こんにちは!管理人のすのうです。
今回のテーマは「ブドウの房作りと袋がけ」です。6月中旬になるとブドウの房は粒が少し大きくなり美味しそうに見えてきました。これから収穫に向けた房作りを進め、害虫被害が出ないように袋がけを行なっていきます。
房作りではブドウの粒の段(車と数えるそうです)を意識して整えました。以前に枝やらツルやら房やらを調整して比較的スッキリした状態となっていますので今年のブドウは高品質なものが収穫できるかもしれません。
房作りは実際にやると難しくて1房完成するのにかなりの時間を要しました。これもやっていくうちに大体の感覚で作業できるようになると思いますので最初は遅くても仕方ないのでしょう。
今回の記事ではブドウの房の状態や学んだこと、ブドウ袋の詳細などをまとめていきます。
ブドウ日記|房作り編
6月中旬になるとブドウの粒は少し大きくなりました。ただ、房によって粒の大小にバラツキがあり心配です。
こちらは粒の大きい房です。1粒の大きさはデラウェアよりも大きく食べ応えある果実になりそうです。ちなみに今回の品種は「ブラックビート」で大粒な粒と真っ黒な皮が特徴です。熟すにつれて皮の色が黒色に変化していきます。
こちらも同じくブラックビートの房です。同じ時期に同じブドウの木から出た房ですが粒の大きさにバラツキがあります。
収穫時期に粒が大きくなっているか不安ですが同じように房作りしていきます。
ブドウの房作り 基本
房作り(房整形)は、ブドウの見た目や品質を左右する重要な作業です。粒が密集していると潰れたり傷んだりするため形を整えて粒の量を調整していきます。
房作りの時期ですが、ブドウの花が1分咲き~2分咲き、または開花初期に行うのが最適と言われています。今回は2回目の房作りになるので開花初期の作業は済んでいます。
最初の房作り手順を簡単に書いておきます。花穂(花の軸)が20cmほどに伸びたら、先端から3~4cmを残して、上部を切り落とします。つまりそれよりも上の位置にあるものは全て落とします。先端部分を切り落とすのではなく、根元側から不要な部分を切り落とします。これにより、成長後も軸がまっすぐで房の形が良くなります。
ブドウの開花時には房が二股になっていることが多いのですが、分かれている場合は軸から素直に伸びているものを残し、他は切り落とします。
ちなみに房が長すぎると奇形になりやすく、短すぎると粒数が減ります。適切な長さに調整しましょう。
ブドウの房作り 実践
色々と参考になる情報がありましたが、今回はこちらの房作りを参考にしました。
分かりにくくてすみません。ブドウの房1つを35粒で整える形になります。
ブドウの房を12段として35粒で調整します。ちなみに段が分かりやすいので書いていますが正式には車で数えるそうです。12車で整える的な感じです。
ブドウの品種にもよりますがブラックビートのように大粒の品種は35粒くらいがバランスの取れた房になるとのことで今回はこれを参考にしました。
1段目を1粒にして2段目を2粒、3段目も2粒、4段目は3粒というように房を作っていきます。これを12段で作ると35粒になります。
ここまで書いておいてアレですが、この房作りが難しいです(笑)
やっていても、これで良いのか?ここは残すのか?と苦戦しました。
写真のブドウの房もそれなりに粒を落としたつもりでしたが数えたら50粒ありました。考えながら15粒落として35粒で完成です。
1房作るのに10分ほどかかりました。慣れてきたらもう少しサクサク進みそうな気はします。
房によって粒のつき方がバラバラですのでどこを切っていいのか分からなくなります。途中から感覚で粒を落としていきました。
ブドウの袋がけ
ブドウの房作りを進め、12段35粒ほどに調整しました。完成した房は収穫期まで害虫などの被害が出ないように袋がけをして守っていきます。
今年は20房ほど収穫予定ですので果実袋も20枚使います。以前購入したものが余っていたので今年は購入せずにすみました。
私が使っているのは星野株式会社の果実袋です。
商品リンクに同じものがなかったのでシャインマスカットなどと同じ果実袋を紹介しておきます。
果実袋は収穫までかけた状態となります。昨年は袋がけをしていた効果もあり綺麗な果実をたくさん収穫することができました。
果実袋自体も使いやすくて袋についた針金を固定するので道具を使わず袋がけできました。
効果アリ ホリバーイエロー
以前設置していたホリバーイエローですが確認してみると良い仕事していました。
集まってくる小さな虫をしっかりキャッチしていました。ホリバーイエローと果実袋の組み合わせで高品質なブドウが収穫できそうです。
粘着力が強くて設置時には注意が必要です。うちではホリバーイエローが風でバタバタしないようにオモリをつけて吊るしています。
コスパもよくブドウ棚に10枚(1セット)設置しています。
まとめ
ブドウ栽培にも慣れてきて、ブドウ農家さんにアドバイスをもらったり房作りを勉強してレベルアップしようと頑張っています。
ブドウの房は1つ1つ違いがあり面白いと感じます。今回は12段(車)で35粒を意識した房作りに挑戦しました。やってみると難しくて思うような形とならなかったことも多く、世の中のブドウ農家さんはすごいと改めて感じました。
最初の管理から全ては始まっていたかもしれませんが、うちのブドウは粒にバラツキがあります。ツルや立ち枝に養分を持って行かれた結果なのかもしれませんがこれも勉強です。
小さい粒と大きな粒を合わせて35粒に整えた房が収穫時にどうなるのか気になります。
20房のブドウ達、美味しいブドウが収穫できたら結果を報告していきます。
最後に房作りに使ったハサミを紹介しておきます。ブドウ栽培記事では定期的に紹介していますがサボテンのハサミが使いやすくておすすめです。
コンパクトでコスパの良いハサミなので細かい作業もやりやすいです。
ブドウ栽培の記事はカテゴリー「ブドウ日記」にまとめて投稿しています。ブドウ日記の主役は品種:竜宝と言っていますが最近の記事はブラックビートがよく出てきますね。
竜宝も元気に成長していますので定期的に栽培の様子を投稿していきます。
今回も最後まで読んでいただき感謝です。
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