アスパラ農家に夏休みってあるの?|お盆シーズンの過ごし方とは

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アスパラ日記

こんにちは!管理人のすのうです。

今回のテーマは「夏休み」です。世間的にこの記事を書いている8月中旬は夏休みシーズンです。特に会社員の方はお盆の休暇で長期的な休みになることが多いですね。

そんな夏休みシーズンですが、アスパラ農家は休めるのか!?そんな内容を記事にしていきます。(もふもふ農園の場合を紹介します。)

サブさんはお盆休みの間、たくさんおやつを食べてたくさん寝て元気モリモリです。

サブローCEO
サブローCEO

アスパラ農家の夏休み、教えてもらおうか。

アスパラ農家の夏休み

アスパラ栽培に興味のある方、アスパラ農家になろうと思っている方…すいません。結論から言うと、アスパラ農家に夏休みはありません(笑)

私は会社から長期間のお盆休みを頂きましたが、全てアスパラ収穫の応援に入りました。アスパラは収穫せず放置していると木になろうとします。お盆休みが欲しいから1週間アスパラ収穫を休むと…あっという間にアスパラは木になって新しいアスパラは出てこなくなります。

1日収穫を忘れたアスパラはとても伸びます(笑)気温や湿度、かん水(水やり)の状態によりますが1日で14㎝ほど伸びます。収穫をやめるとアスパラは木になります。

これは、あくまでも「もふもふ農園のアスパラ農家」の話であてはまらない場合もあると思います。ちなみにアスパラの春芽(春アスパラ)しか収穫しない栽培スタイルなら休みもしっかりとれます。うちのような春~秋まで収穫する「長期どり」スタイルの場合、夏休みシーズンも収穫があるため休みはありません。

アスパラを収穫し続ける必要性

本当にアスパラ農家に夏休みはないのでしょうか?先ほどの春芽どりのような場合を除けば基本的に休みはありませんが、単純にお盆休みが欲しいタイミングで収穫をやめれば長期的な休みが確保できます。(当然ですね(笑))

ちなみに「もふもふ農園」では9月頃、長くて10月上旬までアスパラ収穫を行っています。理由としては収入が得られるからです。

夏休みやお盆シーズンは休みの人が多い。つまり売り上げアップが狙える稼ぎ時です。収穫をやめて休みにすれば楽ですが収入はなくなります。仮に1日1万円の収入を得られていた場合、10日休めば10万円を得る機会とその後のアスパラ収穫の収入が減少します。アスパラの状態を見極めながらになりますが、収穫できるところまでは収穫して収入を得る。これが良いと思います。

※うちの収穫できるアスパラハウス14棟のうち7棟はお盆で収穫をやめ、完全に立茎しています。特に植え付けから30年以上の古株は力がなく、弱ってきたと感じるため収穫を終了しました。(立茎とはアスパラを収穫せず木にすることです。)

ライバルが減ってくる

夏場は気温も高く、ビニールハウス内は灼熱です。晴れた日は40℃を余裕で超します。そんな中、収穫するのは大変でとても苦しいです。そのため収穫時間帯を早朝と夕方に限定して作業しますが、早朝出荷では朝早くに起きる必要があります。

夏場は朝4:30頃に起床して明るくなってきたら収穫開始です。お盆でも変わらず早起きです。

せっかくのお盆休み…ゆっくり寝たいものですが、つーさんは毎日4:30頃から起きてアスパラ収穫に向かいました。

お盆ぐらい休みたい…そんな思いがあるためかこの時期を境にしてライバルが減ってきます。一概に、休みたいからここで収穫をやめるとの理由だけでなく早晩性(早くから収穫できる早生や遅くまで収穫できる晩生など)による収穫減少、アスパラ株が弱ってくることによる収穫収量など様々な要因があります。

ライバルが減ってくるとうちのアスパラを買ってくれる人が増えますので、つーさんは毎年ギリギリまで収穫を続けます。本人は「アスパラを欲しいと言ってくれる人がいるから収穫する!」と言っています。

お盆シーズンのアスパラ収穫

私は8月中旬のお盆シーズン全てもふもふ農園での研修(アスパラ収穫)を行いました。お盆シーズンと言ってもやることは変わらず1日2回のアスパラ収穫と直売所への出荷をしました。

研修時間としては1日あたり5:00~8:30と16:00~17:30の計5時間ほどです。+αとしてハウス補修や梨の収穫をしましたが、基本は1日5時間ほどです。私にとって空いた時間が夏休みですね。

台風による強風でビニールが破れて大変でした。台風シーズンはハウス補修も行うため忙しくなります。

又、アスパラ専属の農家ではなく複合経営している場合は他の作物も見る必要があり、更に忙しくなりますね。うちでは8月9月は梨の収穫と重なります。

1日全てを農業に費やすわけではありませんが、まとまった休みをとるのは難しいです。

まとめ

アスパラ農家で夏休みは少し難しいと思います。収穫をやめるか、1日ほどの短期で休みをとるか、もしくは何人かで経営している場合に交代で夏休みをとるか、そのあたりになります。

もふもふ農園のように少人数(ほぼつーさん1人)で経営している場合は休みを取りにくいです。特にアスパラは毎日収穫する野菜ですのでそこを理解してスケジュールを立てましょう。収穫を終了したらやることは少なくなり、まとまった休みもとりやすくなります。春~秋に頑張って、冬は休む!それがもふもふ農園のアスパラ栽培です。

つーさん
つーさん

冬は柑橘となばな。

もふもふ農園では冬に収入を確保するため「柑橘類」と「なばな」を栽培しています。春~冬までやることがたくさんです。つーさんは1年のうち365日全て農作業しているのでは…と思うときがあります。

できる限り負担を軽減するため私が研修で手伝いをしますが、つーさんは空いた時間で別の作業をします(笑)

すのう
すのう

いや、休めよ。

働き者のつーさんです。最後に少し脱線しましたが、アスパラ農家の夏休みを考えた記事でした。

今回も最後まで読んでいただき感謝です。

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