アスパラ日記|鉢植えで楽しむアスパラ栽培の話

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アスパラ日記

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「鉢植えアスパラ」です。うちの農園ではアスパラガスを栽培しているビニールハウスが16棟あり面積としては50aほどです。過去には試験的に鉢植えアスパラを栽培し今後のアスパラ栽培に役立てられないか試していました。

今回は過去に行なっていた鉢植えアスパラがどうなったのか、私が感じる鉢植えアスパラのメリットなどを書いていこうと思います。又、今後鉢植えアスパラ栽培をやってみたい人むけに簡単ではありますが栽培方法も合わせて伝えていきます。

アスパラガスは魅力的な野菜で一度植えれば何年も収穫できる可能性があります。うちの管理しているアスパラで最も古い株は平成元年(1989年)に植えたものでなんと35年以上収穫を続けています。これはビニールハウス内に植えて適切に管理した結果でもあると考えており鉢植えで同じ結果になるかは分かりません。

ただ個人的には畑などに植えて管理するよりも鉢植えは簡単でおすすめできるのではないかと思っています。うちのように農家としてアスパラ販売をする場合は別として個人で楽しむには鉢植えはアリな選択なのではないでしょうか。

この記事を読んでアスパラ栽培に興味を持ってもらえる人が増えれば嬉しいです。

アスパラ日記|鉢植えアスパラの魅力

最初に私が試験的に栽培していた鉢植えアスパラを紹介します。

アスパラの苗を60リットルから100リットルの大型鉢に植え付けて管理していました。管理方法としてはハウス栽培のアスパラと同様に行っており特に変わったことはしていません。

記憶が曖昧ですが3年から4年ほど鉢で栽培していたと思います。

ちなみに過去の記事でも少しだけ鉢植えアスパラに触れているものがありました。

試験的に栽培した鉢植えアスパラをビニールハウスに植え替えた内容です。余談として紹介しているだけなので少しの説明でしたが鉢から出したアスパラ株はものすごい根で驚きました。

1年、2年ほどの栽培でここまで根が成長するとその後は根が詰まって枯れてしまうだろうと思っていましたが現在も続けている鉢植えアスパラは普通に収穫でき味も普通です。

植え替えはものすごく重労働だったので4鉢分を植え替え、残った3鉢の鉢植えアスパラはそのまま栽培を続け現在に至ります。

ここまでの大型鉢は移動も大変なので最初はもう少し小さな鉢でもいいかもしれません。ただ深さのある大きめの鉢の方が鉢植えアスパラに向いているので自身の栽培場所に合わせて要相談ですね。

鉢植えアスパラの魅力

ここからは私が思う鉢植えアスパラの魅力を紹介していきます。

最大の魅力は最初の土作りが簡単であることと思います。うちの場合、アスパラガスを植え付ける時は今後10年を見越した土作りを行っているため計画を立てて大規模な作業になってしまいます。

簡単にいうとユンボなどで溝を掘り剪定枝や肥料などを大量投入します。これらは時間をかけて数年先の肥料となり、地上部も肥料を混ぜ込み最初の成長分として栽培を始めます。手間もコストもかかり初期費用がすごいです。

一方鉢植えアスパラは鉢に必要分の肥料や土を入れれば完成ですので手軽に栽培を始めることができます。

過去には土作りから始めた話を記事にまとめて投稿しています。興味があれば読んでみてください。

他の魅力として鉢植えアスパラは鉢を使う分高さがあるので作業姿勢がそこまで苦ではありません。例えば雑草管理する時も鉢の高さがある分、楽に作業できたり収穫時の姿勢もそこまで苦にならず作業できます。

地面に近い位置で収穫したり作業するのと高い位置で作業するのでは腰への負担が全然違いますね。

他には病害虫が発生した場合も鉢同士が離れているため被害拡大しにくいことであったり5年、10年などで植え替える場合も土ごと入れ替えるため連作障害が起こらないこともメリットと言えそうです。

鉢植えアスパラの栽培方法

簡単にではありますが鉢植えアスパラの栽培方法を書いていきます。

鉢の選び方

最初に栽培の基本となるプランターや鉢ですが、選び方のポイントは深めを選ぶことです。

深さは最低でも20cm以上、可能であればそれ以上の大きめのプランターや鉢を用意します。根が深く伸びるため、十分な深さが必要です。うちのように60リットルや100リットルの鉢(NPポット)であれば約40cmほどの高さがあります。それでも1年2年栽培したら根がポットの形になるほど成長します。

