アスパラ冬作業|アスパラ株の持ち出しと焼却防除

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アスパラ栽培

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「アスパラ株の持ち出しと焼却防除」です。以前から投稿しているアスパラ冬作業の続きで今回は刈り取ったアスパラ株を圃場外に持ち出して焼却しました。

焼却する意味としてはアスパラ株についた病気や害虫を翌年に持ち越さないようにするためです。菌やらヨトウムシやら害虫の卵やらを翌シーズンに持ち越さないためアスパラ地上部を圃場から出して処分します。

うちのようにアスパラ栽培面積がそこそこあると焼却するアスパラ株も多くなります。焼却時は風向きや焼却場所をしっかり考えて周囲に迷惑がかからないよう細心の注意を払います。

いわゆる野焼きは農家に認められていますが風向きなどを気にしないとトラブルの原因となるため注意が必要です。誰だって自分の生活エリアに煙が来ることを嫌うでしょうしニオイで気分が悪くなることも想像できます。もみ殻くん炭作りなども同様ですが作業時には風向きなど気をつけましょう!

アスパラ冬作業|持ち出しと焼却防除

2025年もあっという間に半月ほどが経過しました。うちでは2024年の年末からアスパラ冬作業を行なっており、最初に黄化したアスパラ株の上部をヘッジトリマーで刈り取り、続いて下部を草刈機で刈り取りました。

今回は刈り取ったアスパラ株を圃場から持ち出して焼却と畝上の掃除、草刈機で刈った切り口をバーナーで焼く「焼却防除」の話をしていきます。

この作業も大変で肩や腰が痛みますが美味しいアスパラを収穫するためには必要な作業です。アスパラ冬作業はまだまだありますが適度に頑張っていきます。

1月上旬には寒波の影響で雪が降りました。農園も少し雪が積もり、寒い中での作業となりました。農園CEOのサブさんは雪でテンションが上がっていました(笑)

今回は昨年購入した「ロールベーラ」は使いませんでした・・・100万円クラスの出費だったので今年は活躍してもらおうと思っていたのですが、農機具小屋の奥に管理していたため取り出せなかったこと・せっかちな私の父が機械に頼るより手でやった方が早い!と強行突破した結果です(笑)65歳を過ぎた父ですが正直私よりも作業量が多いです。重たい肥料袋や米袋を持ち上げて運搬するほど元気です。

ちなみにロールベーラは私のお金で購入した機械だったのでなんかモヤモヤしますが機会があればまた紹介します。こちらはタカキタから販売されているもので小型のため操作しやすくハウス栽培でも使えると感じました。

ロールベーラで丸めたアスパラ株は何かに使えないか試行錯誤中ですが、病害虫のついていそうなアスパラ株なので悩んでいます。アスパラエリアから離れた果樹エリアで活用してみるのも一つかな〜と思っています。

アスパラ株は分解されやすいと感じるため敷いておくと雑草抑制効果や分解されて土壌が豊かになるのでは?と期待しています。来年あたりには米糠と合わせてマルチしてみたいと思います。

アスパラ株の焼却ですが、まずはハウス内を往復して片側に集めていきます。乾燥したアスパラ株は粒子が飛散するためマスク必須です。

本来ならロールベーラにより運搬しやすくするのですが今回は手作業で軽トラに積み込んで焼却場所まで運搬です。

足腰を酷使し、アスパラ株を集めました。毎年のことですがこのアスパラ株を何かに活用できないか考えています。父からは病害虫の温床のため焼却しなければならないと教えられており、アスパラ栽培の教科書でも同様のことが書かれています。ただ、焼却は一苦労ですので別の道があればいいと思います。

アスパラ株を持ち出したあとは畝の掃除です。最終的にはバーナーで刈り取り後の部分を焼いていきますが熊手やレーキなどで目立つゴミを集めます。

まとめたゴミも圃場から出して焼却します。

乾燥したアスパラ株はよく燃えるため注意が必要です。

焼却の際はその日の風向き・風量を調べたうえで近隣に迷惑がかからないよう進めていきます。農家の野焼きなどが原因で近隣住民とトラブルになるケースも多いため細心の注意を払います。

うちの場合は集落が遠いのでそこまで神経質にならなくてもいいのですが集落内の圃場だと大変だと思います。

ハウス内の掃除が終わればバーナーで畝の上を焼却防除して今回の作業は終了です。

ちなみに焼却防除後はハウス内をしっかり見回り、燃え続けていないか確認することが大切です。

この写真は焼却防除後も燃え続けていることに気付かず2日後にハウス内に入った時のものです。もみ殻やアスパラ株に火がつきじわじわと広がっていました。場合によってはハウスが燃えたりする恐れがあるため必ず確認しましょう。

今回も焼却防除後のパトロールを実施していましたが気づけなかったため、当日の確認と次の日にも確認していこうと思います。

次回は春芽に向けた追肥作業となります。

まとめ

今回はアスパラ株の持ち出しと焼却防除の話を記事にまとめました。

夏頃から伸ばしたアスパラ親茎は役目を終え、黄化したため地上部を全て刈り取ります。アスパラ親茎には病害虫が残っている可能性があるため圃場から持ち出して焼却処分することが基本となります。

焼却時は近隣に迷惑がかからないよう細心の注意を払います。ハウス内では畝上をバーナーで焼却防除し、翌シーズンに向けた準備をします。

春芽に向けた準備は進んでおり残すところ追肥となりました。

アスパラは肥料喰いなので冬作業でしっかりと追肥を行なっていきます。アスパラ春芽から夏芽までしっかり出せるよう有機肥料・化成肥料・牛糞堆肥などを入れ、栄養補給をしていきます。

ちなみに余談ですが、アスパラの品種には皆さんがイメージするグリーン品種(グリーンアスパラ)と知っている人が少ないパープル品種(パープルアスパラ)があります。

パープル品種は太い規格が出やすく糖度も高いためグリーン品種に比べて高い値段がつく傾向にあるそうですがうちの地域では全く人気がありません(笑)

先を見据えてパープル品種を2ハウス分追加で植えましたが販売先に苦労しています。消費者の方がパープル品種の美味しさに気づいたらもっと売りやすくなるんですが・・・

そしてこの紫品種にはトゲがありアスパラ夏芽のシーズン(立茎期)やアスパラ株の持ち出しで手に刺さります。紫品種を栽培しようとしている方がいれば「人気がないかもしれない」「トゲがあり管理しにくい」この2点は覚えといてください。

アスパラガスの管理は大変ですがやっていて楽しさもあります。アスパラ栽培に興味があればともにアスパラライフを楽しみましょう!

アスパラガスに関しての記事はカテゴリー「アスパラ日記」にまとめていますので読んでもらえると嬉しいです。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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