レモン日記|ビニールハウス鉢栽培で思うこと

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レモン日記

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「ビニールハウスで鉢栽培」です。うちの農園では果樹栽培に力を入れており、みかん・せとか・きんかん・不知火・ポンカン・レモン・へベス・ブドウ・キウイ・フェイジョアなど様々な果樹を栽培しています。中には数本しか植えていない品種もありますが収入に繋がりそうな果樹があれば今後も栽培規模を増やしていこうと思っています。

栽培している品種で不知火・ポンカン・レモンはそれぞれ1棟ずつビニールハウスで管理しており、今回はレモンハウスの話をしていこうと思います。

ビニールハウスの中は50mのハウスに防草シートを敷いて、レモンの苗木を植えた60サイズの大型鉢を並べて一括で水やりできるように給水ホースを繋いでいます。

ビニールハウス内での管理はメリットと感じる部分もあり、デメリットと感じる部分もあり一長一短です。ここからは実際に栽培しているハウスの写真も入れながら思うことを書いていきます。

レモン日記|ハウス栽培で思うこと

まずは私が思うメリットから書いていきます。

一番のメリットはアゲハ蝶の幼虫による食害が激減できることだと思います。

栽培初期のレモンハウスにはたくさんのアゲハ蝶が飛来して幼虫も大量発生していました。このままでは毎年葉っぱが食害され続けて栽培がうまくいかないと思い、対策することにしました。

効果のあった対策として、アゲハ蝶がすり抜けられないくらいの防虫(防鳥・防獣)ネットを使ってビニールハウス全体を覆うことでした。

ビニールハウス全体を覆うのであればかなりのコストがかかるのでは?と思いそうですがビニールハウスのサイド部分と前後の扉前にネットを取り付けるだけで被害が激減しました。50mのネットを3つ購入して取り付けただけなのでコスト的には1万円くらいで完成しました。

ネットのリンクを貼っていますが、こちらは縦1mですので場合によってサイド部分を全てカバーできないかもしれません。設置場所の計測が重要ですね。

誤算だったのがレモンハウスの隣で露地栽培のきんかんを管理していたためアゲハ蝶の幼虫がレモンハウスへ移動していました。これは稀なことでしたがビニールハウスへ移動している姿を見てゾッとしました。

露地で栽培している柑橘類を1本1本ネットで覆うのは大変ですがハウスなら効率的にネットを設置できアゲハ蝶も物理的に侵入できないのでコスパ良く効果を出すことができました。

他のメリットとして果実が傷つかないことも挙げられます。レモンは品種にもよりますが棘があるのが一般的で露地栽培のレモンは傷がつきやすいと感じます。レモンの木から出てきた棘を丁寧に切っていたらそこまで傷はつかないと思いますが棘切りも重労働ですので個人的には棘なし品種(ビアフランカ推し)を植えるか風の影響を受けにくい場所での栽培がいいと思います。

農園では栽培しているレモンの品種としてビアフランカ・璃の香・姫レモン・瀬戸内レモン・菊池レモン・ジャンボレモンなどがありますが一番栽培しやすいのが棘なし品種のビアフランカで一番栽培しにくい(棘が一番強烈)のが姫レモンです。

ビアフランカの良いところは棘がないこともありますが、一般的にイメージするレモンというのも大きいです。どういうことか説明すると璃の香レモンは下部が丸い、姫レモンは橙色の小さな丸型、ジャンボレモンは一般的なレモンの数倍の大きさなどイメージするレモンからかけ離れています。

私は栽培当初、レモンは知名度の低い珍しい品種の方が購入されると考えていたため璃の香レモンや姫レモンの苗木を購入していましたが、実際に直売所に出荷してみるとビアフランカレモンの方が売れ行きが良かったです。姫レモンに関してはラベル間違いではないか?とまで言われ、知名度のなさが仇になりました。(ちなみに姫レモンは知らない人が見たら小さいみかんやきんかんに見えます)

話がそれましたがビニールハウス栽培は風の影響を受けにくいため果実が綺麗だと感じます。

忘れてはいけないメリットとして「冬越しが容易」ということです。柑橘類は一般的に寒さに強くないため冬場に冷え込む地域では不織布を巻いたり根元に敷き藁をしたりして防寒対策をする必要があります。防寒対策をしていても霜に当たった部分の葉っぱは変色して多少はダメージを受けてしまいますが、ハウス栽培では不織布を巻いたりする必要がなくそのままでOKです。雪が降ろうがハウスの中では剪定作業などができるため効率よく栽培できることもメリットと言えますね。

他のメリットを挙げるとしたら給水ホースを繋いでいるため水やりが大元のレバーをひねるだけでできることや、大型鉢で地面からの高さがあるため根元の草むしりが行いやすいこと、鉢管理のため剪定時も多少は高い位置で作業ができることもメリットとしてあると思います。

