなり成長して理想となる仕立てが完成しつつあります。成長速度で言うと黄色系キウイ「東京ゴールド」の伸びが良いと感じます。小ぶりなキウイですが今後の収穫が楽しみです。
今回の記事をまとめると「芽かき」をしつつ、棚下までの不要な枝を定期的に「間引き」つつ、雑草まみれとなった果樹園の「雑草対策」をしました。しっかり管理を行い冬までにさらに主枝を伸ばしていけるように管理していきます。
※キウイ日記で紹介している作業は私がキウイ栽培を書籍やネットで学びつつ、自分でやり方を変えたり試したりしています。一般的な栽培方法と異なる点もあると思いますので参考までにしておいてください。言えることは私が購入して育てているキウイは1本も枯れていません。
キウイ日記|7月から9月編
最初に私の中でこうしたいと考えている仕立てを説明しておきます。
キウイの主枝を伸ばして約2mの高さまで到達したら両サイドに分け、一定方向まで伸ばして90℃曲げてさらに伸ばす。下の図を見てもらったら分かりやすいと思いますが、言うならば2本主枝のオールバック仕立てとなります。
雄木は横方向に伸ばした一文字仕立てや通常のオールバック仕立てを行いますが、雌木は全て2本主枝にしようと思います。これは以前にブドウ栽培の記事で読んだ仕立てを参考にしました。初めての仕立てですのでうまくいくか不安ですが、来年はそれなりに果実をつけようと思っています。
一番生育の良いキウイはこんな感じです。着々と理想の仕立てに近づきつつあります。キウイ棚まで約2m、そこから伸ばした部分が約2mで植え付けから半年ほどでトータル4mも成長したのはすごいと思います。
芽かき
キウイの新芽が次々に出てきますが、キウイ棚より低い位置から伸びた枝(新芽)は今後使わないため、芽が出た時に取り除きます。手でポロっと取れますので果樹園を通った時に見かけたものは都度取っていました。
小さいうちに芽かきをすると余計な養分を成長に使わなくてよいため、他の場所がしっかり成長してくれます。
枝の間引き
最初は光合成量を確保するために多くの枝を展開させてきました。途中からは摘心をしながら不要に枝を伸ばさないようにしてきましたが、キウイ棚より低い位置から出た枝はそろそろ落としていこうと思います。
栽培の教科書ではひたすら主枝を伸ばすため他の枝は最初から落としていくと書かれていることが多いですが、どうしても抵抗があったため私は主枝以外の枝も残していました。
キウイが成長を続け、棚上を超えて枝を伸ばしていることが確認できたため少しずつ下の枝を落としました。
間隔としては数日から1週間に1本を目安としました。いきなり何本も成長した枝を落とすのは良くないと考えたためです。キウイの成長を見つつ枝を落としていくよう心掛け1ヵ月から2ヵ月ほどの期間でゆっくりとキウイ棚下まで枝の間引きを行いました。
ちなみに私が使っている枝を切る鋏はレーヴェという商品です。柑橘類の剪定でも使っており、太めの枝でもバッサリ切れておすすめです。最初は安い剪定鋏を使っていましたが切れ味が悪くなり、より力を入れないとダメになりました。市販のものより高めですが持っておくと何かと重宝します。
枝を切った後は保護剤を塗る事をおすすめします。切り口から病原菌が入ったり、樹液が流れ出たりすることを防ぐ効果が期待できますので枝を落とした後はしっかり塗っておきましょう。
雑草対策
農産物の栽培では雑草がつきものです。キウイを栽培している果樹園でも雑草が生い茂り、ツル系の雑草が果樹に巻き付いたりしています。
うちでは特に「アサガオ」と「ヤブカラシ」が目立ち、気が付いたら雑草エリアを拡大しています。アサガオはたくさんの種をつけ、見逃したものが次々発芽しますし、ヤブカラシはその名の通り竹藪を枯らすほど繁殖力の強い雑草で地下茎から次々芽を出して地上部を刈り取っても別のところから芽が出る厄介な雑草です。
黒マルチ+防草シートで覆っても良いのですが、できる限り自然の状態を取り入れつつ栽培したいと考えているためクローバーで覆うことにしました。いわゆる「草生栽培」や「リビングマルチ」や「グランドカバー」ですね。
クローバーで覆うことは賛否両論ありますが、私は良いのでは?と思ったためエリアを絞ってクローバーを植え付けました。まだ始めたばかりで他の雑草と戦っていますが来年にはある程度の結果が分かると思います。作業風景や私の考えは別の記事にまとめていますので興味があれば読んでみてください。
雑草対策の第一歩は草むしりです。雑草が繁殖していたためまずは草むしりをコツコツ行い、スッキリした果樹園を目指しました。この時むしった雑草は有機物マルチとして果樹周辺にかためても良かったのですが、雑草堆肥として役立てることにしました。
雑草を堆肥化する方法はいくつかありますが、うちでは肥料袋で作るパターンと直接地面の上に積み重ねるパターンで堆肥化をしています。途中でモミガラや米ぬかやコーランネオなどを混ぜるとより良い堆肥化が望めます。こちらに関しても過去に記事を投稿していますので雑草の使い道を知りたい方は記事を読んでみてください。
それぞれの記事は今後の進捗により順次更新していきますので最終結果まで報告できるようにしていきます。
まとめ
キウイ栽培の途中経過をまとめました。このシーズンは芽かきや枝の間引きをしていましたが、栽培1年目だからかそこまで作業量はありませんでした。来年はどれほど作業量があるか比べて記事にまとめられたら良いと思います。
今後の作業ですがいよいよ収穫となります。基本的にキウイは2年ほどは実をつけない方が良いと言われていますが、私は栽培1年目から人工授粉して実をつけました。今年は少量ですがキウイの収穫を行い、食べたいと思います。
余談ですが、キウイの収穫はだいたいの目安が決まっています。緑色のキウイは11月中旬・黄色のキウイは11月上旬・赤色のキウイは10月下旬が目安です。糖度計を使って収穫タイミングを探る方法もありますが、先ほどの時期を目安に収穫していきたいです。
キウイ栽培はまだまだ初心者ですので栽培に関するいろいろな情報を集めてやりたいと思ったことは取り入れていきます。
今回も最後まで読んでいただき感謝です。
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