土作り

栽培用土の準備も必要ですね。ここについて私の場合、オリジナルブレンドした土だったので市販のものは使っていません。一般的な鉢植えアスパラ栽培の情報を調べたのでそれを参考にして書いていきます。

プランターの底にネットと鉢底石を敷き、市販の野菜用培養土や赤玉土と堆肥を混ぜたものを使うと書いていました。要は他の野菜や果樹などと同じような状態で栽培するようで特殊な土ではないですね。赤玉土と腐葉土と培養土を混ぜ込んだものでよさそうですね。

植え付け方法

植え付けも特に変わったことは行いません。

ちなみにアスパラガスはとして販売されているもの、小さなポット苗として販売されているもの、事前に栽培され養分を蓄えさせた大きな苗が販売されています。大きな苗(大苗)のメリットは植えた翌年から少しは収穫できるためすぐにアスパラ収穫を楽しみたい場合はおすすめです。

コストの安い種やポット苗で成長を楽しむのもあり、苗がうまく育たず枯れたりするリスクを減らしたい場合や早く収穫したい時の大苗で楽しむのもありですね。

大苗の場合、根が大きすぎて大型の鉢でないと植えられない可能性があるためその点は注意が必要です。

種や小さなポット苗の場合は深さ10cmほどの植え穴を掘り、種や苗を植え付けて株元に土を寄せ戻します。

大苗の場合は根を広げて植え、芽の上に3〜5cm程度土をかぶせて栽培を始めます。

アスパラガスは根が大きくなるため1つのプランター・鉢に1株が基本となります。種で栽培する場合は最終的に1株になるよう調整が必要ですね。

水やりと肥料

水やりと肥料について説明します。

植え付け直後はたっぷり水やりをします。その後も土が乾いたらしっかり水やりをしますが、水のやりすぎによる根腐れに注意します。アスパラは水で穫るなんて格言があったりしますが鉢植えの場合は地植えに比べて少し水分量に注意する必要があるかもしれません。

植え付け時や生育期には、チッソ・リン酸・カリがバランスよく含まれた化成肥料を与え成長を促します。うちは有機肥料を多めに使う栽培を心掛けていますが肥料代がものすごいです(笑)

栽培のポイント

アスパラガスは多年性の植物で一度植え付けたら何年も収穫できる強みがあります。しかし裏を返せば最初の収穫までに時間がかかってしまいます。

苗や根株から育てると2年目から収穫が可能で種からの場合は2〜3年かかるのが現実です。2年目から収穫できたとしても養分の蓄えが多くないため途中で収穫をやめ立茎をして養分を蓄えさせる必要があります。

1度収穫したら終わりの野菜ではないため栽培難易度は高めと思いますが慣れればそこまで難しいとは思いません。気負わず栽培を楽しみましょう。

鉢栽培でも、適切な管理をすれば毎年収穫が楽しめます(^^)

収穫時期

苗や根株から育てた場合、翌年4月ごろに収穫できます。これがアスパラシーズンで一番美味しいと言われているアスパラ春芽ですね。7月ごろには夏芽が収穫できたり養分がしっかり蓄えられている場合は9月ごろまで収穫でき半年ほど楽しめる可能性があります。

最初は収穫をやめて養分を蓄えさせる立茎のタイミングが難しいと思いますが最終的にはこれくらいかなと感覚で分かってきます。収穫しすぎて新しいアスパラが出てこなくて心配という場合は栽培地域にもよりますが4月下旬ごろを目安にするのも1つかと思います。

アスパラに勢いがある時はしっかり収穫し、勢いがなくなってきたら立茎タイミングです。

気負わずアスパラライフを楽しみましょう!

まとめ

今回は鉢植えアスパラをテーマに記事を書きました。

ポイントとしては深さ20cm以上の大きな鉢・プランターを使うことが重要で置き場所にもよりますが大きな方がおすすめです。

アスパラガスは2年目以降から収穫が可能で適切な栽培をしていれば毎年収穫を楽しめる魅力的な野菜です。

アスパラ自体の栽培難易度は高めだと感じますが鉢植えはメリットも多く適切な管理をすれば栽培初心者でも収穫できると思います。

アスパラガスの栽培について興味を持ってもらえたら是非とも他の記事も読んでみてください。このブログではアスパラ記事をまとめた「アスパラ日記」カテゴリーを作っておりアスパラ栽培やアスパラ単価やアスパラ料理などたくさんの記事を投稿しています。

栽培面積があるため1つ1つの作業は重労働ですがやりがいも感じています。今後も役立ちそうな内容を記事にまとめて投稿していきます。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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