せとかの栽培記録|せとかと雑草マルチ

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています
せとか日記

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「せとかの栽培記録」です。ズタボロだったせとかの復活劇を記録しているカテゴリー「せとか日記」の記事ですね。

いつしか食べたせとかの味が忘れられず、ズタボロで枯れかけていた鉢植えせとか達をビニールハウスに直植えして栽培しています。栽培していて気付いた点やせとかに変化のあった時は記事にまとめて投稿しています。

今回の記事では主に「台風の影響」「夏枝」「ヘアリーベッチ」「雑草マルチ」について記事にまとめていきます。

農園せとかを応援する気持ちで記事を読んでもらえたら嬉しいです。

せとか日記|栽培記録9月

今年の夏はとても暑かったですね。とは言え、この記事を書いている9月中旬もまだまだ暑いです。気温が35℃近い日もあり農作業をしていても長時間作業ができず進捗も良くありません・・・

台風の影響

ここ最近では猛暑以外に台風が接近し、せとかハウスにも多少影響が出ました。まだ記憶に新しい台風10号ですね。農園のある滋賀県自体は大きな被害はありませんでしたが九州や四国、中国地方のみならず東海や関東でも大雨による被害が出ましたね。

インスタグラムでフォローしている農家さんのストーリーなどを見ましたがかなり被害が出ていました。圃場が完全に水没していたりビニールハウスが倒壊していたりしていました。自然の災害は恐ろしいと改めて感じます。

さて、こちらが現状のせとかハウスです。

いや、笑い事ではありませんがビニールが半分飛びました。このハウスは他の農家さんから管理を任されたハウスで最初からビニールの摩耗が見られていました。ダメージのある場所だったので想定の範囲内ですがほぼ露地栽培状態です。

雨が降ればそのまませとかエリアに流れ込み風が吹けばせとかを揺らす、そんな状況で栽培を続けています。一応新しいビニールを発注していますがここは収入に直結していない場所ですので優先度は低くまだ先になりそうです。

台風後のせとかハウスです。雑草管理をそれなりにしていましたがビニールが破れたことで全体的に雑草が出始めました。

せとかの夏枝

夏の暑さにも耐えてせとかはたくましく成長しました。

鮮やかな緑の葉っぱが部分的に出て、ボリュームのある見た目になりました。夏に出る夏枝ですね。

夏枝は良質な果実をつけないため出たタイミングで全て落としてしまう場合が多いですがこのせとか達は全て伸ばします。理由として現状は葉や枝が少ないためまずはエネルギーを蓄えやすい骨格を作る必要があるからです。

余談ですが夏枝は一気に伸びるため枝が三角形になるようです。重宝される春枝についてはゆっくりと伸びていくため丸みをおびた形になります。

新しく出た葉っぱは柔らかいのでアゲハ蝶の幼虫がそこそこ出ました。アゲハ蝶の幼虫対処をどうするか考えましたが、せとかエリアは今年の果実収穫量0が確定しているため市販されているスプレータイプの溶剤を使いました。

以前も紹介しましたが私の使ったものを紹介しておきます。

これは使いやすく効き目も良いので簡単に使いたい場合はおすすめです。

幼虫を狙ってスプレーするだけで駆除できます。スプレーしてから数分後には効果が出て自然に落ちていきます。私の管理しているレモンハウスではアゲハ蝶対策としてハウス全体をネットで覆ったりしていますがコストが高いです。薬剤を使う・使わないは栽培している方の考え方によって異なりますが適切に使用すると農作業の効率がアップするのは間違いないです。

ヘアリーベッチの行方

せとかハウスでの管理を始めてから「ヘアリーベッチ」と言う植物を使って雑草抑制効果を狙いましたが完全に分解されたようです。写真の茶色は雑草マルチによる効果でヘアリーベッチではありません。

過去の記事にはヘアリーベッチ・ナギナタガヤ・クローバーを使って雑草抑制効果を狙った話をしましたが今も一定の効果を出しているのはナギナタガヤだけでした。イネ科の植物は茎が硬く分解されにくいのでマルチング効果も長期間期待できますがヘアリーベッチやクローバーは枯れた後・刈り取った後はすぐに分解されていきました。

ヘアリーベッチは緑肥としての効果や広がっていく途中の雑草抑制効果はありましたが自然倒伏後は分解されるスピードが早くナギナタガヤなどと比べて効果は短いと感じました。

路地栽培しているキウイ園でナギナタガヤを使っています。夏の暑さで自然倒伏し、枯れましたが今でも原型を留めています。稲藁や麦藁もそうですが茎の硬い植物はマルチング効果も高いですね。

ヘアリーベッチとナギナタガヤは似たような特性がありますがどちらがおすすめかと聞かれたら私は僅差でナギナタガヤと答えるでしょう。

ヘアリーベッチは1株が広範囲に広がって地表を覆うため圃場全体を覆うことに優れています。ナギナタガヤに比べて高さもないため見た目的にも綺麗でおすすめです。(ナギナタガヤを使うと雑草まみれの圃場に見えてしまいます)ただ分解が早いのが残念です。

どちらもいい点・悪い点があり気になる方はどちらも試してほしいです。

ちなみにコスト面で考えるならヘアリーベッチ一択ですね(笑)どちらも種が自然に発芽するため毎年種子を購入する必要はありませんが手出しではヘアリーベッチの種子が圧倒的に安いです。

興味のある方は商品リンクを貼っておきますので詳細を見てみてください。

ナギナタガヤの商品リンクは以前に紹介したものとは違うみたいです。入荷状況が不安定なのかもしれません。

私が使っているヘアリーベッチはナモイと言う品種です。花が綺麗で圃場の見た目が綺麗です。

雑草マルチ

ヘアリーベッチによる雑草抑制効果がなくなったため、雑草マルチを使い始めました。

雑草マルチとはその名の通り雑草でマルチングすることでどうせ草刈り・草むしりするのであればそのままマルチング資材として活用しようと思いました。

結果は良好でそれなりの雑草抑制効果が出ています。

刈った雑草を株元に敷くことで雑草を抑制し、写真のような効果が得られます。

雑草は防草シートや黒ビニールマルチとは違い、有機物ですのでいずれは分解され土に戻ります。微生物が増えたりミミズが増えたりして土が豊かになっていくと言われているため環境にやさしいマルチ資材ですね。

除草剤を使って草を枯らすのは楽ですが手間をかけて雑草マルチを使う方が私は好きです。ただ、時間がありません(笑)やってもやっても雑草が出てきます。

作業の合間に草むしりしています。来年以降はどうするか考えますが、とりあえず今年は雑草マルチをやり切ります。

まとめ

ヘアリーベッチの栽培記録を記事にまとめました。

栽培は順調で樹としてボリューム感も出てきたのではないでしょうか。懸念点だった夏の暑さも終盤でここから秋にかけてより成長してほしいと思います。

ちなみにせとかに限らずうちの果樹栽培では追肥のタイミングを決めており3月・6月・9月・11月と計4回あります。今月は9月ですのでせとかに有機肥料と米ぬかを混ぜた肥料を与えました。

せとかから得られる収益はいまだに0円ですが将来に向けた投資ですので今後もしっかりと管理して果実の収穫を目指していきます。

農園のせとか栽培に興味を持った方はカテゴリー「せとか日記」から記事を選んで読んでみてください。今のところは記事数も少なく雑談のような記事が多いですが、今後剪定や果実収穫に向けた栽培方法の記事が増えていくと思います。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました