育苗ハウスでブドウ栽培|農薬不使用ブドウの記録

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下剋上日記

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「ブドウ栽培」です。3年目となったブドウ(品種:ブラックビート)栽培では35房の果実を実らせて7月下旬に収穫することができました!ブドウ栽培を3年間やってきて良いと思った方法も見えてきましたので今回も記事にまとめて発信することにしました。

今年のブラックビート栽培は昨年よりも手抜き管理でたくさんの収穫を目指すことを考えていましたが結果は良好で美味しいブドウを収穫することができました。途中でコガネムシやスズメガの幼虫、小さいハエみたいな虫の被害も出ましたが収穫までは農薬不使用で栽培できています。

記事内では3年目のブラックビート栽培の話や使ってよかったグッズの紹介も行いますのでブドウ栽培をしている方、ブドウ栽培に興味がある方は参考になるかもしれません。一般的にブドウ栽培は難易度が高いと言われていますが販売することを目的にしていなければ収穫難易度は低く私は初心者でもおすすめできると思います。

ブドウの房を整える整房作業というものがありますがYouTubeなどで勉強して実施にやってもうまくできませんでした。私のなんちゃって整房で収穫できたブドウはこんな感じですので初心者の方がやってもこれくらいはできます(笑)ともにブドウライフを楽しみましょう!

育苗ハウスでブドウ栽培

ブログ内ではブドウ栽培記事を定期的に投稿しており1年目(2年目)のブラックビート栽培やブドウ棚組み立ての話や各作業の記事もありますが、最初に栽培環境をお伝えしておきます。

育苗ハウス

私がブドウを栽培しているエリアは育苗ハウスで春ごろには田植えの準備で使っています。過去から田植えシーズン以外は特に活用されておらずせっかくのビニールハウスが勿体無いと考えていました。

ただ、柑橘や野菜などを栽培しようとすると田植えシーズンに移動させる手間があり活用しにくいと悩んでいました。ネットで育苗ハウスの活用方法を検索しているとキウイやブドウなどツル系の植物と相性が良いと知り、思い切って育苗ハウスにブドウ棚を設置して栽培することに決めました。

ハウスの骨組みはすでにあるため必要なものはハウスと繋ぐパイプと番線くらいです。農作業の合間にブドウ棚の設置を進め、ブドウ栽培を開始しました。

栽培から3年目になると随分と枝が伸びて高さ2mの棚から4mほど枝を伸ばしました。栽培3年目5月のブドウがこちらです。

落葉果樹であるブドウは冬には枝だけでスカスカに見えますが春になるとたくさんの葉っぱが出てボリュームが出てきます。ここからさらに枝や葉っぱを展開していきこの記事を書いている7月にはブドウ棚を覆うほど成長しました。

棚の隙間も枝や葉っぱが覆い、ブドウ棚の下は涼しくなりました。今年は手抜き管理をしようと思っていたため摘心や誘引は最低限にしています。

後ほど紹介しますが今年は果実の袋がけ、粘着シートホリバーイエロー、ハチ激取れを使いました。白く見えるのが果実袋で黄色がホリバーイエロー、黒と黄色のカップがハチ激取れです。

ブドウの品種

私が栽培している品種は「ブラックビート」です。ブラックビートは藤稔とピオーネを交配させた登録品種で大粒のブドウです。

色づきも良く7月下旬には収穫できるため他の品種より先行して販売できることは強みです。実際に食べると分かりやすいのですが酸味が少なく濃厚な甘さがあり私はシャインマスカットよりもこちらを好みます(^^)又、ブドウの皮も剥いたときも皮の離れが良くとても食べやすいです。

ブドウ栽培ではより大粒に仕上げたり種をなくすためにジベレリン処理をすることが多いですが元々が大粒品種ですのでジベレリン処理をしなくても大きな粒が楽しめます。初心者には嬉しい品種ですね。

3年間の栽培経験上ですが生育も良好で特に甚大な病害虫被害もありませんでした。栽培環境がビニールハウスと言うのもありますが手のかからない印象を持っています。

果実の色としては最初はシャインマスカットのような薄い緑色で続いて赤紫のような色、最後は濃い黒色になります。

濃い黒色になるととても甘い果実が楽しめます。

ブドウ栽培おすすめグッズ

ブドウ栽培をしていておすすめだと思ったグッズを紹介していきます。どれも購入しやすい価格帯でしたのでコストを抑えて栽培できるのが嬉しいポイントです。

ブドウ作業のハサミ

ブドウ栽培では房の形を整える整房作業というものがあり、綺麗な房を作ることや粒がパツパツにならないように間引いたりします。狭い場所で作業することもあり小さなハサミが使いやすいです。大きいものだと予期せぬ位置のブドウを傷つけたりする恐れがあり作業効率も悪くなってしまいます。

私はサボテンの摘粒ハサミを使っておりとても作業しやすいと感じています。これ1本あれば不要な位置の枝や葉を落としたり房を整えたりできます。小さなハサミがなければ候補に入れてみてください。

手にフィットする形状なのも嬉しいポイントです。誘引で麻紐などを使っている場合はこのハサミで切りながら作業もしやすいです。

昨年も同じハサミを使いました。特に不満点もなく重宝しています。

ブドウ袋

昨年はブドウ袋代をケチって不織布ネットをかけていましたが害虫の被害が多く出ました。今年は思い切ってブドウ袋を購入して35房の袋かけを行いましたが結果は良好!とても綺麗な果実が収穫できました。

