お米はどう管理する?|ペットボトル保存のススメ

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もふもふ農園の小ネタ

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「お米の管理方法」です。今は稲刈り真っ只中でもうすぐ新米が出回るシーズンですね。価格を考えると古米という選択も入ってきますが、個人的にはやはり新米の方がが美味しいと思います(^^)

今回の記事ではお米の保存についての見解を書いて私が実践しているおすすめの管理方法を紹介します。ホームセンターでは1000円程度からお米の保存容器を購入することができますが、私はそれは買いません。家にある、あるものがコスパよくお米の保存容器になることを知っているからです。

今回の内容は知っている方も多いと思いますが、お米の保存に適した環境・コスパよくお米を保存する容器の話をしていきます。

農園の小ネタ|お米の保存

知っている方も多いでしょうが、お米は常温保存に適していません。

理由としては、お米は高温・湿気に弱く、20℃以上では虫やカビが発生しやすくなるからです。このあと詳しく説明していきます。

常温(特に20℃以上)ではお米の成分が酸化しやすく、美味しさや香りがどんどん失われ酸化が進むと古米臭(ふるまいしゅう)が出ることもあります。

古米臭について

古米臭とは、お米が長期間保存されることで発生する古新聞や段ボール、油の劣化臭に似た独特のにおいを指します。このにおいは、お米に含まれる脂質が酸化して生じる揮発性成分が原因とされています。

私自身はお米の常温保存をしたことがないので古米臭のことを知りませんでしたが、調べてみて新たに知ったのでここで紹介しておきます。

古米臭の特徴と原因について、お米の保存期間が1年以上になると発生しやすい・特に高温多湿や密閉性の低い環境での保存時に強くなる傾向があります。

酸化による成分変化で、油っぽい臭いや、古紙・段ボールに似たにおいを感じます。

炊飯や食感への影響もあるそうで、古米臭が強い場合、ご飯の味や香りが悪くなるだけでなく、炊き上がりの食感もパサついたり粉っぽくなりやすい特徴があります。

常温保存のデメリット

常温保存には明確なデメリットがあります。

夏場など高温多湿の環境では、コクゾウムシやノシメマダラメイガなどの虫が発生しやすくなります。米櫃などでしっかり保管していても開けてみると虫がいたなんて話を聞くことがあります。虫にとって適温であれば卵が孵化して虫が湧く原因になってしまいます。

例えばコクゾウムシの話をすると、稲穂や貯蔵時に卵や幼虫が混入することがあり、お米の袋に最初からいることもあります。

室温が高く湿度が70%前後の場所を特に好み、日本の高温多湿な気候はコクゾウムシが繁殖しやすい環境です。

コクゾウムシなどの虫だけでなく空気中の湿気が高いと、カビが生えるリスクも大幅にアップします。カビは見た目だけでなく健康面でも問題です。

他にも乾燥による品質低下があります。温度や湿度の変動が大きいと、お米の乾燥も進みやすく、食感が固くなります。

要はお米は生鮮食品として扱われ、新鮮な状態を保つのが大切です。

空気や湿気に触れると一気に劣化しやすいため、他の保存食品に比べてより慎重な管理が求められます。

冷蔵保存のメリット

冷蔵庫の野菜室はお米の適温(約3~10℃)に保たれており、品質劣化や酸化、虫やカビの発生を防ぎます。

常温保存よりもおいしさや風味を長く維持できます。

保存のポイントとしては必ず密閉容器に入れ、乾燥やにおい移りを防ぎます。(後ほどおすすめの保存容器を紹介します)

当然ながら購入後すぐ冷蔵庫に移すと効果的です。

その他の注意点としてはまとめて大量に冷蔵保存するのは難しい場合、冷暗所での保存も可ですが、15℃以下を目安にしましょう。

割と田舎の家にはありそうですが米倉のような場所で電源設備を必要としない保管場所というものがあります。うちの実家でもそこに30kg米袋を保管したりしています。

ちなみに冷蔵庫に入れた場合も、お米が空気に触れないよう密閉を徹底してください。

おすすめの保存容器は?

