こんにちは!管理人のすのうです。
今回のテーマは「アスパラ日記」です。8月下旬のアスパラ収穫を記事にしていきます。
最初にもふもふ農園のアスパラ栽培についておさらいしておきます。うちのアスパラは50aの面積で管理しており、ビニールハウスは14棟。2021年の3月に15棟目のアスパラハウスができました。
そんなアスパラ栽培ですが、今のシーズンは様々なことが重なり超過酷な収穫となっています。その過酷さを伝えていけたらと思います。
先月はホワイトアスパラを作ったり、大量のアスパラ収穫をしたり達成感がありました。しかし…今のシーズンは違います…
過酷なアスパラ、教えてもらおうか。
他のアスパラ農家さんはお盆明けから「完全立茎」し始めましたが、もふもふ農園のアスパラはまだ収穫を続けています。ちなみに「立茎」とはアスパラを収穫せず木(親茎)にすることです。立茎すると光合成により根(貯蔵根)に養分が蓄えられ、次のアスパラを出すエネルギーになります。
通常よく見るアスパラを収穫せず成長させると…
木になります。完全立茎とはアスパラを収穫せず、全てを親茎にすることです。収穫をやめて来年度に向けて養分を蓄える意味合いがあります。
ではここからが本題です。
8月の現状
アスパラの収穫量はかなり少なくなり、1日あたりは5㎏~8㎏程度になりました。ちなみに収穫しているアスパラハウスは5棟です。(残り9棟は完全立茎しています)
弱ってきたアスパラハウスは完全立茎しました。お盆を直撃した台風でビニールハウスが破れて雨ざらしになりアスパラの親茎が倒れたり病気になったりしました。
無事なアスパラハウス5棟のみ収穫を続けていますが、たった5棟だけでも過酷です。
過酷な理由は「暑い」「収穫が少ない」「虫が出る」「葉が落ちる」です。
まずは、暑さにより汗が止まりません。蒸し暑いビニールハウス内で作業するとすぐに汗が出てきます。アスパラ収穫が終わるころにはタオルが絞れるほどです。
そして収穫量が少ないです。太いアスパラが減り細めのアスパラが多くなりました。これはアスパラが弱ってきた特徴でもありますのでこの5棟もそろそろ完全立茎を考える必要があります。
お盆明けあたりから「虫」にも注意が必要です。うちのアスパラハウスでは毎年お盆明けあたりから「ヨトウムシ」が発生します。芋虫系ですので私は苦手です。アスパラを食べて食害痕を残すため売り物になりません。せっかく収穫したアスパラに食害痕があると廃棄するため残念です。
そして大きな過酷ポイント。
アスパラ親茎の葉が落ちます…収穫していると大量の葉が落ちてきて服の中や髪、タオル、軍手、ポケットなどいたるところに入ります。
収穫コンテナもこの通り。この時期はアスパラの葉がポロポロ落ちやすいです。
この中を進んで収穫するので帽子をかぶっていてもおかまいなし。耳の中にも入ります…
軍手も服も葉まみれ…汗が出た部分には葉が張り付いて不快です。
もちろん全身、葉まみれです。ポケットの中にも入ります。収穫を終えたら最初に服を脱いではたきます。軽く積もるほど葉が出てきます(笑)
こんな過酷な中でもアスパラを収穫する理由をつーさんに尋ねました。
アスパラを待っている人がいるから。
収穫できる限界まで頑張るそうです。ちなみに…最近は私が毎日アスパラを収穫していてつーさんは毎日梨園に行っています。
私も休みの日は応援に行っていますが、こちらも過酷です。
それが楽しかったりするんですがね(笑)
そんな過酷なアスパラ日記でした。
今回も最後まで読んでいただき感謝です。
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