こんにちは!管理人のすのうです。
今回から新プロジェクトが始まります!
その名も「キウイプロジェクト」です。もふもふ農園はキウイの苗木を発注し、キウイ棚の資材も発注しました。今回の記事ではキウイの素晴らしさとキウイ棚の構想をまとめていきます。
キウイ栽培をすることになったきっかけは親戚からキウイをもらったことです。以前の記事で説明していますのでよければこちらの記事も読んでみてください。
簡単に記事内容をまとめると個人農家はフットワークが軽く、すぐ行動できることが強みと言えます。キウイを食べていろいろなアイデアが浮かび、栽培に魅力を感じたため苗木と資材の発注を行いました。
苗木が届いたら、選んだ品種の紹介記事を書いていきますので、ひとまず今回はキウイ棚の設置part①です。
先に内容を伝えておくと、part①は48単管(48.6)を使ってキウイ棚を設置しました。この48単管はもふもふ農園にあった遊休資材です。用意できた量では6m分でしたので残りは資材を発注しました。part②は31単管(31.8)を使って設置しました。31単管は14m分を発注しました。
それにしても…48単管も31単管もいい金額しますねぇ…特に48単管は少し資材が足りなかったため、近くのホームセンターに買いに行きました。4mの単管3本と3mの単管1本で9,000円ほどしました。全て1から揃えると10万円コースになりそうですね…
ではここからが本題です。
キウイプロジェクト
キウイ栽培をすることになったきっかけは別の記事で投稿していますので、ここではキウイ栽培の基本的な情報や魅力とキウイ棚設置の詳細を書いていきます。
キウイフルーツ
キウイフルーツは病害虫に強く、収穫できる果実の量も多い特徴があります。
キウイ農家さんの中には無農薬(栽培中は農薬を使わない)で栽培されている方も多いです。農薬を使わずに果樹栽培を考えたらキウイは魅力的ですね。
収穫できる果実の量も1本の樹から300個程度は見込めるそうで、仕立てや摘果の影響もありますが1本の樹から1,000個ほど収穫できた例もあるそうです。収量が多いと収入アップに繋がりますのでこの点も魅力的ですね。
他にもツル性の枝がよく伸びるキウイは剪定時にカットした枝にも価値があります。リースやカゴなどを作る事もでき、剪定枝を欲しいと言われる方が増えていると聞きます。剪定枝にも価値があるのも魅力的ですね。
キウイ栽培エリア
キウイ棚の設置場所ですが、以前にホワイトアスパラの圃場だった場所を使います。広さとしては6m×50mほどで、そのうち3.5m×20mをキウイ棚にします。
この場所を露地のもふもふ果樹園とし、キウイ・レモン・せとかを栽培していきます。右側に見えている樹は放置されていた露地レモンと露地せとかです。せとかの一部は鉢栽培に変更しましたが救出できなかった分は露地栽培のままですが、しっかり管理していきます。
余談ですが、せとかは柑橘の大トロと呼ばれるほど美味で高級果実に分類されています。せとか救出の記事を投稿していますのでせとかが気になったらこちらも読んでみてください。
話を戻しますが、ここはもともとホワイトアスパラの圃場でした。50mのハウスを2棟建てて完全遮光にてホワイトアスパラを栽培していました。
今ではハウスの骨組みだけで、アスパラ株もダメになっていたため、このエリアを果樹園にすることにしました。最初は新しいアスパラ株を植えようと思っていましたが、連作障害のリスクを考えたり、この場所は風が強くビニールハウスが潰れるリスクが高いことを加味して断念しました。(ホワイトアスパラ栽培時はハウスが2度潰れました)
果樹園にするにあたって、今あるハウスの骨組みを解体する必要がありましたが、幸いにもハウスの高さが低いため、私とつーさんの2人でも簡単に解体できるレベルでした。
ここでは詳しく説明しませんが、それぞれの連結部材を外して、種類ごとに仕分けします。そして農園内の置き場に保管しました。今後このハウスを組み立てる時は解体と逆の手順で組み立てていきます。
ハウスを解体して置き場に片付けたら次はキウイ棚のエリアを考えます。
キウイ棚は2m×2m×2m(縦×横×高さ)の小さなものからあります。栽培方法を見ていると2m×2m×2mのキウイ棚で雄木・雌木を植え付けても大丈夫と書いていましたが、うちではもっと大きなキウイスペースを確保することにしました。
現段階ではキウイの仕立てをどのようにするか決めていませんが、オーソドックスな「一文字仕立て」「オールバック仕立て」のどちらかにしようと思っています。
仕立ての検討に関しては後日に記事を投稿しようと思っています。
