美味しいアスパラを見極める5つのポイント|売り場では鮮度保存対策を見る!

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アスパラ日記

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「美味しいアスパラ」です。アスパラ農家が教える美味しいアスパラのポイントを記事にしていきます。

みなさんはアスパラを買うときにどこに注目していますか?もしかしたら知らなかった見分け方があったのかもしれません。全部知ってたらハナタカさんです。

結論から言うと美味しいアスパラを見分けるポイントは

サブローCEO
サブローCEO

売り場!穂先!ハカマ!茎と色!下部!

ではそれぞれ解説していきます。

※基本的に売り場ではグリーンアスパラガスと言う名称で販売されていますが、見れるのであれば「品種」にも注目したいところです。うちの見解になりますが、例えば栽培がしにくいが糖度の高い品種・栽培が比較的簡単でたくさん収穫できる品種が販売されていたとしても名称はグリーンアスパラガスです。価格は同じでも味は全然違います。

売り場を見る

最初にみて欲しいのは売り場の状態です。

ちなみにアスパラの何%が水分だと思いますか?

すのう
すのう

50%ぐらい?いや75%!

サブローCEO
サブローCEO

アスパラは約93%が水分だよ。

アスパラの約93%は水分

アスパラは水分の多い野菜で鮮度が命です。売り場の管理状態が悪ければあっという間に鮮度が低下してしまいます。

ビタミンCの減少は特に早く、21℃で3日間保管するとなんと7割も減少します。(0℃で3日間保管だと約25%減少)

もしも売り場のアスパラが20℃前後、横向きで梱包袋なしの場合や横向きで水のないむきだし状態で陳列されていたら…要注意です。

アスパラは立てて保管が望ましい

みなさんが食べているアスパラは若茎という部分です。一般的に20cm以上で収穫・出荷されています。1日に14cm以上伸びる調査結果があり、生理活性が高いです。

もふもふ農園では27㎝にカットして出荷しています。

保管方法ですが、横向き保管はよくないです。アスパラは光に向かって伸びるため余計なエネルギーを使って曲がってしまいます。

保存場所も常温を避け、濡らしたキッチンペーパーなどで巻いて袋に入れて冷蔵庫で保管します。

アスパラは立てて管理

もふもふ農園でも出荷時は立てる。水を含ませた新聞紙で巻くことを徹底しています。

鮮度維持の袋か水の入った容器に入っているか

アスパラの鮮度・水分保持に必要な対策がとられているか確認しましょう。

袋包装で乾燥しないもしくは切り口を水につけた状態。この2点です。

アスパラは収穫後も成長しようとしています。乾燥対策は必須ですね。

直売所や道の駅などでは毎日野菜が届くので新鮮なことが多いですが、スーパーは陳列量が多く、収穫から陳列まで時間が経っていることが多いです。

とあるスーパーでは下に氷を並べてあり、アスパラの鮮度保存をしていました。このような対策をしている場所で買いましょう。

もふもふ農園では袋でも出荷していますし、容器に水をはった状態で立てて出荷もしています。鮮度維持の防曇袋(ボードン袋)に入れてあるものは長持ちします。逆に何も対策されていない状態で陳列されていれば要注意です。そのようなアスパラはしおしおになって食味も大幅に低下してしまいます。

乾燥対策ができているか確認
穂先を見る

アスパラの穂先を確認してみましょう。

開いてますね…穂先の開いたアスパラは好ましくありません。

ポイントは穂先がしまっているものを選びましょう。みずみずしくて美味しいです。

ちなみに選ぶポイントとして「穂先」を書きましたが、穂先の開いたアスパラも美味しく食べられます。選ぶなら穂先のしまったものですが、お得で見るなら開いたものもアリですね。うちでは穂先の開いたものは訳アリとして販売しています。価格的には通常のものより3割ほど安くなっています。スーパーでは訳アリは基本的に出回りませんので直売所がねらい目ですね。