ブドウの袋かけが推奨されているだけあって効果は大きく病害虫の被害がほとんど出ませんでした。昨年は葉巻虫かハエか何かの虫がブドウの粒のあたりで糸を引き食害されていましたが今年は無傷。王道グッズですがおすすめです。

私が使っているブドウ袋は星野株式会社のNo.19Hグレープと言うタイプのものです。商品リンクはNo.20型ですがブラックビートのような大粒ぶどうにはより大きいサイズが良いと思います。

ちなみに色づきを見るため袋かけしていなかったブドウは昨年と同じように被害が出ていました・・・

昨年は小さな虫が果実の隙間に入り込んで品質低下を招きました。果実袋をかけると物理的に侵入できないので品質の高い果実が見込めます。

今回使った果実袋はNo.19ですがブラックビートのような大粒果実だとパツパツだったのでもう少し大きなものだと安心ですね。

ブドウの糖度

収穫したブドウは甘いのか、甘くないのか気になりますね。今回のブドウ栽培では定期的に粒を取って糖度を計測しました。

7月中旬に糖度を計測したら14で7月下旬には17になっていました。ただ、計測した果実の位置や色づき具合によってもばらつきがあるのであくまで参考としました。

ブラックビートは黒色の粒で収穫しますがものによっては紫っぽかったりします。個人的には黒の粒になっていないと糖度は低く感じました。

ちなみに私はコスパの良いと言われている簡易糖度計を使っています。価格の割にしっかり使えて壊れにくいのでおすすめです。ブドウに限らず柑橘類やキウイの糖度を測ったりして重宝しています。

使いやすいので気になったら商品を確認してみてください。

ホリバーイエロー

今年のブドウ栽培で新しく使ったグッズに粘着シート「ホリバーイエロー」と言うものがあります。これがとてもおすすめです!

栽培をしていて小さな虫がたくさん発生してブドウの葉っぱや房に群がる状態があり、何か対策をしなければ・・・と思いました。

そんな時、アスパラガス栽培で使っていた粘着シートが余っていたことを思い出してブドウ棚に吊るしてみると効果あり!

目に見えて虫の量が減りました。設置したホリバーイエローにはたくさんの虫がついており効果を実感しています。大きな蛾や蝶はつきませんでしたが満足の結果です。

今年は試しで1本の樹に10枚のホリバーイエローを設置しました。来年も使おうと思います。

商品としてはホリバーイエローをおすすめしますが粘着シートもピンキリでこの商品よりもっと安いものもありますが私はホリバーイエローの粘着力を推します。他の粘着シートよりも強力で設置の際に手がベタベタになるのが残念ですが効果大でした。

表も裏も強力な粘着力でたくさんの虫がひっつきました。設置場所が棚になるので固定時は髪につかないように注意してください。髪の毛が抜けます!

ハチ激取れ

ブドウ棚にコガネムシが襲来し、どうしようか悩んでいた時にとあるYouTuberがハチ激取れと言う商品を紹介していたので試してみました。

この商品は水さえあれば他のものは全て準備されているのですぐに設置できる手軽さがあり、ハチ以外にもコガネムシトラップとして使えるそうです。

農園でも試してみようと思いブドウエリア、キウイエリアに合計4個設置してみました。

コガネムシが被害を出していることを確認して近くに吊るしました。

設置から1週間・・・コガネムシが入りません(笑)近くにはコガネムシがいるのに入らない。もしかしたら似たような商品と間違えているのかと思いましたが合っていそうです。

もしかしたら危害を出しているコガネムシの種類によっても効果が違うのかもしれません。

とはいえ、このハチ激取れにも色々な虫が入っていましたので効果は確認できました。

ホリバーイエローと合わせて使うとより効果があるのかと思います。

まとめ

今回は3年目のブラックビート栽培を記事にしました。今年は新しいグッズを試して効果を実感できてよかったです(^^)又、昨年に続いて農薬不使用で栽培できたことも自信に繋がりました。

農薬を使わずに済んだ要因にはホリバーイエローやブドウ袋や蜂激取れなどのグッズを使ったことが影響していると思います。今回使ったグッズは来年のブドウ栽培でも使っていきます。

私自身、農薬は悪と思っておらず必要な時に適切な防除は高品質な果実を収穫するために大切だと実感しています。昨年、今年は農薬不使用で栽培しましたが今後、必要であれば防除は行なっていきます。

育苗ハウスを持て余している方がいればブドウ栽培は候補に入るのではないでしょうか。ブドウやキウイなどのツル系果樹は生育も良く栽培していて楽しいです。ブドウに関しては綺麗な果実まで求めなければ栽培初心者でも収穫することはできます。

ブドウ棚やキウイ棚に関しても育苗ハウスを活用すれば必要な部材は少なくて済みますので初期費用も少なく栽培をすることができます。

ブドウやキウイはたくさんの品種がありスーパーでなかなか見ないものを育てられるチャンスです。私はブドウはブラックビート、キウイは東京ゴールドアップルキウイを栽培しておりどれも珍しい品種です。

ブドウライフやキウイライフを楽しんでみてはいかがでしょうか(^^)

ブドウ栽培もはや3年目、久々に昔の記事を読み返して懐かしい気持ちになりました。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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