キウイ日記|栽培しやすいはずのキウイで毎年失敗してしまうこと

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キウイ日記

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「キウイ栽培の失敗談」です。病害虫に強く栽培しやすいと言われているキウイフルーツですが、ここ数年はうまいこと収穫できておらずモヤモヤしています。

2025年も一部のキウイは収穫できそうな兆しはありますが場所によっては樹勢が低下して果実の肥大がストップしてしまったものもあります。できれば直売所などで販売して収益にしたいのですがこの状態だと利益は微々たるものになりそうです。

ちなみに原因はある程度はっきりしており私の管理面に問題があるのも分かっています。

今回の記事ではキウイフルーツ栽培がうまくいかない原因をおさらいしてまとめていこうと思います。私自身も反省しつつ今後の対策を考えていきたいと思います。

キウイ日記|農園キウイの話

今回、農園で発生した内容を説明しておきます。

今年も春にはキウイの新芽がたくさん出て花が咲きました。栽培している雄キウイは全ての花を咲かせて受粉の役割を果たし、雌キウイも一旦は自然受粉で実をつけました。

数回に分けて雌キウイの摘果を行い果実量を最終的には1割ほどまで落として良質な果実が収穫できるようにしました。

残った果実は順調に大きくなっていましたが夏になるとキウイ園に異変が出ました。

葉っぱは元気をなくして部分的に枯れ始め、果実も成長を止めました。

これは全てのキウイに発生したわけではなく一部のキウイは果実も大きくなり収穫が見込めています。

特に被害が大きいと感じたのはアスパラ栽培をしているビニールハウスに近い場所のキウイです。この場所はハウスから出てくる熱風により他の場所より暑くなっています。

春過ぎには影ができるほど茂っていましたが今ではスカスカの見た目になっています。昨年も同じ状態だったためこの雌キウイから果実の収穫は見込めません。

以上が農園のキウイ栽培で発生している状況です。

ここからは私なりに調べた結果と思い当たる原因、対策などについて書いていきます。

キウイ栽培のコツ|水分不足

農園で発生した状況:キウイの葉が夏になると枯れ始め、果実も小さいままになる主な原因は、水分不足と考えられます。調べた結果では果実のつけすぎや病害虫による樹勢低下も候補に挙がりましたが先ほど説明したように9割の果実を摘果してコガネムシなどの病害虫も見られなかったため、ほぼ水分不足で間違いないと思います。

農園では早い梅雨明けと猛暑のダブルパンチで水分不足をひしひしと感じています。この記事を書いている7月に関してもゲリラ豪雨くらいしかまとまった雨が降った記憶がなく地表も乾燥していました。

水分不足はキウイ栽培にとって致命的になります。キウイは水分要求が高く、特に開花後~7月下旬の約60日間は果実の90%が肥大します。夏場の水切れは葉がしおれて枯れたり、果実が十分に大きくならず小玉化します。水切れと同様に過湿にも弱いため、土壌の排水・保水のバランスが重要です。

昨年には水分不足の深刻さをすでに感じており水やり当番という自動給水グッズを試してみたりしました。説明しておくとバケツやペットボトルなどの容器に水やり当番をセットすると給水ホースをつたって狙ったポイントに長期的に給水できるというグッズです。

過去に水やり当番を使って結果をまとめた記事を投稿していますので気になった方は読んでみてください。

使ってみた感想としては効果は実感できたものの時間の経過とともに給水ホースが詰まってうまいこと給水できませんでした。使った容器がバケツだったため藻のようなものが発生してホース内が詰まってしまったと考えられます。

