あけましておめでとうございます!管理人のすのうです。
2025年も「サブロ〜CEOのアスパラ日記」をよろしくお願い致します。今年も記事投稿のペースはゆっくりになりそうですが変化のあったことは投稿していきますのでよければ今後も見てやってください(^^)
さて、今回のテーマは「アスパラ冬作業」です。2024年の12月からアスパラ冬作業の1つ目の作業、ヘッジトリマーによる上部刈り取りを行なっていましたが、なんとか年内ギリギリ(12/31)に全てのハウスを終えることができました!
自分へのご褒美に1/1は農業をお休みし、本日1/2からアスパラ作業再開です!ちなみに私の父は元日から農業を始めており、なばなの収穫やサブさんの散歩をしたり一足早くアスパラ冬作業に入ったりしていました。
サブさんには冬の寒さを乗り切れるよう追加で毛布をプレゼントしたり、もっふりした冬毛が生えるようおやつをサービスしたりしました。
8ヘクタールのお家を持つサブさん。今年も一緒に農業していきます!
今回の記事ではアスパラ冬作業2つ目「草刈機による下部刈り取り」の様子を書いていきます。アスパラガスは1度植えると10年以上収穫できる魅力的な植物です。しっかり管理して美味しいアスパラが収穫できるよう頑張っていきます!
前回はヘッジトリマーを使って倒伏防止ネットの上部分を刈っていきましたが、今回は草刈機で下部を刈っていきます。
こちらも栽培面積が少ない場合は鎌などを使って刈り取れそうですが、うちのように栽培面積がある場合(50a程度)は機械(草刈機)を使わないと冬作業が追いつかないです。
機械は便利な一方で、使い方を誤ると危険でもあります。不安前状態とならないようしっかりと危険な点を認識して作業するように努めました。
ちなみに今回の作業で危険と感じた点は以下の通りです。
「支柱に草刈機の刃が接触する」・・・密集したアスパラエリアでは見通しが悪く、支柱を見落としがちですので注意が必要です。勢いよく支柱と刃が接触するとすごい衝撃で草刈機がフラつきます。予期せぬ方向に動いたり刃が欠ける原因にもなるため支柱の位置を確かめた上で作業にのぞみました。
「かん水ホース切断の可能性」・・・ビニールハウス栽培の場合は水やり用のホースがあると思います。ホースは事前に片付けておき、草刈機で切断してしまわないように注意しました。
「付近の作業者に注意」・・・うちの場合は父と私とサブさんだけの個人農家ですが、色々な人が出入りする可能性があれば注意が必要です。さすがに草刈機の音がするのに近づいていく人はいないと思いますが、お子さんであったりペットなどがいれば立ち入れないようにしていきましょう。
あとは草刈機を使う際の保護具をつけて下部刈り取りを実施です。
アスパラガスは春芽を出すため秋ごろから根に養分を蓄えていきます。養分転流が終わるとアスパラの親茎は役目を終え黄化し、アスパラ冬作業の始まりです。
アスパラ栽培では春芽の収穫を切り上げて親茎を立てる立茎(りっけい)のタイミングと夏芽の収穫を終えるタイミングの見極めが難しいと言われています。切り上げが早すぎると収穫できた分の機会損失がありますし、逆に収穫を長引かせると養分の蓄えが少なく翌年の収穫量が減少してしまいます。
毎年同じ日付に作業できたら考える必要がなく楽ですが、そうもいかないので日々勉強して見極めています。
草刈機を使って下部の刈り取りをした後は倒伏防止ネットを片付けてアスパラ地上部の整理です。
次の作業「焼却防除」に向けて刈り取ったアスパラ株をハウスから持ち出してハウス内に何もない状態を目指します。ちなみに焼却防除はバーナーを使って地上部を焼く作業のことです。
この作業によって病害虫が越冬することを防ぎ美味しいアスパラ春芽を収穫できるようになります。ちなみに数年前はヨトウムシを越冬させてしまい、春芽が出てきても食害され大ダメージを受ける羽目になりました。春芽から病害虫が発生してしまうといきなり薬剤散布をしなければならなくなるため冬の間にしっかり焼却防除していきます。
前回に続いてアスパラ作業の様子を記事にまとめました。
今回の作業は下部刈り取りで草刈機を使いました。前回同様に機械を使うため不安全とならないよう危険ポイントを認識して作業しました。個人農家は怪我すれば収入に直結するためいっそう気を引き締めて作業していきます。
年末年始は休みたい気持ちもありますが、アスパラ作業の時期でもあるため結局農業しています(笑)
アスパラ冬作業はまだ始まったばかりで特に追肥は重労働です。体に気をつけながら少しずつ作業を進め美味しい春芽を収穫できるよう頑張ります!
しばらくは草刈機を使って下部刈り取り、倒伏防止ネットの片付け、アスパラ株の持ち出しが続きそうです。
栽培面積があるためこちらも重労働ですね(笑)
アスパラガスに関する記事はカテゴリー「アスパラ日記」にまとめていますので興味があればアスパラ日記から記事を選んで読んでみてください。アスパラ記事は多く、植え付けから収穫までの記事や10年以上収穫するために土作りした話や馴染みのない紫アスパラの記事など様々なテーマで記事を書いています。
ともにアスパラライフを楽しみましょう!
今回も最後まで読んでいただき感謝です。
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