こんにちは!管理人のすのうです。
今回のテーマは「芽かきと摘心」です。作業適期から1ヶ月ほど遅れましたが、品種:竜宝の手入れを行っていきます。今の状況を簡単に説明しておくと竜宝の幹から5つほど芽が出て、そのうち3つは20cm以上伸びました。
ひとまず主枝候補が充実してきたと判断して芽かきと摘心作業に入ります。今回は竜宝の手入れを行った話と風が強い日は新梢が揺れて傷みそうだったので風よけを設置した話を中心に書いていこうと思います。
今まで栽培してきたブドウと比べて今回植えた竜宝は成長がゆっくりで少し不安ですが今後も様子を見ながら適切な管理を行っていきます。
今回は2025年の6月上旬の成長記録です。2024年の12月に植えた竜宝は無事に厳しい冬を越して春には芽を出してくれました。5月中旬になると複数の芽が伸びていき勢いが出てきたと感じました。
前回は田植えで余った苗を敷いて雑草抑制効果を狙いましたが、その後どうなったかを報告します。
周囲の雑草は勢いを増して旺盛に伸びていますが苗の効果は高くブドウが守られているのが分かりますね。ひとまず伸びた雑草を草刈機で一掃してブドウの手入れに入ります。
竜宝の状態をチェックして病害虫の発生はなく元気な状態と判断しました。
一番伸びたものは30cmを超えており、それを将来の主枝候補にしました。ひとまず6月に入ったので新しく出てきた芽は全て落として伸びた枝は1本以外摘心することにしました。
こちらは芽かきを行う前と行った後です。特に道具を使わずに手で軽く触るとポロッと取れます。芽かきとは簡単に言うと「不要な芽の除去」ですね。不要な位置から出た芽は早めに落とすことで余計な養分を使わずにすみます。他の枝を伸ばすために養分を使って欲しいので今年の竜宝管理では幹から出た芽は全て落としていきます。
続いて摘心作業です。摘心作業は定期的に紹介しているサボテンのハサミを使いました。
興味があれば商品リンクから詳細を確認してみてください。
摘心作業(枝の先端を切る作業)はいろいろな農産物で使う基本的な作業です。今回はブドウ栽培における摘心の役割を簡単に説明しておきます。
①先端を摘心することで、花や果実に向かう養分の濃度を高め、結実や果粒の肥大を促進する。
②新梢の伸びを一時的に抑え、樹全体の栄養バランスを整え、過剰な茂りを防ぐため。
③光や風通しを良くし、病害の発生リスクを下げ、健全な生育環境を作るため。
摘心は、養分を効率よく果実に分配し、実の大きさや甘み、品質向上に直結する重要な作業と言えますね。今回の場合は果実は関係ないため過剰な茂りを防いだり風通しを良くする効果を狙って行います。
ちなみに写真では黒いものに囲われているように見えますが、これは昨年果樹の冬越しとして活用していた不織布です。
農園で余っていた単管パイプと昨年使っていた不織布とハウスパッカーで簡易的に風よけを作りました。
ブドウの枝が伸びてきて風で大きく揺れるようになったため風対策をすることにしました。もう少し枝が伸びてきたら支柱を立てて枝を誘引、翌年に向けてブドウ棚を組み立てていこうと思います。
以上が今回の竜宝成長記録です。
私が植えた竜宝は成長が遅いと感じますが葉っぱの状態も良く元気そうで安心しました。
幹から出てきた芽は日に日に伸びていき6月に入ると30cmほどまで伸びました。伸びた枝は3本を残して他は芽かきを行いました。残った3本に関しても1本だけそのままにして残りは摘心を行いました。
主枝候補の1本は今後支柱を立てて誘引しつつ翌年にはブドウ棚まで届くといいと思っています。
竜宝栽培は少しずつ成長が見られ楽しくなってきました。今後も変化があれば記事にまとめて投稿していきます。
ブドウ栽培の記事はカテゴリー「ブドウ日記」にまとめています。ブドウ日記のメイン品種は竜宝ですが他の品種(ブラックビートやマニュキュアフィンガー)も定期的に紹介していきます。
興味があればブドウ日記から記事を選んで読んでみてください。
今回も最後まで読んでいただき感謝です。
コメント