簡易自動給水|水やり当番使ってみた話

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もふもふ農園の小ネタ

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「自動給水」です。植物を栽培している方にとって水やり作業は必須と言えますが、自動で水やりをできたら嬉しいですよね(^^)

今回は数ある自動給水商品の中から「マルハチ産業 水やり当番」を購入し、使ってみた感想を記事にしようと思います。この商品は価格帯も手頃でとりあえず使ってみるにはおすすめできると思います。

植物を栽培している方で水やりが手間・旅行などで水やりできずに不安などと考えていたらこの商品はとても役立つと思います。

簡易自動給水|水やり当番の話

今年(2024年)の夏は晴れの日が続き植物を栽培している方にとって厳しいシーズンだったのではないでしょうか?

うちの場合はキウイフルーツが水不足で弱ってしまいました・・・キウイは根を浅くはるタイプの植物ですので長期間晴れが続くと弱ってしまいます。昨年はたくさんの果実をつけてくれたキウイも今年はコガネムシの食害・猛暑の影響で収穫量は昨年の2割ほどまで落ち込んでしまいました。

キウイ栽培エリアは近くに水源がないため水やりしにくい環境にあります。今年の反省点を活かして来年は定期的に水を与えられる環境を作りたいと思いました。

自動給水①

最初に考えたのはすでに導入している自動給水システムです。

こちらはビニールハウス18棟に展開しておりレバーをひねるだけでハウスの端から端まで水を流せるものです。

アスパラハウスには一本ものの穴の空いたホースで水やり(かん水)を行い、柑橘ハウスでは一本のホースから管を通して給水できるようにしています。

特に柑橘ハウスでは鉢で栽培しているため必要な場所に必要な分だけ水を与えられる給水ホースはとても重宝しています。

この給水システムをキウイエリアに展開できないか検討してみましたが水源が近くにないため導入には設備も含め多額の費用が必要となり断念しました・・・

自動給水②

ここからが今回の本題「水やり当番」の話です。

自動給水のグッズはたくさんの種類があり今では100均でも購入できるそうです。仕組みも様々でペットボトルに差し込んで使うタイプやホースを繋いで使うタイプ、太陽光パネルを取り付けて給水するものもありました。

私が商品を選ぶ際に考慮した点は「高額ではないこと」「簡単であること」「ある程度のレビューがあること」「ペットボトル以外でも使えること」です。

「高額ではないこと」購入した商品が思ったように効果を発揮してくれなかった場合、高額であれば精神的なダメージも大きいです。又、良い効果が得られたとしても高額なものでは大量導入しにくいため高額ではないことを条件にしました。具体的には本体を1,500円以下で購入できるくらいのラインにしました。

「簡単であること」複雑な仕組みでの自動給水は私の性分に合っていません。なんらかの不具合があったときに仕組みが分かりにくいと直すことも大変です。自動給水の仕組みを理解できる簡単なものを選ぶようにしました。

「ある程度のレビューがあること」商品レビューがある程度あるもの、これも条件に含めます。レビューがあると言うことは使ってみた人がいると言うことです。一般的に商品レビューは5段階であることが多いですが、購入段階で3以上の評価と一定のレビューがあるものを選びました。

「ペットボトル以外でも使えること」最後はペットボトル以外でも使えることです。数ある商品の中でペットボトルに取り付けるタイプのものがそれなりにありました。ペットボトルキャップの代わりに給水グッズを取り付けて地面にさすことで少しずつ水が流れる仕組みです。この商品も良さそうでしたが個人的にはもっと大容量での給水を考えており500ml〜2Lくらいのペットボトルでは物足りません。大型のバケツなどで給水できれば長期間の効果が見込めるためペットボトル以外でも使えることを最後の条件にしました。

水やり当番

最初にも紹介しましたが今回選んだ自動給水グッズは「「マルハチ産業の水やり当番」です。

選んだ理由としてはまずマルハチ産業が好きな企業だからです(笑)農業1年目に比べて管理するエリアが拡大しましたが今でもマルハチ産業の散布機マルハチ2L(小型散布機)を使っています。購入しやすい価格帯の商品が多く、使いやすいためマルハチ産業の商品はお気に入りです。

余談ついでにマルハチ2Lの商品リンクを貼っておきます。この商品は小型の散布機でニームオイルや液肥を希釈して散布したり部分的な防除をしたい時などに使っています。2Lの小型ですので上下にシャカシャカふって薬液を混ぜたり、持ち運び・取り回しも楽です。何よりコスパの良い商品で私は2個購入して使っています。ノズルの先が詰まりやすいことが気になるポイントですが定期的な掃除でなんとかなります。

話を戻します。

こちらが今回購入したマルハチ産業の水やり当番です。

特徴としては約800mmのシリコン系チューブと約115mmの本体で構成された商品でとてもシンプルです。チューブを使っているためペットボトルだけでなくコップなどの小さい容器からバケツなどの大きい容器まで幅広く使えることもメリットです。

給水の仕組みとしては「サイフォンの原理」「毛細管現象」を利用しています。

キャッチコピーは「あなたに代わって水やりをします」頼もしいですね(^^)

サイフォンの原理

サイフォンの原理を覚えていますか?