続いてデメリットですが、私は「夏の暑さ」を一番に思い浮かべました。夏場はビニールハウスのサイド部分を開放しているとはいえ作業ができないほど暑いです。ハウス内の草むしりや防除は曇りや雨の日を狙う必要があり作業できる日が限られます。

春から夏にかけてハウス内の雑草が旺盛に出てくるので定期的に草むしりをしたいところですが天候や他の農業のタイミングによっては放置してしまう状態となっており雑草まみれのハウスになったりします。

ちなみにハウス内は防草シートを敷いて、果樹の管理も大型鉢なので鉢の雑草さえ気をつけていたらハウス内の雑草は気にしなくてもいいと思っていましたが甘かったです(笑)

どこからかこぼれ種が飛んできたり大型鉢から落ちた土から雑草が出てきたり防草シートのほつれ部分やシートピンを打ち込んだ隙間から雑草が出てきたりと年々雑草の力が増しています。防草シートを敷いている分、雑草は簡単に抜けますが定期的な草むしりは必須の作業といえます。

他のデメリットとして「給水ホースの破損」があります。水やりを簡単に行うためビニールハウス内の全ての鉢にホースを繋いでいますが定期的に水の流れを確認しないと大変なことになります。過去にあった事例を出すと、「小動物にホースを噛み切られた」「雑草が給水ホースを移動させた」「小さい虫が給水ペン先で詰まった」「鎌で草刈りしていたら気づかないうちにホースを切っていた」などがあり、数本の果樹は給水できずに枯れてしまったことがあります。給水ホースは便利ですが注意した方がいい部分もあります。

草刈機が使えないことも地味にデメリットと言えます。露地栽培であれば伸びた雑草を草刈機で一掃できますがビニールハウス内は鉢がある・給水ホースがある・防草シートがある・ハウスの骨組みがあるため草刈機は使えません。ハウス内に生えた雑草は地道に鎌や手で対処する必要があります。

その他のデメリットとしてビニールの張り替えが定期的にあることや成長した状態を想像して鉢の配置をしないと枝で混み合って通りにくいことが考えられます。

ちなみに現段階ではビニール高騰により数年に一度のビニール張り替えコストを加味すると利益は全く残りません!販売単価をあげたいのですが高いと買ってもらえません。付加価値をつけて高単価を目指したいところですが初心者でも栽培しやすい柑橘類はライバルも多く直売所では価格競争に巻き込まれてしまいます。新しい販売ルートも探しながらなんとか頑張っていきます。

まとめ

今回はビニールハウス栽培で私が考えるメリットデメリットを書いてみました。厄介なアゲハ蝶を物理的に侵入させないネットの設置は個人的には大きなメリットだと思います。ネットで覆ったビニールハウスはアゲハ蝶の侵入を防ぎ、雨や風や雪の影響も受けにくく給水ホースにより水分量の調整ができ理想の状態で栽培することができます。

ただ、やはり雑草との戦いは避けられず定期的な草むしりは必須でした。雑草の中にはものすごい根を張るものや硬い茎で給水ホースを押し除けるものまでいて困っています。

シートピンの隙間から雑草が生えてくることに対しては補修テープを貼ることにより雑草を封じ込められましたが鉢からこぼれた土に生える雑草はどうにもできませんでした。

今後も便利グッズを探して色々試していきたいと思います。

余談ですが、レモンハウスの鉢を整理して並べ直しました。理由として不要になった鉢(枯れてしまった鉢)や興味本位でレモンハウスに置いていた果樹(ポポーやフェイジョアなど)を移動させたことで新たにスペースができたためレモン同士の間隔を広げて密集しないようにしました。今なら鉢底から根が出ていない(栽培期間が長くなると鉢の下から根が伸びて防草シートや地面に根を張ります)ので動かすことができました。

鉢の移動に合わせてレモンの剪定も行い、今シーズンの準備はバッチリです。レモンの追肥として私は3月6月9月11月の年4回を目安に肥料を与えており、今回は少量の化成肥料と農園に尿素肥料(窒素成分が豊富)が余っていたためそれを少量と黒大豆の残渣を保管していたためそれを与えました。

ハウス栽培では剪定した枝を出しにくいのが難点ですね。ハウスパッカーで留めていたネットを外してサイド部分からハウス外に出しました。

今回の記事は以上となります。レモン作業の記事はカテゴリー「レモン日記」にまとめていますので興味があればレモン日記から記事を選んで読んでみてください。レモン栽培も長くなってきたので記事数もそこそこ増えています。もしかしたら参考になる内容もあるかもしれません。

レモン日記内の記事では苗木を購入した話から土作りの話、樹形を考えた話や直売所での販売やレモンの木1本からどれだけ収穫できるかなど様々な内容を記事にしています。

2021年から始めたレモンプロジェクト、果実も収穫できて利益も出ています。みかんのように甘くする必要のないレモンは収穫タイミングを考えなくていいため栽培候補としてかなりおすすめできると思います。今年もたくさんのレモンを収穫してお金に換えていきます(笑)

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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