キウイ園でのトライ結果は失敗となりました。

要はキウイ栽培において果実の大きくなる夏ごろは特に水分を欲しがるためこの時期は乾燥状態が続くことが望ましくありません。

うちのキウイで毎年失敗しているのはここです。

ビニールハウス前のキウイは熱風の影響や特に乾燥しやすい状況だと思われ、葉の枯れが目立っています。ビニールハウスから遠い場所のキウイはそれなりに元気です。

キウイ栽培のコツ|摘果不足

他の調べた原因についても書いていきます。

結実数が多すぎる(摘果不足)も葉っぱが枯れたり果実が小さいままになる原因です。

花や果実が付きすぎると、養分不足によって一つ一つの果実が大きくなりません。開花後3週間くらいで葉5~6枚につき1果を残す目安で摘果(果実の間引き)を行います。

私は目安として結実した果実を1割ほどに減らしていますが根本的な水分不足により葉の枯れ・果実が小さいままとなってしまいました。

水やりはしっかり行っているが枯れなどがある場合は果実をつけすぎたかもと思ってください。ちなみに水分不足もダメですが与えすぎももちろんダメです。根腐れの原因となってしまいます。

水分不足や摘果不足は葉の枯れや果実の生育不良を引き起こします。又、葉っぱだけでなく枝が枯れてくることもあり結果的に樹勢低下を招きます。晴れの日が続く場合は水やりを行い乾燥を防ぐようにしましょう。

場所によっては大玉キウイも見られました。現時点でスーパーなどで見かけるキウイよりも大きなものがチラホラ出ています。枝や葉の状態も良好ですので秋ごろの収穫が楽しみです。

・・・ちなみに私の夏シーズンはアスパラ収穫やら柑橘の手入れやら雑草管理やらでキウイの水やりがほとんど行えていません。品質の高いキウイをたくさん収穫するためには管理方法を見直す必要がありますね。

さて、来年からどうして対策していこうか・・・

キウイ栽培のコツ|具体的対策

当然の対策ですが、夏場(特に6~7月)に土壌が乾きすぎないよう定期的に水やりを行う(根腐れにならない範囲で)ことが最も有効な対策と言えます。

これがしっかりとできればいいんですが、どうしても時間を確保しにくいので私は何かしらの便利グッズ探しを頑張ります(笑)

他には葉の数や枝の長さに合わせて摘果を行い、養分を集中させることも大切です。キウイは実がつくとほとんど落ちないので摘果作業が必須と言えます。柑橘栽培ではある程度、樹が判断して実を落としてくれますがキウイは手作業です。

樹勢が弱っていれば、肥料切れや日当たり、土壌状態も確認する必要があります。適切な時期に追肥を行い良質な果実が収穫できるようにしましょう。

病害虫や極端な天候への備え(敷きわら・マルチ・樹勢回復策)も有効な対策です。余談ですが昨年は夏前に農園を雹が襲いました。成長途中だった葉っぱが傷む被害も確認でき、自然の恐ろしさを感じました。一番の損害はビニールハウスを雹が貫通したことです。

結果をまとめると最も多いのは水やり不足&摘果不足なので、まずこの2点を重点的に見直すと改善する場合が多いです。

まとめ

今回は病害虫に強く育てやすいと言われているキウイ栽培で失敗してしまう理由をまとめました。

夏頃の葉の枯れや果実が小さいままなのは、ほとんどの場合で水分不足・摘果不足と言えそうです。明らかに葉っぱが食害されていたり幹に穴を開けられていたり常に根本が濡れていたりする場合は別の原因が考えられます。

ちなみにうちの農園キウイでは珍しい害虫が出ていました。

キウイの葉っぱが毛虫によって食害されていました。色々と調べてみましたがキウイの葉っぱを好んで食害するこいつの名前はよく分かりませんでした。

近くにはイチジクを栽培しておりイチジクにもこの害虫が発生していました。食害が限定的で被害も小さいため様子見していますが被害が拡大したら本腰入れて駆除しようと思います。

あとは新メンバーのヘイワードも今年収穫できそうです。

ヘイワードは一般的な緑系キウイでバランスの取れた品種です。栽培年数が浅いため数個しか実をつけていませんが大きくて食べ応えのありそうな状態になってきました。

キウイ栽培を軌道に乗せるためには夏場の水分不足対策が必須と言えます。来年も同じことを言わないように管理を考えていきます。

またキウイ栽培に変化があれば記事にまとめて投稿していきます。キウイ栽培の記事はカテゴリー「キウイ日記」にまとめていますので興味があればキウイ日記から記事を選んで読んでみてください。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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