穂先がしまっているか確認
ハカマの間隔

アスパラにはハカマと呼ばれる節があります。茎にある三角形のものですね。

このハカマの間隔が広く、きれいな三角であるものを選びましょう。

ハカマは成長の目安になる部分で気温が高いときにはぐーんと成長し、間隔が広くなります。

寒いときにゆっくり成長した場合は間隔が狭くなります。

形もきれいな正三角形に近いほど味が良いと言われています。

ハカマの間隔と形を確認
茎と色

続いて、茎の状態と色を見てみましょう。

グリーンアスパラは緑色が鮮やかなものを選びましょう。茎が色濃くまっすぐ伸びているものが良いアスパラです。

アスパラが極端に曲がっている、色が薄いものは避けましょう。

余談ですが、アスパラには春芽と夏芽があります。人によっては秋芽なんて呼んだりする場合もありますが、基本的に3月下旬頃から出回るものを春芽、5月下旬頃から出回る立茎後のアスパラを夏芽と呼ぶことが多いです。(ビニールハウス栽培の場合です。露地栽培は収穫時期が異なります。)

春芽は太陽の光をたっぷり浴びるため濃い緑ですが、光が遮られる立茎後の夏芽は薄い傾向にあります。私は春芽の方が好きですが、シャキシャキした夏芽も美味しいです。

緑が鮮やかで曲がりのないものを選ぶ
下部の確認

あまり注目されないところですが下部をみましょう。

アスパラは日光を浴びてきれいな緑色になります。栄養たっぷりで美味しくなっていきます。

土の下は光があたらないため紫や白っぽくなっています。

この部分は固く、筋張っています。

出荷時に規定サイズにカットしますがこの部分がないほうが美味しいです。

たまにうちもやってしまいますが、収穫サイズまで5mmほど足りない…そんな時は少し下の方でカットしてしまいます。結果、かたい部分が混ざったりします。消費者の方が選ぶなら、下まで緑色を選んでくださいね(笑)

※夏アスパラは親茎に隠れて日が当たりにくいため、紫がかったものが多くなります。

切り口まで緑がおすすめ
ポイントのまとめ
売り場の陳列状態を確認する。
すのう
すのう

乾燥対策が行われているか確認。

袋梱包か切り口を水につけている、氷などで低い温度にしているかなど。

穂先を確認する。
すのう
すのう

穂先が開いていないものを選ぶ。

穂先がしまっているものを選びましょう。

ハカマを確認する。
すのう
すのう

間隔が広く正三角形を選ぶ。

形が正三角形に近いものほど味がよいと言われています。

茎と色を確認する。
すのう
すのう

曲がりのない色の鮮やかなものを選ぶ。

まっすぐ伸びているものを選ぶ。

下部を確認する。
すのう
すのう

切り口まで緑色のものを選ぶ。

紫色や白っぽいところは固い。

サブローCEO
サブローCEO

参考にして美味しいアスパラを探してな。

まとめ

今回は美味しいアスパラを選ぶポイントをまとめてみました。

最初にも書いていますが「品種」も注目したいポイントです。アスパラにも品種があるの?と思われるかもしれませんが、もちろんあります。イチゴやブドウやリンゴにもたくさんの品種がありますね。アスパラで認知度が高い品種を言うなら「さぬきのめざめ」です。テレビで取り上げられることも多い、香川県のブランドアスパラです。

ちなみにうちでは「スーパーウェルカム」を推しています。ホテルや飲食店、地元の方からも注文が入ります。これとは別にたくさん収穫でき、病気にも強い「PA-050」と言う品種や紫品種も栽培しています。

穂先やハカマが紫がかったものが特徴のスーパーウェルカム。めっちゃ美味しいです。アスパラはどれも同じと思っている人は是非食べ比べをしてほしいです。それと、道の駅や直売所でアスパラを買ったことがない方はそこで新鮮アスパラを買って食べてみて欲しいです。

アスパラは鮮度が命です。陳列される時間が長ければその分新鮮さも失われていきます。うちでは朝に収穫したものを昼の追加出荷で陳列もします。たかがアスパラと思わずに美味しいアスパラを探してみて下さい!

直売所出荷に興味があればこちらの記事も読んでみて下さい。農家目線の記事になりますが、直売所出荷ってどうしているのか?も知ってほしいです。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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