たしか小学校の時に理科の実験で習ったような気がします。今回は記事内で説明できるように少し調べてみました(笑)

サイフォンの原理とは水(液体)を高い位置を通って低い位置に移動させる仕組みのことを指します。水で満たされたホース(管)は重力によって低い方へ流れ続けるためペットボトルやバケツなどの容器に水があり、ホース内が水で満たされている状態であれば自動で水やりができるというわけです。

イメージするとこんな感じですね。

ポイントとしてはホース内が水で満たされていること・容器内に水が入っていることですね。時間の経過とともに容器内の水が減っていきますのでホースに空気が入る前に水を足したいところです。

毛細管現象

毛細管現象は完全に記憶から抜けていました(笑)こちらも小学校で習っていたようですね。

毛細管現象は液体が細いホース内を自発的に移動する現象です。液体によって差は出るそうですがイメージとしては次の図のような感じです。

この原理・現象をうまく活用して水を供給するようです。

では実際に使ってみます。

給水効果の確認

使い方は簡単で工程として「給水チューブの先端を容器の底に垂らす」「チューブ内の空気を抜く」「給水の確認」これだけです。

ちなみに給水量は高さによって変えられるそうで、容器が高い位置にあれば水を多く供給し、低い位置(低すぎるとダメ)であれば水の供給量も少なくなります。

商品パッケージのイラストでは鉢と同じ位置にペットボトルを置いて使用していました。

たくさん水を欲しがる植物には大きな容器を使って少し高い位置にセットする、あまり水を欲しがらない植物には低めの位置で少しずつ水を与えられるような調整が必要だと思いました。

普通に使った場合は1日あたり200ml〜300mlくらいの給水量となるようです。

作業手順

では、実際に商品を使ってそれぞれの手順を確認していきます。

1つの給水設置するまでにかかる時間は慣れれば数分でいけるほど簡単でした。

給水チューブを容器の底に垂らす

今回はどれくらい水が減ったか調べたかったのでペットボトルを使いました。効果の確認ができればバケツなどの大きな容器を使っていきます。

商品を箱から出したらキャップを外してオモリのついた側の給水チューブを容器の底に垂らします。

キャップ部分は簡単に外せます。

キャップの付いていた側とは逆の方にオモリが付いています。

チューブ内の空気を抜く

チューブ内に空気が残っているとうまく給水できませんのでチューブ内の空気を抜いていきます。

実際にやってみるとよく分からず手探りで空気を抜きました。

手順の説明では「素焼きの本体に水をこぼさないように入れ、キャップを押し込み、隙間の無いようにかぶせてください」と書かれていました。

最初にやってみた時は素焼き側から水が給水されなかったのでチューブ内に空気が入っていたのだと思います。やり直して確認すると先端から水滴が出てきました。

最初は仕組みや水の減り具合を確認したかったので室内で高低差を利用して効果の確認をしました。

給水の確認

素焼きの表面から水滴が滲み出したら給水が開始されています。

素焼き部分が隠れるくらい土に差し込んで自動給水完了です。

正しい手順で進めていくとポタポタと水滴が出てきます。

数分しても水滴が出ないようだとチューブ内に空気が残っていたり、キャップがしっかりと装着されていないかもしれません。

給水量

実際の使用環境とは異なりますが、どれくらいの給水量があるか確認してみました。

調査したのは3パターンで高い位置にあるときと普通の位置にあるときと低い位置にある時で1滴の水が落ちるまでの時間を計測しました。

高い位置

高い位置での給水を確認しました。高い位置は具体的に給水チューブの素焼き位置よりもオモリのついた側が高い状態です。

この状態で水滴が落ちるまでの時間を計測し結果は約7秒でした。

普通の位置

普通の位置とは素焼きの下部とオモリがほぼ同じ高さの状態です。こちらは約10秒でした。

低い位置

低い位置とは素焼きの先端よりもオモリの方が低い状態です。

商品パッケージの使用イラストはこの状態でした。

こちらは1滴落ちるまでに約48秒かかっていました。

商品パッケージには1日の給水量は約200ml〜300mlで土の乾き具合や鉢の大きさや気温・湿度・土質などによって異なると記載されていました。

水やり当番農園導入

実際に農園にて水やり当番を導入しました。

この商品は2個セットなので1箇所を露地栽培のキウイフルーツ、もう1箇所をビニールハウス直植え栽培のブドウに使いました。

導入して数日後に水の減り具合を確認してみましたが水位が下がっていたためしっかりと自動給水できていそうです。

水の保水を忘れないようにしないとなんのために導入したか分からなくなるので気をつけます!

使った容器は10Lのバケツです。これだけの量があると長期間の水やりが期待できそうですね。

水やり当番を設置してから約1時間後に土の状態を確かめにいきました。

土が湿っていたのでしっかりと給水できていそうです(^^)

まとめ

今回は簡単に水やりができる自動給水グッズ「水やり当番」を紹介しました。

現段階では問題なく給水できていますが、年内くらいまで問題点がないか様子を見て追加購入するか決めていこうと思います。

この商品は購入しやすい価格帯ですので大量導入もしやすいのが嬉しいポイントです。

大量導入してもこの価格(^^)大型バケツなどを使えば水を足す回数も減りそうですね。

個人的な懸念点としては「耐久性」です。使用する環境がベランダの鉢ではなく過酷な露地果樹とビニールハウスの果樹ですので想定された使い方ではないかもしれません。商品パッケージには使用環境の注意書きがなかったためこちらは自分で確かめていきます。

植物を育てている方にとって水やりは必要な作業といえます。この作業を自動化できれば嬉しいと思います。毎日の水やりが1週間に1度の水補給であったり、長期間の旅行でも水やりできている安心感であったり使い勝手も良さそうです。

今回紹介した商品が気になれば商品リンクから詳細を確認して見てください。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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