キウイのスペースを広く確保して1本を大きな樹にして、たくさん収穫ができれば良いです。その結果、3.5m×20mのキウイ棚を設置することにしました。残ったスペースは他の果樹を植えようと思いますが、まだまだ先だと思います。
場所を決めたらざっくりした支柱の位置を決めてパッカーを刺して目印としました。
次はいよいよキウイ棚の組み立て!と思いましたが、近くの農家さんがキウイ栽培をしているそうで、様子を見に行くことにしました。
参考にしたキウイ棚
こちらの農家さんは4m×4m高さ1.8mほどのキウイ棚にしておられました。組み立ての資材は48単管で補強も入れて頑丈な棚でした。2m間隔で支柱を立てて正方形のキウイ棚を組まれていました。
雌木の品種は分かりませんでしたが、仕立てとしては「オールバック仕立て」で1本の主枝が伸びていました。今後のキウイ栽培で悩んだら、ここに来て話を聞こうと思ってます。
さて、キウイ棚の資材ですがつーさんからうちにも48単管が余っていると聞いたため、そちらを使って48単管キウイ棚を組み立てることにしました。
キウイ棚の設置48単管
思ったよりも少なかったので残念ですが、48単管を集めて運んできました。これは以前に農業道具を保管する棚に使用していたもので、道具棚からキウイ棚に生まれ変わります。
今更ですが、48単管の説明をしておきます。うちでは48単管(ヨンパチ単管)と呼んでいますがこれは「直径が48.6㎜の鋼材」です。持ってみるとかなり重く、農業用の支柱としてぴったりです。
単管同士を繋ぐ固定クランプも付いていたため、この分の棚は経費が抑えられました。48単管はいい値段がするので遊休資材を使えて良かったです。
多少錆が見られますが使えるものはしっかり使う!そんなスタンスで全て活用しました。
組み立てに関しては48単管同士を固定クランプで繋ぐだけですので案外簡単に棚が設置できます。作業で一番大変だったことは48単管の打ち込みです…ハンマーで1本ずつ単管を打ち込む作業は体に負担がかかり、支柱を打ち終わるころには体が悲鳴をあげていました(笑)
余っていた48単管は微妙にサイズが違ったため、欲しいサイズに切断して使いました。
こちらの切断機は「マキタ12型切断機」です。48単管もスパッと切断できますので欲しいサイズに揃えることができました。
切断機は刃が高速で回転するため安全面にはくれぐれも注意します。特に火花が出るため燃えやすいものは近くに置かないようにします。作業日は雪と雨で地面が濡れていたため、枯れた草の上で切断していました。
48単管をカットしてキウイ棚3.5m×6m分確保しました。最低限必要とする単管の量ですが
支柱9本(3m間隔で3本ずつ)横3本(4mの単管)縦3本(6.5mの単管)の計15本です。補強を考えるともう少し必要となりますが、棚として組み立てる分は15本あれば完成します。
それぞれの間隔を合わせながら固定クランプで連結していきます。組み立てて高さが合っていない場合は固定クランプを外して微調整を行います。
キウイ棚を設置したら次は番線を通していきます。
キウイはツル性の枝が伸びていきますのでツルの行き先を作ってあげる必要があります。単管パイプだと設置に手間がかかったり、誘引するときに作業しにくかったりしますので強度のある針金(番線)を使います。
それぞれの単管で番線を一回転させ、ズレにくいようにしました。現段階では補強は入れていませんが、様子を見ながら必要箇所を補強したいと思います。
まとめ
キウイ棚やキウイ栽培に関してはカテゴリー「キウイ日記」でまとめていきます。
今回はキウイ棚3.5m×6m分を48単管で組み立てました。完成した棚をゆすってもぐらつかないため、強度はそこそこありそうです。
次回は残り14m分を組み立てますが、次は31単管(31.8)で組むことにしました。48単管に比べて細くなりますがその分間隔を狭めて補強を入れようと思います。
余談ですが、キウイ棚を設置して数時間に戻るとスズメの休憩所になっていました…キウイに関しては、そこまで鳥害は心配していませんが露地せとかを食べられてしまうのではないか心配しています。加えて鳥の糞も心配です。何かしらの鳥対策を行おうと思います。
キウイ栽培は始まったばかり(まだ苗木が届いていませんが)で、今後10年以上栽培していく果樹です。栽培方法や剪定を少しずつ学び、美味しいキウイの収穫を目指していきます。
キウイ栽培もそうですが、もふもふ農園では2021年12月より新規レモン栽培もスタートしています。こちらはカテゴリー「レモン日記」で栽培の記事を投稿していますのでレモン栽培に興味があれば読んでみてください。
今回も最後まで読んでいただき感謝です。
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