レモン日記|ビニールハウス栽培で毎年困っている話

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レモン日記

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「レモンのビニールハウス栽培」です。うちのレモン栽培は50mビニールハウス内に防草シートを敷き、その上に60リットルの大型ポットを並べてレモンを植えて管理している場所と露地に直植えしている場所があり、今回はビニールハウス栽培で困っている話をしていきます。要は個人的に思ったビニールハウス栽培のデメリットですね。

とりあえず、こちらが2025年10月下旬現在のレモンハウスです。

たくさんの雑草が伸びてレモンを栽培しているのか雑草を育てているのかわからない状態です。

通路として開けていた部分にも雑草が伸び切ってしまいとても歩きにくい状況となっています。

草むしり自体は地面に防草シートを敷いていることにより、すぐに雑草を引き剥がせるため地面に根っこを張っている時と比べて労力はマシですが量が多いためここから一掃するのは一苦労です。

当初は防草シート上には雑草が生えていなかったのですが、レモンを植えている大型ポットから雑草が生えそれを抜く過程で土が下に落ちてしまい、こぼれた土に雑草が生えるようになってしまいました。

草丈が低い雑草だけであればまだ良かったのですがアサガオやヤブカラシなどのツル系雑草があるとレモンに巻き付いて悲惨なことになっています。又、しっかりした硬めの雑草は吸水ホースを押し上げて固定部から抜けてしまうこともしばしば起こっています。

ビニールハウス内には自動で水やりできるための設備を導入しており大元の50mホースとそこから枝分かれするようにそれぞれの鉢へ向かう細い吸水ホースを取り付けています。雑草が伸びる過程で細い吸水ホースが外れてしまい鉢に水が届かず枯れてしまうことが起こっています。

AIに今回の件で何か解決策はないか聞いてみましたが、「除草剤を使って防草シート上の雑草を枯らす」「種の発芽を防止するため透明ポリフィルムなどで太陽光熱処理をする」「雑草が伸び切る前にこまめに雑草を抜く」という回答しか得られませんでした。

こういう時は個人農家のパワー不足を実感してしまいます。人数がいれば定期的に草むしりの作業ができますがどうしても作業に優先順位をつけると果樹エリアの草むしりは後回しになってしまいます。理由としては果樹部門は利益があまり出ていないためです。

同じビニールハウス栽培で比較すると、うちのアスパラガス部門とレモン部門では天と地ほど収入に差が出ています。アスパラガスは適切な管理をすれば驚くほど収穫できて2月ごろから8月ごろまで長期間の収入の柱になっていますがレモンは10月ごろのグリーンレモンか1月ごろのレモンで収穫して終わりです。

手間暇や肥料代などに関して言えばレモンの方が楽ですがビニールハウスの修繕費用を加味するとほとんど利益は残りません。今思えばレモンは露地でも良かったかも・・・と思い始めています(笑)

まとめるとレモンハウスの管理をうまいこと行えなかったため雑草が伸び切ってしまいました。レモンや柑橘類のビニールハウス栽培を検討している方がいれば、ハウス内の雑草対策を考えた方がいいかもしれないです。

個人的に考えるビニールハウス栽培のメリットは一番の敵と言えるアゲハ蝶の襲来を防げることかと思います。ハウスにネットを取り付けて覆ったらアゲハ蝶は物理的に侵入できません。葉っぱの食害が激減して生育が良くなると思います。

他にはレモンの棘による果実や葉っぱの傷みを防止できることも大きいです。露地栽培のレモンは天候の影響を大きく受けるため棘によって果実に傷ができることが多いです。こまめな棘切りで防げますが、この作業も結構大変です。

一方のデメリットは雑草との戦いが一番かもしれません。50mのビニールハウスと聞けば広いと思えますが収量を上げるため効率的に鉢を並べると思っていたよりも混み合います。当然ながら草刈機などは使えず手作業での草むしりが基本となります。思い切って除草剤を使うこともアリかもしれませんが鉢から土が落ちると再び雑草が生えるのでイタチごっこです。

吸水ホースを使う場合は雑草によりホースが抜けないように注意することも必要です。

さて、今回はレモンハウス内の雑草をリセットするべく時間を確保して草むしりを行いました。

最初にも書きましたが防草シートを敷いていたおかげで簡単に雑草を引き抜けたため50mハウスの草むしりが休憩をとりつつトータル5時間から6時間ほどで終わりました。

今回ハウス内は綺麗になりましたが雑草の種がたくさん残っているため春から再び雑草が伸び始めるのは確定していますので覚悟しておきます。

このビニールハウスから出した雑草たちは隣の果樹園に雑草マルチとして使っています。

雑草マルチは賛否両論ありますが私はメリットが大きいと感じたためよく使っています。

人の数だけやり方はある。正解か不正解かは考えず、まずはやってみる精神でがんばります。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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