私がおすすめするお米の保存容器は「2Lペットボトル」です。

理由はいくつかありますが、一番はコスパの良さです。市販の米櫃を購入するとなると1000円くらいはしますが、2Lペットボトルなら飲み物がついて150円?くらいです。個人的にはお茶をよく飲むのでお茶のペットボトルを使っています。

ペットボトル管理では容器の衛生面についてもメリットがあると思っています。最初にしっかり洗って乾燥させる一手間はありますが数回使ったら新しいものに変えやすいと思います。お金を出して購入した米櫃の場合はもったいない精神でなかなか新しいものに買い替えしないのではないでしょうか。とりあえず使えるからと言って数年同じものを使い続けたり洗わずに継ぎ足し継ぎ足しを続けがちの人が多い気がします。

個人的にはおしゃれな米櫃を紹介してアフィリエイト収入に繋げたいところですが、正直ペットボトルが保存のポイントを押さえていてこれで十分だと思っています。ポイントをまとめると

①高い密閉性:ペットボトルはしっかり密閉できるため、湿気や酸化、虫の侵入を防ぎやすいです。

②保存状態の見える化:透明なのでお米の残量や状態が一目で分かり、管理しやすいです。私の場合は1度に5合炊くので大体2回でペットボトル1本無くなります。

③冷蔵庫収納に便利:冷蔵庫の野菜室などにも立てて収納しやすく、省スペースです。冷蔵庫の形状や大きさにもよりますが綺麗に並びます。2Lペットボトル自体が冷蔵庫で管理しやすい形状をしていますので当然ですね。

④経済的で環境に優しい:空いたペットボトルを再利用できるため、専用容器を買うよりコストが少なく、資源の有効活用にもつながります。何回か使って捨てる時も洗ってリサイクルできエコですね。

⑤持ちやすく使いやすい形状:ペットボトルは企業が試行錯誤して完成した形状です。特にお茶のペットボトルは持ちやすくお米の保存容器として最適だと思います。

⑥お米を出しやすい:ペットボトルを使ってみると分かりますが、お米がスムーズに出てきます。ポイントは出過ぎず出過ぎず出無さすぎずのちょうど良い塩梅です。これは是非とも使ってみて欲しいです。

購入したお米を移し替えるときは漏斗を使うとやりやすいです。こちらは100均で購入できますのでほとんどコストをかけずにできますね。

ペットボトルのデメリットは?

ここではペットボトル保存のデメリットを書いていきます。とは言え、個人的にはほとんどデメリットはないと思っています。少し気をつければ問題ないレベルです。

①水分管理が重要:ペットボトル内や蓋部分に水分が残るとカビの原因になります。当然ながら洗ったら完全に乾かす必要があります。

②におい移りのリスク:ジュースのペットボトルを使う場合はにおい移りのリスクがあることを理解しておいてください。一番無難なのは水のペットボトルを使うことですが、私は形状的にお茶のペットボトルを好んで使います。

③継ぎ足しは避けるべき:お米を使い切らずに継ぎ足すと古いお米が残り品質が落ちる原因になるため、使い切ったら容器を洗い乾燥させてから詰め替えることが推奨されます。最初からペットボトルを何本も用意しておきお米を購入したら全てペットボトルに詰め替えることが良いと思います。

④結露への注意:冷蔵庫から出す際に結露が発生しやすく、それがカビの原因になることがあるので素早く戻すことが大切です。出しっぱなしはNGです。

まとめるとペットボトルは密閉性が高く、保存の見える化や冷蔵庫収納に便利でコスパも良いですが、水分管理やにおい移り、継ぎ足しの問題に注意が必要です。

小ネタ|お米の量

使う容器にもよりますが2リットルペットボトル1本に入るお米の量は、10〜11合(約1.8kg)です。普通のお米1合は約180mlで、無洗米は約170mlの容量ですが、どちらでも2リットルのペットボトルにはほぼ11合分入ります。5kgのお米を入れるには、2リットルペットボトルが約3本必要となります

つまり市販されている5kgのお米袋を全てペットボトル管理するのであれば3本分を準備しておけば大丈夫です。

ペットボトル管理により残っている残量も分かりやすく次にお米を買う目安もバッチリです。

1日2合のお米を炊く家庭であれば1本のペットボトルがなくなるまでに5日など目安になりますね。

まとめ

今回は小ネタとしてお米の保存方法について記事を書きました。

一般的な知名度も高いと思いますがお米を常温で管理するのはNGとされています。高音多湿での保管は虫が湧いたりカビなどの原因になるため冷蔵環境での保存が推奨されています。

ホームセンターやネット販売などでは安い米櫃からおしゃれな米櫃まで色々なものが販売されています。おしゃれな米櫃を使って気分を高めたい気持ちもあると思いますがお金を出して買ったものはなかなか捨てられません。衛生面やコスパ面を考えてペットボトルを使って管理し数回使ったら資源回収に出すのもいいのではないでしょうか。

ペットボトル管理のメリットデメリットも参考にして一度やってみてほしいと思います(^^)

当ブログでは栽培記録の記事や今回のようにちょっとした疑問などを記事にまとめて投稿しています。お米はどう保存する?のような内容はカテゴリー「農園の小ネタ」にまとめています。興味があればカテゴリーから他の記事も読んでもらえると嬉しいです。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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